こんな自分がみじめで弱くてかわいそうで大きらい

ゴルフ

タイトルは花*花の「さよなら大好きな人」の歌詞である。僕は約2年をかけて、ゴルフを120からベスト89へスコアアップした。その事についてお話しするにはこの歌詞が適切だった。

ゴルフ憂鬱時代

僕は現職に転職してからゴルフを始めた。化学業界はオジサンが多い事もあり、今だにゴルフ人口が多い。勤務先も例外ではなく、エライ人から「ゴルフやれ!」と言われ先輩にショップに連れていかれて中古セットを揃えた。

そんなスタートだったので意欲は全然なく、半年に1回あるコンペが憂鬱で仕方なかった。スコア130いってしまうこともあったし、何よりそんなにミスったり事故ったりしていると進行が遅くなって一緒にプレーしている人に迷惑をかけてしまうのがたまらなく辛かった。焦れば焦るほどミスって、バンカーから出られなくなるのである。手で投げた方が絶対はやい。そんなんだから、毎回ダントツでビリ。周りはまぁ仕方ないよ、始めたばかりだし、とフォローしてくれるけれど、その心遣いが逆に切なくて惨めな気持ちになった。

そんな恥ずかしくツライ思いをした帰りの車中では、次までにはたくさん練習して、せめて迷惑かけないようになろう!と思うのだが、結局また大して練習せずに次のコンペ1週間前になり慌てて練習するも全く意味がない、ということを繰り返していた。

そこで冒頭の歌詞である。

こんな自分が みじめで 弱くて

かわいそうで 大きらい

そんな思いを2年半くらい繰り返していた時に、ターニングポイントがやってきた。

師匠との出会い

僕が営業マンとして定期訪問しているお客さんで、ゴルフガチ勢の人がいた。いわく85平均でたまに79とかも出すような人だった。僕は直近のコンペでダメだった話をして、どうやったら上達できるのか聞いているうちに、じゃあ今度一緒に行こうという事になった。しかも2人で。僕はそれまで社内の人としかプレーしたことがなかったので不安だったが、胸を借りさせてもらおう!と開き直って一緒に行った。

僕のプレーは相変わらずダメダメで120とかだったが、そのお客さんは83で上がった。ドライバーは飛ぶしアイアンは精度高いしアプローチはピンにピタピタ寄るし長めのパットも入れちゃうし、バーディも出るしで驚きの連続だった。ここまでの人のプレーを間近で見たのは初だった。

この日の帰りの車中で「ちゃんと練習して、次回までに腕を上げておけよ!夏にまたやるぞ!」と言われた。思えば、このとき、この帰りの車でスイッチが入ったのだと思う。

スイッチが入った僕は、

  • 毎日パターマットでパット練
  • 3以上のペースで打ちっぱなしへ
  • ネットで情報収集
  • 道具について学ぶ、色々買って試す
  • DVDで勉強
  • ショートコース武者修行(一人で)

半年で50万近く使っていた。急にゴルフに打ち込み始めたので、妻も心配していた。

みじめでかわいそうな自分が嫌で

なぜスイッチが入ったのか。それまで、ゴルフに消極的だった僕が、なぜ180度変われたのか考えた。

まず、みじめで弱くてかわいそうな自分が大きらい、という土台があった。そこに、お手本となる人を間近で見れた。この2つだと思う。そのお客さんは40代で、体格も特別良いわけではない。ぶっちゃけ普通のオジサンだ。だけども、とても上手かった。

そしてお話しを聞くと、田舎に転勤した時にかなり練習して身につけたのだという。そんな人を間近で見たから、僕の心に希望の灯(ともしび)が点いた。

プロゴルファーを間近で見ても、自分からは遠い存在すぎて影響を受けることはない。もはや別の次元だから。そうではなく、リアルに目指すべき目標を身近で見れた、そして次回また一緒に行こうと言ってもらえたから、僕も応えようとしてスイッチが入った。まさにメンターであった。

車輪は回し始めに最も力がいる

こうして練習と勉強を3ヶ月ほど行って、師匠とゴルフへ行った。そのときは110で回れた。まだまだミスは多かったが、かなりの進歩だった。何より、一箇所でハマるということが減って、スムーズな進行ができるようになった。師匠も進歩を喜んでくれて、また秋に行くことになった。

この時期から、進歩を実感できるようになったのでゴルフの勉強と練習は加速していったし、苦にならなくなった。徐々にスコアは上がり、100切れるか切れないかというレベルになった。会社のコンペでもビリだったのが中盤くらいの順位にあがり(ハンデのおかげもあった)、職場でも成長ぶりを褒められるようになった。こうなるとますます力が入る。

そして師匠との出会いから約半年後、12月末に、師匠と2人でラウンドし96というスコアで人生初の100切りを達成できた。師匠には本当に感謝である。

思えば、最初の3ヶ月くらいが一番、精神力を使って練習していたと思う。「やらなきゃ」という気持ちで練習場に通っていた。ここが最もきつかった頃だと思う。だが成果が出始めれば、逆に楽しくなり、頻度は自然に上がった。努力が夢中に変わっていった。

まとめ:コンプレックスは打破できる

まとめると、僕はみじめで弱くてかわいそうな自分が大きらいだった。ゴルフがコンプレックスだった。そんなところに、メンター(師匠)が現れたことでスイッチが入り、コンプレックスを打破することができた。

若い学生時代ならばともかく、社会人になって何年も経った20代後半でこういう体験ができたことは自分にとってとても大きかった。「やればできんじゃん、オレ」という成功体験だ。

コンプレックスは、努力すれば打破できる。コンプレックスから逃げている限り、コンプレックスはなくならない。立ち向かって打破する、打破できることがほとんどなんだ。

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