EX勤め人関連の更新報告。
前回の記事テスト3「将器」に続く内容で、今回のテーマは最後の要素「忠」を解説した。
「忠」=一緒に協力してやっていく
「忠」とはその文字だけを読むと「忠義」「忠誠」などの単語が連想され、なんだか昔の武士のような価値観だな…と感じられるかと思う。
もちろんそれは一部で合っているところもあるが、私がいう「忠」とはそのままの意味ではない。
「忠」は、より砕けた言葉に言い換えるならば「一緒に協力してやっていく」になると、私は思う。
三国志でも、日本の戦国時代でも、アーサー王伝説でも、忠義の士は居た。
彼らは君主や義兄弟のために自己の命を顧みない行動をして、結果、命を落としたりしながら伝説となった。
その心の在り方に我々は心打たれるのであるが、ではどうしてそのような気持ちになれるのか?に思いを馳せることは少ない。
そこで私は自身の体験も交え、このことを考察したのだが、それは「一緒に協力してやっていく」の極地であると結論づけた。
君主になるか、それ以外か
君主をやる人間には、非凡な能力とカリスマ性が要る。
これを持つ人は、迷わず自分が君主になったら良い。むしろなるべきだ。というか勝手になってしまうであろう。
しかしそうでない場合、自動的に君主に仕える側になるか、組織に属さず単独でやっていく独立の自営業者ーーひとり親方か三ちゃん企業(父ちゃん母ちゃん婆ちゃん)のような親族だけでやっていく形になるであろう。
この独立自営の方式が取れない場合、残るは組織人となって君主に仕える道であり、世の中の大多数はこの生き方をしている。
さらにその中で、一般の兵隊か、兵隊たちを束ねる指揮官になるかが分かれる。
さらにその指揮官の中でも、すげ替えが効く部隊長(現場で陣頭指揮)と、参謀に分かれる。
部隊長はオイシくない
ここまでの解説の通り、この部隊長とはいわゆる普通の部課長のことで、私は推奨しないし、目指さない。
やることは「草むしり」という日々湧いてくる既存顧客の相手だからだ。
そして「参謀」の仕事とはなんなのか?と言えばそれは「君主と協力してやっていく」が任務だと思う。
もちろん部隊長も君主に協力するのであるが、その働き方は基本的に「指示の実行」である。
大本営から戦術を授けられ、局所的な戦闘に勝利するために頭を使う。
これに対して参謀は「戦略・戦術を君主と一緒に考える」という働きになる。
参謀を目指す
これは私自身がEX勤め人となりその一端を知れるようになったからわかったことなのだが、部隊長の仕事の延長線上に、参謀の仕事はない。
繋がっていない。
なんというか、段が違う。
参謀の仕事は、これからどんな商材を企画するか、どんな顧客を狙うかから始まって、自社の資源が有効利用できるか、足りなければ投資をするのか?などを考える仕事だ。
こうして戦略を決めた後は、設備や用地の確保、人材の探索と登用などを行い戦術を組み立てる。
ここまで読んで頂けたら、参謀の仕事は、部隊長の仕事が延長線上にないことはわかるであろう。
話を戻す。
EX勤め人になるとは、参謀になることとも言い換えられる。
それは独立遊軍の将という形態を取って、一気に引き上げられる。
参謀が裏切る事態は何としても避けねばならない。
ゆえに君主は能力実績が秀でた社員達の中から、参謀候補をジャッジしていくのであるが、その時に注目しているポイントはなんだろうか…と考えた。
そのことを述べたのが本稿「忠(シンクロ率)」である。
記事はこちら
コメント