前回に続き、いよいよ2019年…と思ったが、
その前に白熱教室へのめり込んでいった経緯を書いておかねばなるまい。
まだ2018年7月です。
2018年7月 ヘソクリの行方は
勇気を出して購入した白熱教室「オナ禁編」でその内容の濃さを知り、少なからぬ期待を込めて購入した「足立先生編(2018)」。
僕が抱いていた心配、
「もしかしたら、ただの情報商材では?」は見事に取り越し苦労となった。
しかも内容は予想以上に素晴らしかった。足立先生の講義はとても勉強になったし、ブログ運営に関する聖帝のスタンスを聴くことができたから。
ここでようやく、僕は聖帝サウザー氏を信じようと、いや信じたいと思い始めた。
もしかしたら、この人は他のインフルエンサー()とは違うのかもしれない、答えを与えてくれる人なのかもしれない。
疑い深い野良猫だった僕は少しずつ、聖帝を信じ始めていた。
僕は小遣い制とまではいかないが、貯金額を妻と共有していたこともあり、あまり大きな金額を一気に動かせなかった。
だから…まぁ、いわゆる”ヘソクリ”を全部(ゆうても8万円)白熱教室に突っ込んだ。
その様子は「サウザー白熱教室 怒涛の大人買い」という2018年7月31日の記事の通り、まさに怒涛の爆買いをした。当時は「マスターゴッホ編」が最新作であり、それまでの既刊の大部分を購入したことになる。
当時の虎の子のヘソクリ、8万円。僕が自由に動かせるお金のすべて。
それを新しいゴルフクラブを買うわけでもなく、ゲームを買うわけでもなく、旨いものを食べるのでもなく…
すべて白熱教室に突っ込んだ。
それは一種の祈りだったのかもしれない。
このうだつの上がらない状況を、打破するヒントが欲しい。
我流で行き詰まったこの暗い迷路の、篝火になってくれないか。
そして他のインフルエンサーのように…僕をガッカリさせてくれないでほしい。
そんなふうに祈るように、希うように、白熱教室シリーズを聴き進めていった。
購入順は、記録に残っていた。
- オナ禁編(白熱教室リトル)
- 足立先生(2018)
- マスターゴッホ編
- yuuさん(ツイキャス)※現在は廃盤
- Kaiさん編
- あべしさん編
- 筋トレ編
- クラトロさん編
- スーパーサイヤ人さん編
- 公家シンジさん編
- 街コン編
- yuuさん編
- サビ残回収編
- クラトロさん編
僕の祈りは、杞憂に終わった。
聖帝サウザー氏の無料コンテンツ「サウザーラジオ」と、有料コンテンツ「白熱教室」は見事に、僕の道標となってくれた。
僕はそれ以来、騙されたりガッカリすることなく、丸2年聖帝にまみれ続けている。
白熱教室レビュー記事、開始
僕は白熱教室が本当に良い物だと思った。なので、ネットで検索してみた。
「サウザー」「白熱教室」
検索しても、あまりかからなかった。
「白熱教室」のキーワードで引っ張られて、マイケル・サンデル教授に関するページばかりが表示されていた。
なんで誰も感想を書いてないんだ?
こんなにすごい、有用なコンテンツなのに!
この良さを、もっと広めたい。
いや広めなければ!
そんな使命感に突き動かされ、サウザー白熱教室シリーズの感想文を自分のブログに書き始めた。
最初の記事は「公家シンジさん編」2018年9月3日のことであった。
とはいえ、この頃の僕のブログはmixiの日記みたいなテイストで、文字数も少なかった。というか、正直、当時はあまり文章が”書け”なかった。それでも、なんとかもっと解像度を高く書けないかとチャレンジし続けた結果、徐々に文章を書くことに慣れていった。
2018年内はレビュー記事を7つ書いた。
ノールック購入
そんな中、2018年12月31日をもって、Voicyのサウザーラジオ本編は無期冬眠が発表された。僕は聖帝に出会った2018年6月6日から、毎日欠かさず聴いていた。更新がされないのはとても寂しかった。
しかし、その冬眠とは書籍執筆のための集中期間とのことだったので、決して後ろ向きな冬眠ではなく、前向きな冬眠であった。
そんなサウザーラジオ・ロスを埋めるように、僕は白熱教室シリーズをどんどん買い増していった。
当時の既刊は、全て揃えて、聴き込んだ。僕は車での遠方出張も割とあったし、そもそもゆるふわな仕事なので時間は豊富にあった。
2019年は足立先生Ⅱや加藤ひろゆきさん編など重量級(7本組)もリリースされた。
とうとう1シリーズで1万円を超える重量級クラスになってきた。
しかしもはや躊躇はなかった。
「出たら買う」
紹介文を読むまでもなく、まず買う。
ノールック購入。
この男が作っている物なら信用できる。
それほどに、僕は聖帝サウザー氏を信用するようになっていた。
こういう形のない商品をノールックで購入することは、通常であれば、あり得ない。
それも100円200円のものでもない。
しかもオーディオなんて、買って聴くまで中身がわからない究極の「袋とじ」商品である。
そんな得体の知れないものを、何千円、場合によっては1万円近くのものを、ノールックで買う。
なぜそんなことができるのかといえば―――
毎日のVoicyと、白熱教室シリーズの既刊を聴き込む中で蓄積された、
信用と信頼の心。
それだけが為せる業であったとしか言いようがない。
僕は見たことも会ったこともない人を、初めて信頼した。
聖帝に会いたいか?
