システムバインダー・バーチカル式
まず僕が使用している手帳は、システム手帳A6サイズ(ポケットサイズ)で、中のリフィルはバーチカル式を好んで使っている。
バーチカル式を選ぶようになったのは、営業マンをやり始めた次の年からで、もう8年くらいになる。
また、システム手帳バインダーを使っているのは、メモ部分を簡単に換装できるところが気に入っているからだ。
いわゆる普通の製本された手帳は、このメモの部分を1年に1回しか取り替えることができない。
これを「もったいなくてメモ書けない」と感じて、メモすること自体を控えてしまっていた。
また「不要になったメモをいつまでも持っておくのもな、破り捨てたいのにな」と思っていた。
メモをガンガン使いたい、破り捨ててどんどん新しいの入れたい、という僕の希望が叶うのがシステム手帳だった。
なお、メモ部分リフィルは5mm方眼が気に入っている。
一般的な罫線タイプも使ったことはあるが、方眼のほうがタテヨコが整うし、数字のケタもあわせやすい。
また図を描くときにも使いやすい。
サイズについては、僕はA6サイズ(ポケットサイズ)を好んでいる。
バイブルサイズと迷ったが、携帯性を考慮してポケットサイズにした。
大きくて持ち運ぶのが億劫になってしまっては本末転倒だからだ。
時間の家計簿
バーチカル式はリアル仕事の予定を書き込みやすく、視覚的にわかりやすい。
昨年からさらに手帳を活用できないか?と研究を始めた。
きっかけは、聖帝の東京セミナーだった。
そのセミナーの中で
- 5カ年計画目標
- 日記を書くこと
この2つが説かれた。
ちなみに聖帝はバイブルサイズのシステム手帳を使っていた。
それ以来、僕はただの予定表だった手帳を、自分の人生を積極的に塗り替えていくためのツールと認識して、開く回数を増やしていった。
それまで、手帳とは、ただの予定表だったので
- 何月何日 13:00~営業部ミーティング
- 何月何日 10:30~XX工業 XX部長アポ
程度がちょこちょこ書かれていて空白だらけであった。
この聖帝セミナーを境に、もう少し手帳の解像度を上げていく試みが始まった。
その試みとはこのバーチカル式を利用して、時間の家計簿が作ることだ。
色鉛筆で、色を塗り分けていく。
サラリーマン仕事は青、執筆活動は緑、飲み会は赤、読書はオレンジなどだ。
これを一週間行うと、自分が何に時間を使ったのか、視覚的にわかりやすくなる。
また、これに「ヤコバシ流 目標管理術」を組み合わせていった。
加えて、何を食べたかも書くようにした。
オフィスの中でこなす仕事も、漠然と「仕事」とするのではなく、具体的に何をしたのか30分刻みで書くようにした。
すると「この仕事、こんなに手をかける必要なかったんじゃね?」などと思うようになる。
また、無意識に暇をつぶしていると戦国武将のwiki篭りをしてしまうこともあったので、このように記録をとっていくことは大切だ。
オフィスにいる時間だけでなく、帰宅後の時間も記録すると、自分が何に時間を使っているのかを後から見直せる。
「言い訳」記録に気が付く
そうして記録を続けていくと、執筆活動を全然していない週や、遊びすぎている日が多いことに気がつく。
特に最初のほうは、時間の用途を記録するクセがついていないので、後から記録するときに
「アレ?昨日の夜は何したんだっけ?」
と思い出せなかったりする。
そしてよくよく思い出すと、ユーチューブを漫然と見てしまっていたり、目的なきネットサーフィンをしていたり、オカズを探し回った末に散っていたりする。
このように、自分が何に時間を使っているのか?をちゃんと把握するにはやはり記録をとるという習慣付けが必要だ。
そしてなるべく、その記録の解像度を上げていく。
「そんなメンドクセーことできねーよ!」
という人もいるかと思う。
僕もそうだった。
しかしながら、そのように自分の気の向くまま、なんとなく頑張っていても、生産量は上がらない。
そして最初のほうは、そのように時間の家計簿をつけていても、「言い訳」をしたくなってくるのだ。
例えば「皿洗い」「洗濯」「掃除」などの家事関係、必要なものをネットで探したり、調べ物をする行為。
それらをバーチカルのマスに書き込み、仕方なかったと思いたくなる。
しかし、しかしだ。
僕は雇われ人卒業を目指しているのであって、言い訳をする為に記録をとっているのではない。
結局のところ、いかに「執筆」なり「不動産探し」「不動産の勉強」に時間を割けるかが重要な時間の使い方であり、それ以外の時間というのは、阻害要素に過ぎないのだ。
つまり、いかにしてそれらの阻害要因を取り除いていくか?という試みに収斂していく。
生活管理の目標
僕は30歳を過ぎてきた頃から、寝ないのが厳しくなってきた。
睡眠時間削りは、まず朝がツラいし、日中の体調も悪くなりがちだ。
また、睡眠不足だと20~22時あたりのいわゆる「勤め人の放課後」タイムが非常に眠くなり、うたたねしてしまう。
そして24時くらいに起きて、そのまま寝るか、せめてシャワーを浴びて寝るか、になってしまう。
なおこの行動は非常に自己肯定感を下げるし、疲れも結局とれない。
