エドから学ぶ、生き方(ベネズエラ編)

ライフハック

秘境生活ーーーそれはエド・スタフォード氏が文字通り裸一貫で秘境に降り立ち、10日間のサバイバル生活をする番組。このサバイバル動画は単純に作品としても十分に楽しめるのだが、その中で人生の教訓になるフレーズが散見された。それをまとめているページはないので、僕が作ることにした。興味を持ってくれて、視聴をしてくれたらうれしく思う。

元動画はこちら

【ガチサバイバル】期間限定公開|ザ・秘境生活 (フル) ベネズエラ (ディスカバリーチャンネル)

受け入れる勇気

いきなりだがベネズエラ編も終盤の31:00、エドから人生で重要なメッセージが贈られる。

自然と闘うか

それとも笑って降伏するか

後者の方が ずっと楽です

自然や天候を変えることはできません

受け入れるしかない

……(諦めたようなしみじみとした微笑み)

すると 問題はなくなる

僕はこの言葉を聞いて、サラリーマン生活をまず連想した。僕は常々、会社や上司、お客さんを「野生動物」だと思って接している。会社や上司を、説き伏せて変えることは、若造の僕には決してできない。諦めるなよと言われるかも知れないが、確率は非常に低い。勝算が薄い。そんな効率の悪い賭けに挑むよりも、適応してハックする方が賢いと思うからだ。

全く同じことをエドも言っている。「笑って降伏しよう」と。笑って降伏するのは、決して卑屈な態度ではない。相手の力の強大さを認めた上で、無意味な衝突を避けて適応していく。まさに死中に活を見出すような姿勢だ。諦めていないのだ。

野生動物

僕は20代中盤くらいまで、社会人というのはみんな合理的で、理知的で、分別のあるオトナだと思っていた。でもそんなことはなかった。むしろそういう人は希少で、大半はその辺にいるめんどくさがりで品のない、感情的なオッサンばかりだった。そんなオッサンたちは勉強もしないし、向上心もない。僕が生息している建築業界や化学業界が成熟業界ゆえにそういう土壌になっているとは思うのだが、実態はそんな感じだった。同僚や上司だけでなく、お客さんもそんな感じだから、僕は思考回路が合わなくてとても苦労した。

しかしある時から、そんな彼らを野生動物として見るようになったら、急に楽になった。野生動物に合理的な思考をしろなどとは思わない。ノラ猫にお行儀よくしろと言っても聞くわけがないし、カラスにゴミを散らかすなと説教しても効果はないだ。そんなことをしても、こちらが消耗するだけだし、野生動物は怒って反撃してくることもある。

だから、野生動物は放っておくのが一番なのである。変わらないし、変わろうともしないものは、野生動物と同じだ。日本語が通じ、ヒトの形をしているけれど、こういう野生動物は意外と多い。

自然と闘うな

今一度、エドの言葉を見てみよう。

自然と闘うか

それとも笑って降伏するか

後者の方が ずっと楽です

自然や天候を変えることはできません

受け入れるしかない

すると 問題はなくなる

「自然や天候を変えることはできません」この部分は営業マンならば市場環境や競合とも解釈できる。自分がいる業界、競合。これらは自分一人の力で変えることはできない。それを受け入れないと、いつまでも言い訳をする事になる。「競合が強くて」「値段が合わなくて」と無限に言い訳は湧く。しかしそれでは、前に進めない。その条件は一旦、受け入れようじゃないか。

受け入れた上で、適応する。もしくは、逃げると決めよう。その自然環境が生存に不適なほど大変な環境であるならば、もはや粘る必要はない。「キツイんだ」と受け入れて撤退することも大いにアリだ。もちろん、何でもかんでも逃げれば良いという訳ではないが、かといって自然に逆らい続けて粘るのも賢いとは言えない。砂漠で食べ物は手に入らない。淘汰圧が強くかかっている市場はこういうことなんだ。

このように降伏を選んでも、次の住処を探すという前向きな行動があれば、それは立派な選択と言える。結局、自然の摂理に逆らって闘うからストレスが溜まるのであって、自然か、自然じゃないかが重要だと僕は考えている。

淘汰圧

先述のように、きつい業界、儲かっていない会社というのは、淘汰圧がかかっている状態と考えられる。淘汰圧がかかっているので、放っておいたら淘汰される運命にあるということだ。それは、プロダクトライフサイクルが衰退期に入り、限界にきている場合もあるし、強力な競合が出現して、市場を独占しているから自社がシェアが取れなくなっている場合もある。どちらも、放っておいたら負ける、消える、淘汰される、死ぬ。

ではその原因はなんなのか?と考えてみる。きっとあなたにも思いつくはずだ。

  • 自社の商品には上位互換があるから、そのうちなくなる
  • 競合のA社には品質も価格も負けていて正直勝ち目はない
  • 外国製品が入ってきて、コストがとても太刀打ちできない

これらはプロダクトライフサイクルが限界を迎えていたり、自社に生存するに必要なパワーアップができない・体力がない状態を示している。自然界においては、弱いものは容赦無く死ぬ。淘汰される。そういう自然の法則は、残酷だけれども忘れてはいけない。

エドの言葉は、この淘汰圧に逆らって、無駄な抵抗をするよりも、諦めて受け入れて、うまくいく方法で適応していこう、という意味だ。儲かってない会社なら、諦めよう。やめよう。無理に延命させようと粘ると、その分のストレスはあなたがかぶることになる。死すべき会社を無駄に延命してしまうことは、自然の摂理に逆らう行為だ。

もしあなたが現職をブラックな労働環境だと感じているのなら、淘汰の外圧に抵抗してストレスを溜めて努力しているからだ。その企業の延命の手助けをしてしまっている状態だ。でもそんな努力は実は焼け石に水だ。淘汰圧に負けている企業は遠くない将来、滅びる。それが自然の摂理だ。それに付き合う必要はない。一緒に淘汰される必要はないんだ。

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