僕は聖帝サウザー氏に認知されたいとか、会いたいとかは、当時は思っていなかった。
氏は白熱教室(公家シンジさん編)で、氏の師匠たる藤沢数希先生と会ってみたいか?という問いに「全然思わない」と答えていて、その答えに納得したからだ。
「恋愛工学という”聖書”を書いた人を見たくないのか?」と問われ、聖帝サウザー氏はこう答えた。
「藤沢先生がどんな人でも、僕は構わない。実物に会うことは意味がない。鄧小平の言葉だけど”黒い猫でも白い猫でも、ネズミを取る猫がいい猫だ”という言葉が中国にはある。
恋愛工学でもPUAでもいい。どんな方法でも、セックスできればいい。
だから藤沢先生の実人物に会う意味は特にない。それと…ガッカリしたくない。ショボい人だったら、いやじゃないですか。だから全てを知ろうとは思わない。男と女の関係と同じように。」
だから僕も、別に聖帝サウザー氏ご本人と会う意味はないと思っていた。
勤め人卒業、雇われ人卒業という目標に対してのアプローチを教わっているのであり、その実人物に興味関心を持つことは、逆に幻滅のリスクも孕む。
当然のことだが、僕は聖帝サウザー氏のコンテンツを一方的に受け取って消費しているだけに過ぎない。そのコンテンツを用いて、自分の目標である雇われ人からの脱出を目指している。
その関係で十分じゃないか。
それでも…もし、遠くから見れる機会があるならば。
その時はコッソリ頭を下げよう。
そう思っていた。
ただ白熱教室シリーズとサウザーラジオは、20〜30代の男性諸君に有用なコンテンツであると確信していた僕は、少しでも広められないかと思う一心でブログを書き続けた。その頃は当然サウザー氏ご本人にも認知されておらず、読者も1日10〜20人くらいだったと記憶している。
そしてその閲覧者たちは検索からの流入であることがわかっていた。だから、
「サウザー白熱教室の情報を欲している、かつての僕のような人が、数は少なくても確実にいるんだ」と、その存在に気がついていた。
ブログへのコメントやSNSの反応はなかったものの、
それでも、そのPVの数字は、僕に同志の存在を教えてくれていた。
それが原動力だった。
2019年4月28日 認知される
そんな風に思いながら、白熱教室レビュー記事の更新を続けていたところ、諸事情でyuuさんツイキャス編の廃盤が決定したとの情報が入る。
この白熱教室は、珍しくサウザー氏が酔っ払っているのと、Voicy開始前に収録された貴重な音声であることから「是非みんな廃盤になる前に駆け込んで買え!!!!」という想いでレビュー記事を書いてTwitterで告知した。
それをyuuさんが拾ってくれて、聖帝サウザー氏の視界に入ったのであろう。
僕にとって歴史的な引用RTをしてもらえた。
月末で廃盤決定したyuuさんとの泥酔会談は置いておくとして、素晴らしく的確な白熱教室レビューをしていただき、本当にありがたい。ありがたいとはこのことだ。 https://t.co/l1xbi16f40
— サウザー (@Fist_of_Phoenix) April 28, 2019
もしかしたら、この前からも僕のことは知っていてくれたのかもしれない。
でも公式の場で、絡ませていただいたのはこれが初めてだった。ゴールデンウィーク初日の雨の日に、セブンイレブンの駐車場でこのツイートをスクショしたことを、今でも憶えている。
嬉しくて、嬉しくて、仕方なかった。
そこからは一層、白熱教室レビュー記事への取り組みは加速した。内容に厚みを持たせるために聴き込みと、文章の構成を練ったり推敲に時間をかけたりした。
そんなレビュー記事を聖帝にRTしてもらうことも増えてきて、ますます「低品質な記事は書けねぇ!」と、できる限りの努力をして更新を続けた。
このプロセスが、僕のブログ書きとしてのパワーアップになったことは間違いない。それまでは自分ひとりの戦いだったが、私淑する聖帝の顔に泥を塗るわけにはいくめぇと思う気持ちが、強い原動力となっていた。
無意味さの忘却、苦にならぬ徒労。まさしく夢中で突っ走っていた。
雇われ人仕事がヒマだったことは、大きな加勢になった。
全国セミナー告知
そんな中で、全国セミナーが告知された。
「聖帝サウザー氏、顔出ししちゃうのか!?」と衝撃を受けた。
それまではVoicyファンフェスタなどでもパーテーションで区切られており、顔出しは無し、と聞いていたので、全国セミナー、しかも懇親会なんてやっちゃったら顔バレしちゃうじゃん!!(2018年にも大都市セミナーはやっておられたが)
ていうか会えちゃうじゃん!!
