前回の記事「幾星霜がかかっても」には3件のコメントをいただいた。
今回はコメント返し回である。
優しい読者様からのコメント
サイトウユタカ より:
2022年4月28日 11:49 PM (編集)
こんにちは、いつも楽しく拝見しております。商売は難しいですよね…
4年も経つと、ある程度の資本主義での勝ち負けはハッキリしてきますね。心中お察しします。
…でも、経済的に豊かになる事だけが人の生きる道でははいとボクは思います。
正社員でボーナスも出て有給も取れるような職場に勤めているだけでも、大不況の今の時代では充分に勝ち組ではないでしょうか?
人にはそれぞれ向き不向き、得意不得意があると思います。
あまり気に病まず、これからも頑張ってください!!
これに対する僕のコメント返し
ヤコバシ より:
2022年4月29日 1:13 PM (編集)
コメントありがとうございます。
仰る通り、そういう考え方もアリとは思います。
私は今そういう恵まれた環境にあるという自覚もあるので、このまま雇われ人を続けていくルートも、無くはありません。
しかしその道に完全に染まることを、どこかで嫌がり続けている自分もいます。
全てあきらめて、雇われ人の道に染まってイノセント勤め人になれば、このような悩みはなくなるのにな、とも思います。
きっとこれは、聖帝師匠から色々と聞いてしまったが故の不可逆性なのでしょう。
そのため本記事でも書いた通り、私は時間がかかったとしても諦めず続けていく所存です。
もし私がこのブログも閉鎖して、Twitterアカウントも消した時は、諦めたと思っていただけたらと思います。
優しい読者様、はげましのコメント、誠にありがとうございます。
しかしごめんなさい。一点だけいいでしょうか。
僕まだあきらめてないよ…?
なんか「勝ち負けハッキリしちゃったけどドンマイ!」という憐れみを帯びたニュアンスの優しさを感じましたが、ごめんなさい、それはちょっと違う。
僕はまだ勝って(雇われ人卒業)いないけれど、まだ負けてもいないのです。
戦ってすらいないのに「負けちゃったけどドンマイ!」というのは、申し訳ないですがちょっと違うのです。
厳しい読者様からのコメント
サカイ より:
2022年4月29日 2:22 AM (編集)
最近このような言い訳のような記事が増えましたね…
どれだけ御託を並べても、結局は数字をださないと…
恐怖心に勝ちましょう。応援してます
これに対する僕のコメント返し。
ヤコバシ より:
2022年4月29日 1:06 PM (編集)
コメントありがとうございます。
耳が痛いですが、おっしゃる通りと思います。
このような記事を書かなくなった時が本当の終わりかと思いますので、そうならないよう続けていく所存であります。
厳しい読者様からのコメント、大変、大変耳に痛い正論でございました…
「言い訳のような記事」という文字は心に「ドゴォ!」と打撃が入りました。
そう感じるのはこれが図星だと、僕がよくわかっているからです。
まさに図星。クリーンヒット入りました。
「恐怖心に勝て」これも至言だと思います。
結局はそこですよね。
後述しますが、恐れを超えなければ勝負はできない。
ただ残念ながら、僕には蛮勇の特性が少ないようです。
そのため消極的な戦い方に見えてしまうのだと思います。
消極的な戦い方に対して「指導」が入ったと捉えております。
しかし特に方針は変えません。申し訳ないです。
転職した読者様からのコメント
ジロー より:
2022年5月5日 1:40 PM (編集)
こんにちは。
ヤコバシさんのブログ・白熱教室で勉強させていただき、この度リクA経由で、toCの個人営業職から化学系メーカーの法人営業職に転職が決まりました!
ヤコバシさんがお勤めかつ推奨している、『原料』を製造しているわけではなく、未上場四季報にも載っていませんが、ニッチな分野でトップクラスのメーカーです。リクAに公表している経常利益率もかなり良いです。
募集背景は、『社員が高齢化していて後任を探しているから』だそうです。「白熱教室の通りじゃねーか!」と面接中、心の中でツッコんでおりました。本当にありがとうございます。勿論まだスタートラインに立ったばかりでこれからどうなるか分かりませんが、ヤコバシさんは私にとって英雄です。
これに対する僕のコメント返し
ヤコバシ より:
2022年5月6日 11:41 AM (編集)
まずは転職できたとのこと、おめでとうございます!
