「被購買力」ひとまず完結

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営業テクニック

2019年にワードプレスでのブログ作りを覚えて、このブログの他にも

  • 「文系MARCH営業の転職」
  • 「営業は被購買力」

という2つのサイトを作っていた。

「自分が欲しかった情報を書籍化」プロジェクト

これらは自分が20代の時に知りたかった情報を体系的にまとめようと試みたもので、当初は本ブログとあわせて3サイトを同時並行して書いていくという無茶をしていた。

そして1日おきに各サイトをローテーションするなど試みたが、話題が散ってしまうし、まずは「文系で中途半端な学歴の営業マン専門の人は化学メーカーに転職すべし!」ということをいち早く世に知らしめることこそ優先と考え、「文系MARCH営業の転職」に集中を始めた。

ブログの過去記事を確認すると、2019年11月25日に「文系MARCH〜」を完成させていた(日記:新たなる挑戦)。

そこからKindleでの電子書籍化に向け取り組みを始めた。

しかしブログの形式をコピペするだけでは書籍と呼ぶには稚拙すぎる書き方や構成だったので、基本的に骨組みは共通だが、書籍らしくするためにほぼ書き下ろしで3ヶ月書いて2020年3月に、

『キツい営業ラクな営業』を完成させた(『キツい営業ラクな営業』リリースのお知らせ)。

この電子書籍により、化学メーカーがいかに素晴らしいか、ゆるふわ雇われ人をしていくのに適しているかを語ることができた。

ただ、これはコロナ前の情報が主体なので、コロナ後についての分析を新たにしなくてはならないな、と思っているので次回の企画になるだろう(経産省や国税庁公表のデータが出揃うのを待っている:2020年から3年分くらいはデータが欲しい)。

被購買力の歩み

そしてお休みしていた「被購買力」のサイト構築を再開させたのが2020年7月からだった。

およそ15ヶ月のお休みであった。

その後、2020年内に第2章「基礎編」と第3章「強化編」まで書き終える。

2021年に入って第4章「エクストラ技術編」を書き始めるが、雇われ人仕事が急に忙しくなり(原料高騰による値上げ大戦:2回)執筆をサボってしまった。

ゴルフについて書くのに1ヶ月かかり、登山釣りについて書くのに2ヶ月かかり、宴会・接待について書くのに10ヶ月を要した(サボりすぎワロタwww)。

正直この頃は中だるみしていたんだと思う。

もうやめようかな、と思う時もあったけれど、なんとか書き続けて、2022年の2月ごろから隙を見つけては書いて、推敲して、捨てて、書き直して…を繰り返してきた。

第4章エクストラ技術編は、今思えば結構、重たい内容が多かった。

というのも、基礎編や強化編は、並の営業マンになるための技術で正直レベルはそんなに高くない。

それに対して、エクストラ技術編は、僕が最も習得に苦労した部分であり、気がつけば5,000字オーバーの記事になっていたことも多かった。

アレも書かなきゃ、コレも必要だなと思うと、本来は1記事で考えていた部分が3記事になってしまったり、それでも足りなかったりした。ノウハウや注意点が多いから、文量がどうしても増えてしまうのだった。

そうして今年(2022年)5月から個人情報収集・値下げ・社内政治・オッチャンテイマーというノウハウ満載の重たいパートを書き切って、とうとう2022年8月9日に最後の記事「天賦の才」を完成させることができた。

執筆スケジュールの振り返り

まとめるとこんな感じの構築スケジュールだった

2019年2月10日 スタート
(コンスタントに書く)
2019年3月まで:分散を嫌って「文系MARCH」に集中。

(15ヶ月 休止:文系MARCH完成、3月末にKindle化)

2020年7月 革靴・スーツ編で再開
(コンスタントに書く)
2021年1月 強化編まで完了
2021年2月 ゴルフ編
2021年4月 登山・釣り編

(10ヶ月サボる)

2022年2月 接待・飲み編

(2ヶ月サボる)

