EX勤め人関連、有料記事の更新報告。
前回までで
- 「自力での新規開拓実績」
- 「個の力:心技体」
まで解説した。
この条件をクリアしたら「デキる営業マン」にはなっている。
しかしながら、兵隊から脱するには不足だ。
せいぜい、多少のワガママが許されるくらいだ。
多少、問題児だが稼いでくる営業、程度にしかならない。
ただやはり、兵隊は兵隊なので雇われの身であるがゆえの不満からは逃れにくい。
その不満とは
- マイクロマネジメントされる
- 雑魚狩りの任務(草むしり)
- 低賃金
この3つだ。
私が提唱するEX勤め人とは「独立遊軍の将」を指す。
さらに具体的にすると、
「新規開拓営業に特化した、部下なし管理職」
である。
ここに到達すると、先述の3つの嫌な要素が減る。
- マイクロマネジメント→されない
- 草むしり→少なくなる
- 低賃金→ある程度は解消される
この状態になると勤め人も苦しゅうなくなる。
ではどうやったらこのポジションに至れるのか?を自身の経験を交えて要素を考えたのがEX勤め人シリーズだ。
因数分解が好き
私は思い返すと、このように条件を因数分解して考えるのが好きな性格だった。
分析と検証が好きなのかもしれない。
言語化されていなかったものを分類して整理して、体系化する作業が好きだ。
雇われ人仕事においても、同じことをよくやっていた。それまで口頭で伝承されてた事柄を、体系化して文書化する作業が好きだった。
その過程で自分の中の理解も整理されるし、また引き継ぎを受ける人もまた、スムーズに受け継ぐことができて、組織全体のためになる。
なんというか、歴史を編纂して後世に伝えるような心境だ。
だからこのEX勤め人についても、若き日の自分に知らせたいという気持ちで取り組んでいく。
「将器」について
さて今回は「将器」についての記事だ。
先述の通り、「デキる営業マン」になってもそれだけでは足りない。
ただこの「デキる営業マン」になったとき、候補者・有資格者となるので、隠しテストが降ってくる。
それが「将器」の有無の確認テストだ。
将器は
- 全体最適の意識
- やさしさ
の2つから成る。
全体最適をなぜ考えられないのか
特に前者「全体最適の意識」はこの字面を読んだだけでは
「あ〜ハイハイ社長目線持てってことね」
と思うかもしれない。
その気持ちはわかる。
そのため今回の有料記事においては全体最適の意識はなぜ身につきにくいのかを解説した。
少しネタバレすると、多くの一般勤め人は「生(き)」のままに、ナチュラルに生きているから、その本能に抗えず自己中心的になってしまう。
その結果として兵隊の運命から逃れられない。
これは劣っているとか、悪徳であるとかいうことではない。
我々が人間である以前に生物・動物だから反射的に発現してしまう特性なのだ。
この特性の存在を知った上で対処しよう、というのが本記事の大意である。
「優しさ」ではなく「やさしさ」
続いて「やさしさ」だが、これも
「あ〜ハイハイ優しい人じゃなきゃいけないよね、他人に優しくした方がいいよね」
と字面だけで理解した気持ちになってしまうかもしれない。わかる。
しかしあえて、私がこの2つ目の要素に
「優しい」という漢字を当てずに
「やさしさ」としたのは、
それは単に「優しくなれ」という意味ではないことを強調したいからだ。
「優しい」は、ともすれば「甘い」につながる。
「甘い」と「やさしい」は違う。
そしていかに独立遊軍の将とはいっても、事務の女性や関連部署、協力業者や代理店といった「まわりの人々」との関係はさすがにゼロにはならない。
むしろ独立遊軍の将は、そういった直属の上下関係がない中で、組織を横断して活動していく。
そういう性質を持つがために「やさしさ」を忘れてはいけないのである。
本記事ではこの「やさしさ」の正体について言及した。
繰り返すが「やさしい」は「甘い」ではない。
次回、「忠」
この次回は最後の要素「忠(シンクロ率)」について説明する。
今回の「将器」を身につけても、実はまだ足りない。
最後の大切な1ピースが満たされているか不明だからだ。
次回はこの最後の1ピース「忠(シンクロ率)」について説明していく。
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