若い頃のように、テキトーな生活習慣をカバーできるだけの体力がなくなってきているのは残念なことだが、仕方がない。
もしくは、テキトーな生活習慣でも、やること(執筆・勉強)自体が少なくて、頭カラッポで生きていたから、成り立っていたのかもしれない。
大変残念だが、もはやテキトーな生活習慣をしながら、執筆や勉強をしていくことは難しいらしい。
執筆や勉強がなければ、その時間を睡眠に充てていけるのだが、それでは雇われ人卒業はできない。
生活習慣を改善し、寝オチを防ぎつつ、時間の使い道を最適化していく努力。
結局のところ、これが雇われ人卒業に必要な行動ではないだろうか。
確かに聖帝師匠は多少のショートカットルート、というか正攻法を最初から教えてくれた。
また、聖帝の盟友の方々も、主に不動産投資の面で、確たる道筋を示してくれた。
それは結局、勉強して、タネ銭を貯めて、良い物件を探して、安く再生して、客付けしていくと。
そのために必要なことはもうシンプルだった。
頭カラッポで生きていた頃は、ある意味幸せだったんだなと気が付いたが、もうそのような人生は歩めない。
今後の方針
これは僕の場合だが、ゆるふわサラリーマン(化学メーカー営業)をしながら地道に貯金していく。
それで物件を買う。
驚くような利回りや、驚くべきボロはやらない。
ノーマルマインドで対応できる、ノーマルな利回り物件の経営を目指す。
これに加えて、自分の商品(電子書籍)を造って売っていく。
今年発売した『キツい営業ラクな営業』は僕が思っていたよりも多くの皆様に買っていただいた。
とはいえ、この書籍の内容は
- 就職を控えた文系学生
- 既にブラック営業職で苦しんでいる営業マン
このどちらかが基本的なお客様となるので、そのマーケットはとても狭い。
それなのに、多くの人が買ってくださって、驚いた。
少しでもお役に立てたらうれしい。
こちらに関しては現在鋭意執筆中の「被購買力」のサイトを完成させて、その内容を編纂して2冊目とする。
それと1冊目を2020年のコロナ後のデータを基に再編して、合算して同人誌的に紙の本にする。
それが当面の僕の目標となる。
この実現のために、まずは「被購買力」サイトを完成させ、電子書籍執筆へ進む。
やることはシンプルで、そのためには元気な時間が大量に必要だ。
元気な時間は、生活習慣で作り出すほかない。
そのために、この手帳の解像度を上げる事によって時間を確保し、体調をコントロールしていく。
編み出し・定着に1年を要した
僕がこのようにして積極的に手帳を活用する管理方法を編み出すのには約1年がかかった。
先述の通り、2019年夏の聖帝セミナー受講から、手帳をいじくり始めた。
しかし、最初は管理がテキトーになってしまったり、管理すべき項目がイマイチ定まっておらず、したがって効果も低かった。
頭カラッポの習慣がなかなか抜けなかった。
管理方法にもテクニックが要ることもわかった。
例えば「1日1記事更新」という目標を立てたとしても、スッカスカの日記でも更新すればそれで目標達成か?と言えば、そうではない。
それをフィードバックしていく中で、目標管理術が生まれて、この手帳解像度アップ法も編み出された。
聖帝師匠も仰っていたが、気力というのは体力が充実していなければ出てこない。
まさにその通りだと思う。
不断の努力を支えるのは、
実は意志の力ではない。
結局は体力の余地、余裕なのだ。
貧すれば鈍する。
「絶ッッ対、寝るし。牡蠣食うし」
これです。実は簡単な事なのです。
個人的に神回。第420話 人はなぜ他責に落ちるのか?恐怖に負けるのか? – 聖帝https://t.co/xYyAz5aPgG#Voicy
— ヤコバシ (@yakobashi01) November 16, 2020
「絶ッッ対、寝るし。牡蠣食うし」
これです。
思考回路を使わないような単純作業ならともかく、中身のある執筆活動をしたり、難しい概念を勉強したり、取り扱うには気力が要る。
この気力は、実は根性とか気合ではなく、脳のもつ体力なのだ。
つまりは、睡眠と栄養と、消費行動(スマホタイム・仕事・オナ禁)。
ここをちゃんとケアしていないのに、気力が湧かないとか、ヤル気がでないとか、三日坊主とかは的外れなのである。
睡眠と栄養で高めた上、消耗行動を減らせば、自ずと効率と内容も上がる。
僕はこの1年間でそれを実体験した。
この記事を読むあなたも、自分の生活にもっとフォーカスしてみてほしい。
- どんな風に時間を使っているのか?
- 何を食べているのか?
- 放課後の時間は何をやっているのか?
- 「やるべきこと」の阻害要因はないか?
スマホの見すぎだったり、飲み会だったり、メンドイお客様との交渉だったり、オナってしまっていたり…
これらは、手帳を詳細に書かないと分析と反省ができない。
言い訳したくなるときもある。
書きたくないときもある。
それでも少しずつ習慣づけていってほしい。
これをいつまで続けるのか…
いつやめれるのかといえば…
それは目標達成したときだけだろう。
僕の場合は雇われ人卒業の、その日まで。
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