toC営業は大変だったことでしょう…それに比べると、だいぶ労働環境は改善されるのではないかと思います。
ニッチ分野でトップ、儲かっている、ということであれば何も問題ありません。素晴らしいです。
未上場四季報、原料かどうか、は要素のひとつであって大切なのは「毎月勝手に売れるという商材であるかどうか」、ですのでジローさんの内定先というのは心配ないかと思われます。
そして「若手が少ない」会社こそ、入社後も同年代の人々と競い合うこともなく、マッタリと人間らしい生活ができると思います(ただしおじいちゃん達を介護したり飼い慣らす意識は必要)。
私もこのような活動を通じて、ひとりでも人生を好転できるお手伝いができたと思うと、大変嬉しいです。
また進捗あればコメントいただけたらと思います。
これは素直に嬉しかったです。
僕の活動によって、ひとりでも人生を好転させるお手伝いができたという事実が、とても嬉しいです。
今まで伏せてきましたが、このような報告はすでに数件頂いており、要所要所で僕の活動の励みになって参りました。
ここまでブログやツイッターで細く長く、活動を続けてこれたのは要所要所でこのようなご報告をいただいていたからでした、実は。
そして白熱教室は、2019年に収録したものです。
そのためビフォア・コロナの収録ということにありますが、根底は崩れていません。
今や公的資金の注入がなければガチ倒産してしまうような業種がたくさんある中で、今なお化学メーカーは儲け続けていますし、昨年も今年も強気の値上げをしまくっています。
そこに属するということが雇われ人をしていく上でどれだけのアドバンテージになるか。
今のこの大不況の時代にこそ、やはり私は化学メーカーをお薦めします。
このコメント主様のおっしゃる通り、いよいよ高齢化が限界を迎えており、定年延長した人々もそろそろ65歳のリアルリミットが近づいてきています。
20代の方であれば、その年齢だけで採用される可能性が高いです。
ぜひご検討ください(参考記事リンク最後につけます)。
安西先生の名言
「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」とはスラムダンクの安西先生の名言で、非常にポピュラーな名言である。
バスケットの試合は、あきらめたその瞬間に試合終了であると。
最後まで粘り強く戦えという言葉。
…しかしながら、ヒネクレ者の私はこう思っていた。
「バスケには制限時間があるから、諦めようが何しようが、いずれは試合終了する。
また相手との実力差がありすぎて、大差で負けてて挽回の可能性がないならあきらめるのも致し方ないのではないか」
つまり僕はこの言葉をとても短期的なものと捉えていた。
しかし最近の僕はこの名言を長期的なものに当てはめはじめた。
そう「雇われ人卒業」という遠大な挑戦に対してである。
雇われ人卒業というのは、長期的で遠大な目標・挑戦である。
世の中には数年で達成する聖帝サウザー師匠のような天才もおられるが、僕はそうではないので、どうしても長期戦になる。
この長期戦の中でこそ「あきらめたらそこで試合終了」の概念は生きてくる。
僕には、安定的な化学メーカーに忠勤していくというイノセント勤め人になる道もある。
このような執筆活動をやめて、
サーバー解約してブログ消して
ツイッター消して、
Kindleから電子書籍削除して、
聖帝サウザー師匠に白熱教室の廃番をお願いすれば、
わたくしヤコバシという人格は綺麗サッパリ、この地上から消すことができる。
それをした時こそ、僕が雇われ人卒業をあきらめた証だと思っていただけたらと思う。
まさに「あきらめたらそこで試合終了」なのだ。
脱出ポッドの開発・建造を継続
僕は脱出ポッドが欲しい。
今の雇われ人環境は、正直あまり問題がない。
28歳の頃、僕は「バカの下で働きたくない」と強く思う出来事があった。
夏のあの日、ドトールで怒り狂いながらノートに書いて決意した日がある。
あの日から、数年が経ち、僕が嫌いだったバカ達は定年で消えたり異動で消えたりして、ストレスは激減して今に至る。
それでもあの、かつて味わったストレスが忘れられないし、いつその環境が戻ってくるかもわからない。
だから、僕は絶対に、脱出ポッドを作る。
そう決意していて、その気持ちは今なお熾火のように、胸の奥で熱を帯びている。
ブログが書けない日もある。そんな日はこの火が熱を放ち罪悪感を忘れさせない。
もしイノセント勤め人に戻れたなら。
聖帝サウザー師匠の教えも、何もかも忘れてイノセント勤め人に戻れたなら。
この罪悪感の炎に苛まれることもなくなるのに。
日々、そう思っている。
しかし残念ながら…もう僕はイノセント勤め人には戻れない。
なおこの4年で「貯金」という、仮の、ハリボテ仕様の脱出ポッドは作れた。
2〜3年は耐えられる仕様だ。しかし、そこまでだ。
これではまだまだ不足なので、しっかりした脱出ポッドを作るための情報収集・勉強と実践を続けていく。
僕は聖帝サウザー師匠や、その他の発信者の方々のように剛の者ではない。
慎重で臆病で、蛮勇さもない。
恐怖を乗り越えるための準備が要る性格をしている。それは変えられない。
しかしだからこそ、参考になる人もいるのではないか。そう思って、こうして発信をしている。
今の足場もしっかりさせて、ストレス減らして、来たる時に跳ぶため、準備する。
そういうブログです。
「剛」の方々には申し訳ありませんが、そういうブログです。
参考記事:転職エージェントをオススメする理由
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