僕は去年の今頃はスコア120台のゴルファーでした。
たまに113とかで喜んでいたレベル。
1ホールでもパーが取れたら奇跡、ボギーですら圧倒的幸運みたいなゴルファーでした。
最近は90台がアベレージで、直近も96、93、92と100切りができています。
90もきってないのにエラソーなこと言うな!と怒られてしまうのは承知です。
もちろん現在は90切りのための練習や知識習得を行っています。
100を切る、ということは総合力、つまりゴルフの偏差値が一定以上になったことを意味していると思います。
ティーショット、アイアンショット、アプローチ、パッティング、コースマネジメント…どれかが欠けても100はきれません。
全体の技術が底上げできないと、どこかで大叩きホールを作ってしまいますし
どこかが突出したからといってそれだけで切れるものではありません。
大きなミスを全ショットで作らない、これが100を切るためのエッセンスとなります。
こう書いてしまうと、やはり100切りは難しいのか…と意気消沈してしまう方もいらっしゃるかと思います。
確かに、難しいです。
簡単とは言いません。
全ゴルファーのほとんとが100も切れずに引退するという記事もあります。
さて、そんな100切りには正しい知識習得から、練習や実践が必要ですが、そのための第一歩をご紹介します。
それはグリップの交換を自分でやることです。
えっ技術とか知識関係なくね?と思われたかと思います。
だからこその第一歩なのです。
まず、ゴルフが上達しない人というのは練習しません。
じゃなぜ練習しないのかというと、ゴルフにあまりハマっていないからです。
これはいくら言葉で繕っても、やってない=ハマってないのです。
だいたい、ゴルフの練習なんていうものはハマってなきゃできません。
練習場は遠いし、練習代もかかるし、まとまった時間もいるし、家でユーチューブ見てた方がラクだし…と理由は無限に湧いてきます。
それに対して、ゴルフの練習に行く人は、単純にハマっているからなんですね。
では、どうやって最初にハマればいいのか?
僕はそれを自分でグリップを交換することだと思います。
少なくとも僕はこれでスイッチが入って、ハマりました。
そのメカニズムを説明します。
中古クラブのグリップはミイラ化している
まず初心者は新品のアイアンセットなど買いません。
最初は先輩や親のおさがりをもらったり、中古ショップで適当に買うかです。
新品のアイアンセットなど10万円以上の買い物ですからね。
ドライバーだって新品は8万円とかするしウェッジ・フェアウェイウッド・ユーティリティ・パターなんやかんやも揃えるとなると中古かお下がりです。
そんな中でコースで使用頻度が高いアイアンセット。
これのグリップをチェックしてみましょう。
カタくなっていると思います。
ゴム素材ですから、新品は弾力があります。
中古クラブでそれなりの値段(3万円前後)で買えるものですから、発売から5年以上は経っているでしょう。
それを入手してからどれくらい経っていますでしょうか。
ちなみに僕が最初にグリップ交換したときは5年落ちモデルに自分の所有がプラス2年でしたから、合計7年ものですね。
当然、純正のグリップでしたから一回も交換されていないことはほぼ確定です。
ツルッツルでカタかったですね
こういうグリップは滑るので無意識にグリップ圧が強くなりますし、右手を使いやすくなってしまいます。
右手の親指や人差し指にマメができる人はこれが原因の一つです。
また僕は結構中古クラブをお店に見に行っているのですが、だいたいのクラブは純正グリップです。
交換してる人って以外と少ないんですね。
たま〜に純正じゃないグリップ(高いやつ)が挿さっていると、前の持ち主は気合入ってた人なんだなとわかります。
周りのオジさんたちを見ていると、交換しないのが普通なんだとわかります。
100以上叩くオジさんはツルツルのグリップでやっていることが多いです。
(ツアーベルベット(グリップ)にツヤがあって、右手親指が当たるあたりがえぐれて凹んでいる…汗)
さてグリップ交換はグリップ力が向上し、従ってグリップ圧も下がり右手の力みが減るということで技術的にも良いのですが、
僕が思うに、グリップ交換は
そのクラブを本当に自分のものにするという儀式だと思うのです。
この儀式が終わっていないと、クラブはいつまで経ってもお客さんです。身内じゃないんです。
自分の手で、古いグリップを剥ぎ取って、シャフトをキレイに拭きあげて、テープを貼り、新しいグリップを差し込んで位置を微調整し、乾かす…
この一連の行為を、儀式を行うことで、そのクラブは本当に自分のクラブとなるのです。
いわゆる愛着ですね。
ただのお客さんだったクラブが、儀式を終えると頼れる相棒になります。
自分の手で行うというのがポイントです。
最初からお店にお願いしないこと!
グリップ代込みで1万円くらいで済んでしまいますが、
お金云々ではなく、自分の手で儀式を行うことが大切です。
こうして自分の手で再生させたクラブというのは愛着がわきますし、そんなクラブを眺めていると、練習に行きたくなってくるはずです。
おっと、溶剤が揮発するまで丸1日は感想させましょうね。
乾燥が不十分だとねじれたり抜けたりします。
こうして愛着のアイアンセットが手に入ったら、徐々にゴルフにハマっていくことでしょう。
車輪は動き始めが一番、チカラが必要です。
その初動がグリップ交換であります。
グリップの種類も多いし、値段も違うし、どうしたらいいかわかんないよ!という人はまずは安心と実績の「ツアーベルベット」に自分で交換してみましょう!
既にツアーベルベット系が挿さっていたとしても、新
品のツアーベルベットの感触を味わえば、いかに古いグリップがカタいか実感できるはずです。
僕はそこからさらに踏み込んで「CP2 PRO」を愛用しています。
グリップの種類を語り出すと長くなりすぎてしまうので今回はこの辺で。
ゴルフにハマりたいならまずグリップ交換の儀式!
終
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