2022年4月 クルマ編
2022年5・6・7月 重たいパートと戦う
2022年8月9日 「天賦の才」アップ、完結。

平均文字数を比較してみる

2019年2月のスタートから2022年8月までかかっちゃったのかよ、

3年半(42ヶ月)とかどんな大作だよと思ったが、

休止サボり期間を含めると27ヶ月が空白だから、実質的には

42−27=15ヶ月(1年3ヶ月)と考えるとそこまで長期間でもないなと感じた。

ひとつ目の「文系MARCH」のサイト構築は2018年12月末から2019年11月末まで、およそ11ヶ月で、この時は57記事で13万字だった。

今回の「被購買力」は15ヶ月で71記事、22万字オーバーだった。

これを平均化してみた。

文系MARCH:2,280文字/記事、11,818字/月

被購買力:3,098文字/記事、14,666字/月

こうしてみると、力の向上を感じる。こういうの大事(自己肯定感的な意味で)。

「文系MARCH」がデータを引用しての事実の説明が中心、論文のような構成だったのに対して、

「被購買力」はノウハウ・テクニックの集積だからこうなったのだと思う。

被購買力の電子書籍化

そして次は、いよいよこの「被購買力」を電子書籍化していくのだが、さすがに22万字は1冊にすると重すぎるな、と思っている。

通常のビジネス本は8〜10万字/冊ほどの文量とのこと。

ちなみに拙書『キツい営業ラクな営業』は5.3万字だった。

これから、22万字の内容を精査していくのだが、あまり1冊あたりを重くしてしまうと読み疲れると思うし、

価格設定についても22万字、つまりビジネス書2冊分=1,500円×2冊分=3,000円としてしまうと手に取ってもらえなくなるとも思うので、徐々にお試しという意味で3分割して1,000円/冊くらいで発表していけたらと思う。

基礎編で1冊、強化編で1冊、エクストラ技術編で1冊、という感じか。

面白かったら続きも買ってみてね、スタイルで行こうと思う。

(同人誌的な紙の本にするとしたらどうなるんだろと今から憂鬱だ…)

これからまたKindle化するための作業が始まっていく。

渡殿ではなく大聖堂

この情けなき過程を振り返ったのは、自分のため。

なんとか中弛みを乗り越えて完成させたことを記録する日記を残しておきたかった。

実は「被購買力」サイトも、途中からその膨大な情報量を書いていくのが憂鬱になっていた期間もある。

「え、メッチャ書くことあるやん…これ全部いくの?」と何か削れないか考えたが、やはりどれも必要で、削れそうになかった。

しかし、そんなものを一生懸命描いても誰が求めてるのかもわからなかったし、おそらくそんな売れないだろうし…と辞めそうになる瞬間も何度もあった。

正直、やめるのは簡単だった。

被購買力のサイトのドメインを契約解除すれば良いだけだからである。

そしてこのサイトと文系MARCHのサイトも消して、Kindleも消して、ツイッターアカウントも消して、聖帝師匠に白熱教室を廃番にしてくださいとお願いすれば、このヤコバシという人格はネット上から綺麗さっぱり消え失せて、僕はまたイノセント雇われ人に戻ることができた。

しかしそうではなく、なんとか踏みとどまってやり遂げようという気持ちが、サボっている間もずっと、心の奥で熾火のように存在していた。

その熾火の力でなんとか、サボり心で散らばりかける意識を束ね直しながらの執筆活動だったと振り返る。

気の向くままにエッセイを書き連ねて束ねた平面的な「渡殿わたどの(平安貴族の屋敷)」ではなく、

設計図を作って土台から作っていく「大聖堂」を建てていくという大プロジェクトだった。

これを読むあなたも、何かに挑戦していて挫けそうになっていたらこういう奴もいるんだと思ってもらえたら嬉しい。

こうして3年半、頑張ったりサボったりを繰り返しながらも達成できた奴がいると反面教師にしてほしいし、もし今、休止していることがあったらまた走り出そうと思う起爆剤にしてもらえたら幸いだ。

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