先ほど「会えなくてもいいんです」とか言っていた気持ちは即刻で裏返った。というか御礼を言いに馳せ参じたかった。
そして6月11日の午前1時ごろに「東京セミナー8/3で決定しました。チケット販売開始です」というツイートが出て、タイムリーに通知を見れた僕はソッコーでチケットを確保した。
僕が開いた時は残席37/40だった。
16,800円+懇親会5,000円の2万オーバーだったが、即決だった。ちなみに正午には残席0になっていた。早い。
聖帝に会える。しかも少なからず認知していただいているのであれば、ここは全ての白熱教室のレビュー記事を当日までに書き終えなくてはなるまい!!と一念発起した。
セミナーまでは約50日があったが、まだ書いていない白熱教室のレビューは残9本あった。5日で1本のペースであったが、やり抜いてから聖帝に会おうと決めた。
努力の甲斐あってほぼ完遂しかけた7月末に、なんと新作4シリーズが連投されるという事態が発生した。これはサウザー氏の法人の期末決算滑り込みセールという超レアなセールであった。
- 加藤ひろゆきさん編Ⅱ
- Kazさん転売編
- 0円さんオナ禁編
- 0円さん人生編
リリースは7/24、まさかの8/3セミナーの直前に4本が追加されるという緊急事態。
もう購入と聴くところまででいいか…?と若干ヒヨった。
しかしここまできたなら、なんとか頑張ってみようと自分を奮い立たせた。
全力で何周も聴いて、レビュー書いて、セミナー当日の8/3の午前中に最後の0円さん人生編のレビュー投稿して、セミナーに参加した。
間に合った。
2019年8月3日 東京セミナー
待ちに待った全国セミナーの日(詳細記事はこちら)。
そのセミナーで聖帝は智信仁勇厳という孫氏の兵法で登場する言葉を使っておられた。
勤め人卒業を目指すなら、これを大切にしろと。周りの人が助けてくれるかどうかは、幸運が転がり込んでくるかは、これにかかっていると。劉備玄徳に、関羽が張飛を連れてくるんだと。
そんなことを言うインフルエンサー()はかつて見たことがなかった。
また、聖帝自身も勤め人卒業するためにかなり地道な努力と、泥臭い作業を自分の手でやってきたことが明かされた。そのことは、それまでのVoicyや白熱教室ではあまり明かされてこなかったことだった。
やっぱり、この人はホンモノなんだと思った。
どこかの会社のCEOだとか、年収何千万だとか、フォロワー何十万人だとか、そんなことじゃないんだ。
僕らが目指すのは「勤め人の卒業」。
ただその一点のみ。
そのことが知りたくて集った僕たちに、聖帝は確かな答えを教えてくれた。華々しくある必要はない。鮮烈でなくても構わない。
ただ智信仁勇厳を大切にして、自分の商品作りと、それを見失わぬように、目標と日記を書き続けろと。
そんなふうに、泥臭いんだけどとても有用で地に足のついた方法を、教えてもらった。
繰り返すがこんなことを言うネット上の著名人は誰かいただろうか?少なくとも僕は見たことがなかった。だいたいは見栄えの良い、耳ざわりの良いことや簡単に稼げますと言う銭ゲバだらけではないだろうか。
ダメだ全然終わらん
ここまでで5,300文字。
後編と言いつつも、全然ダメでした。2019の中盤までです。
まだ1年しか、聖帝にまみれてないです。まだ師匠とお呼びする段階にも届いておりませぬ。
紹介文の執筆、白熱教室の収録、その他もろもろ…
次の「最終編」にてなんとか完成させます。
つづく
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