昨年、同じタイトルの記事を書いていた。
壁掛けカレンダー不要論(2018.12.11)
(記事の末尾にもリンク貼っておきます)
グーグルアナリティクスによると、12月に入ってこの記事に多くの検索流入がたどり着いていたので、みんな同じようなこと思っているんだなぁと、しみじみした。
なんだか嬉しくなったので2019年verを書いてみる。
マジメに配った結果
僕は現職に就いて5年目。これまで4回の年末を迎えている。初年度のカレンダー配りは、ガチった。先輩にリストを渡され、ここは1本、こっちは2本、こことここは4本…など、お客様の重要度に合わせて、本数が決まっていた。壁掛けカレンダーは結構かさばるから、持ち歩くのが大変だが、毎年配っているのであれば、僕の代で途絶えさせるわけにはいくまい、と思い、マジメに配った。
トレード的に、お客様のカレンダーも貰った。そのため、自社のカレンダーを渡しても、手ぶらで帰ることができない。その辺に捨てるわけにもいかず、会社に持ち帰ることになる。持ち帰ったカレンダーは、12月下旬に、一般社員に開放されて「ご自由にお取りください」となる。
冷静に考えて、飾れない
さて…このように配り・配られたカレンダーであるが、僕は自社のカレンダーを外で目撃したことはない。というか、どこの会社も、自社のカレンダーを飾っている。考えたら、当然であろう。取引先のカレンダーを飾ったら、その会社と太い関係であることを公言しているようなものだ。しかも自社のオリジナルがあるのなら、わざわざ他社のを使う必要はほぼない。
応接室と、執務室にそれぞれ1つずつあればいい。
ということは、どんなに多くても1社あたり、5〜6箇所くらいしか壁掛けカレンダーを配置する場所はない。そのため、よほど良いカレンダーでなければ飾られることはない…というか、我が社では、自社のカレンダー100%である。
取引先の応接室を見ても、まぁ90%は自社のカレンダーである。たま〜に、関連会社や親会社のもの。取引先のをわざわざ使っているところはない。
前回の記事でも書いたが、やはりこのカレンダーのトレードによって、絆が深まるとか、溝ができるという効果は見受けられない。それよりもゴルフコンペに協賛してくれなかったとかの方がよっぽど効く。ダメージが大きい。カレンダー配るくらいなら、コンペに協賛した方が絶対にいいと思う。
社員も持って帰らない
そして余ったカレンダーたちは年末に「ご自由にお取りください」となるのだが、これも減らない。まず自社のカレンダーがあるからだ。そして多数ある他社のカレンダーを見てみても、
- 自然の写真
- 花の写真
- 絵画の写真
- 数字だけ(余白が少ない)
など、なんとも無難で面白くない物ばかりで、あえて使いたいなと思う物がない。また、ケチっている会社はカレンダーの枚数を減らすために2ヶ月で1ページなどとして、数字が小さい。これはますます人気がない。
もはやカレンダーというよりも、壁に飾る絵のような位置付けなのかもしれないが…
スゴいカレンダーたち
僕がこれまで見てきた中で、スゴいカレンダーをいくつか紹介しよう。
・ガチの布の巻物
サイズは40cm四方くらいだった。上下には木の棒が付いていて、巻物のように巻けた。干支が描かれており、その1枚で12ヶ月が記載されていた。すごい。
これはインテリアになるレベルだった。が、最後まで売れ残っていた…
・巨大な不織布カレンダー
人間の半身くらいある。かなり大きく、1年分が記載されている。もはやポスター。
絵柄は様々だが、あまり複雑な絵は難しいようで、マンガみたいな絵柄のみであった。紙とは違う質感で面白かったが、やはり引き取り手はいない。でかいからね。
他のグッズは?
このように、壁掛けカレンダーは毎年、自社のも、他社のもすごく余る。そして…捨てている。ちなみに、僕は自宅の壁掛けカレンダーは、ゴルフ場でもらえるカレンダーを毎年使っているので自社のカレンダーすら使っていない。
そんなもんなのだ。
一方で、卓上カレンダーは人の数だけ必要だから、毎年オファーが来るほどファンがいる。そして毎年足りなくなる。壁掛けカレンダーを半減して、卓上カレンダーを増やせばいいのに、と思うのだが…
僕が思うに、今やスマホやPCでスケジュール管理をしているのだから、壁掛けカレンダーなどもうやめて、他のアメニティを配れば良い。
今までもらった中で良かったのは
- 複数色のフリクションボールペン
- ふせんセット
この辺だろうか。意外と少ないな。
闇の任務
さて、そんな調子だから、カレンダーを配るのをめんどくさがる営業マンも多い。そして毎年、数十枚単位で壁掛けカレンダーが余る。こんなに余らせて無駄にしていることが社長にバレたらやばい!ということで僕は毎年、これらを秘密裏に処分する任務が与えられる。
一気に処分するのは目立つし普通に大変なので、僕は去年から、毎日少しずつ余分に持ち帰って、家で処分する作戦に出ている。少しずつ刻んで、処理していくのがコツだ。
全く意味不明だが、2019年のカレンダー殲滅行為は順調です。
2018年ver(無料ブログ時代の記事で、今よりも技術が劣る、懐かしさを感じる記事)
→壁掛けカレンダー不要論(2018.12.11)
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