英雄王から学ぶ、生き方

ライフハック

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↑英雄王ギルガメッシュ先生。

Fateシリーズのボスである彼だが、僕はZeroでの彼の深い哲学に感動した。遡ること10年も前になる。分厚いFate/Zeroが全4巻組で発売された。当時僕は大学生になりたてで、飲み会とバイトに忙しい毎日だった。

頭カラッポ系男子大学生だったが、英雄王の言葉は深く感じ入るものがあった。それを本記事では共有する。なお、アニメ化されてますます見やすくなったのはファンとして嬉しい限りである。

言峰綺礼くん(当時20代)は、自分の人生ってなんの為にあるのかなと迷っていたところ、よくわからない内に戦いに参加させられることになった。その中で英雄王と出会う。そんな綺礼くんに対し、英雄王は「各ライバル達の願いを調べてみろ」と言う。

綺礼くんは「は?なんで私がそんなことでやらなきゃならねーんだ?」と文句を言うが、英雄王に「まぁまぁ、やってみてくれや。そして俺に語り聞かせてくれ」と丸め込まれる。しぶしぶ調査し、レポートを英雄王に口頭で説明する。

そして英雄王は言う。

「自覚がなくとも、魂というものは本能的に愉悦を追い求める。

そういう心の動きは、興味、関心として表に表れる。

お前が見聞きし理解した事柄を、お前の口から語らせたことには、既に充分な意味があるのだ。

 

最も多くの言葉を尽くして語った部分が、つまりはお前の「興味」を惹きつけた出来事に他ならぬ」

(引用終わり)

何という説得力のある言葉なんだろうか。

それ以来、僕もこれを重視するようになった。無意識な行動・言動にこそ、自分の興味関心は表れる。

例えば「好きな食べ物は何ですか?」と聞かれたら、うーーんと考えて、トンカツとか、焼肉とか、無難なものを言いがちだ。しかし普段から無自覚に選んでいたものが、本当に好きなものなのだ。本当にトンカツかもしれないが、実は牛丼を食べる方が多いかもしれない。

もしくはお金の使い方にも、個人の趣向は表れる。家賃や光熱費は除いた、食費や交際費を含んだ可処分所得の振り分けを冷静に記録をとってみると、自分が何に関心を持ち、お金を使っているかわかる。洋服かもしれないし、飲み代かもしれないし、ゴルフ代かもしれない。

また同じく、時間の使い道も無自覚な関心に吸い寄せられていく。スマホでネットブラウズする…その時、自分はどんなページにアクセスしているのか。履歴をみてみる。サッカーについてかもしれないし、美容についてかもしれない。モンハンかもしれないし、ゴルフかもしれない。

自分が把握している興味関心は、いい。自覚していない興味関心こそが重要だと英雄王は教えてくれる。

さらに、この無自覚な興味関心というのは、無自覚ゆえに自分の本質を映し出す。
英雄王はこう言う。

「無意味さの忘却、苦にならぬ徒労。

すなわち紛れもなく遊興だ。

祝えよ綺礼。お前はついに娯楽の何たるかを理解したのだ」

(引用終わり)

無意味さの忘却、苦にならぬ徒労。

これを皆、何かしらでやっている。これが「夢中」というやつだ。「努力は夢中に勝てない」の夢中だ。この夢中を突き詰めていった先に、幸せがある。そう英雄王は言う。

僕が無意識にゴルフの情報をスマホで調べ、動画を見て、平日にも練習場に行く…ゴルフなんて、球を打って穴に入れるだけの遊びだ。僕はプロでもないので、何の生産性もない。

しかも1回行くのに2万くらいかかるし、道具も何万もかかる(こだわると)。でも僕はこれらを無意味だとか、苦労だなんて感じていない。でも、ゴルフに関心がない人にとっては頭オカシイと思う。僕はハロウィンで仮装するのがなぜ楽しいのか、わからない。

これこそが、無意味さの忘却、苦にならない徒労なのだ。

さらに英雄王の講義は続く。

「求めるところを為すがいい。

それこそが娯楽の本道だ。

そして娯楽は愉悦を導き、愉悦は幸福のありかを指し示す

(引用終わり)

自分が無意識に使っている時間・お金は、無自覚に向けている興味関心の正体だ。それこそが自分が真に求めていることなのだ。それを我慢せずに思いっきりやる。

それが自身にとって最も楽しい娯楽であり、愉悦につながる。そして、愉悦で自分の人生の残り時間を塗りつぶしていくことが、幸福なのだということ。

そして英雄王はこのように忠告もしている。

「自覚ある興味、関心はただの執着に過ぎぬ」

これは、具体的には「やらなきゃいけない」と思っている事だ。例えば「英会話ができるようになればキャリアアップできるから、時間とお金を使おう」というようなものだ。これは無自覚な関心ではない。夢中になれない。努力が必要だ。こういうものは、実は幸せに結びつかないぞと英雄王は言っているのだ。

そうして、僕は自分の棚卸しをやってみた。

先述のように、僕はゴルフにハマっている。今は自覚できているが、これはかつて、何に時間とお金を使っているかを洗い出した為に自覚できたことだ。そして僕はこの自覚をして、自分に素直に従おうと思っている。僕にとっての「無意味さの忘却、苦にならぬ徒労」はゴルフだった。

そして今こうして、ブログを書いているが、これも苦にならぬ徒労だ。

夢中になれるから、上達する。上達するから、良いものが作れる、発信できる。好きこそ物の上手なれという。

今、活躍している人たちはこのパターンが多いように思う。自分の関心に合わないことをムリヤリにやって成功した人はいないのではないだろうか。最初は無自覚なものだったはずだ。

それにいかに気づいて、伸ばしていくか…

それが自分の人生という膨大な残り時間を、楽しい幸せな時間で塗りつぶす方法かと思う。

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