【感想】サウザー白熱教室 なっちーさん編

※当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています
聖帝白熱教室

サウザー白熱教室レビュー記事。今回は、

パート大家主婦なっちーさんによる不動産大家業『超入門』講義

(noteページに飛びます)

全5回。

本作はサウザーさんが大家のセミナーに本名で出席していた頃からのお知り合いだという、なっちーさんがゲスト。なっちーさんはご本名、舛添菜穂子さんといい、既に著書を2冊出版している著名な不動産投資家だ。著名なのは、「パート」「主婦」という属性からスタートした点が珍しく、その手法は再現性があることから注目されている。そんななっちーさんをお迎えしての白熱教室が本作である。

『超入門』その通り

本作にはわざわざサウザーさんが「超入門」という題目を掲げている。その単語に全く偽りはない。

  • 不動産投資はどんなビジネスモデルなのか?
  • 「利回り」とは?
  • 不動産の買い方は?

というところから解説してくれる。

サウザーさんはご自分でも仰っているが、サウザーさんの独自のやり方(物件に住み込んでひたすらDIYでリフォーム)は推奨しないという。そこに来ると、なっちーさんの手法は再現性があり、大変参考になる。別シリーズの白熱教室「ふんどし王子編」も同じくリフォームの手法は王道的であり、サウザーさんのように真冬の深夜に車をカッ飛ばして物件に入り、寝袋で泊まって翌朝から労働力投入なんてできないよ…と思っている人は一安心する部分でもある。

詳細はネタバレのため、この記事では言及できないが、なるほどオーディオブックだから語れる内容もあるなぁと感心した(出版社が入る書籍では言及できないこともある)。

仲間やメンターの作り方

Vol.2から、サラさんというオブザーバーの方が加わる。サラさんはなっちーさんの教え子だ。そんなサラさんが、不動産投資をしようと思い、ひとまず行動したところ、失敗をしてしまった。「相談できる、マトモな先輩投資家が周りにいなかった」ということが失敗の原因だったとサラさんは振り返る。

世の中に、不動産のセミナーや投資塾はたくさんある。しかし悪質なものも多く、業者がカモを探していたり、何かを売りつける目的の者がいたりして、危ないのだという。かといって、我流で一人でスタートするのは、不動産投資はリスクが大きいということで、信頼できる師匠(メンター)が必要だという意見だった。

これに対してもサウザーさんとなっちーさんから、信頼できる師匠はこうやって探せ、こういうのは気をつけろ、以前こういうことがあった、と具体的なアドバイスがなされるので大変勉強になる。こういう予備知識があるのとないのとでは、悪質な者への耐性がかなり変わってくると思われる。

もちろん、不動産「投資」であるから、その師匠がこう言ったから、買えと言ったから、といって責任転嫁してよいものでは、もちろんない。だが、実際にやっている人がいることを知ることと、その人の投資家目線での思考回路を見せてもらうことは必ずや勉強になる。やはりメンターは探し続けるのが良いかと僕も感じた次第だ。また、細かい失敗談(水道のトラブルとか)もアドバイスがもらえるのも大きいと思う。

タネ銭の作り方:転売

サラさんの登場は本作では予想外の展開とのこと。当初、サラさんは完全なるオブザーバーで、オーディエンスのはずだった。しかし大変興味深い情報を持っていらっしゃることが収録中に発覚し、急遽、スポット的にゲストとして採用されたのであった。

サラさんはいろいろあってほぼ無一文の状態で日本に帰国した。乳飲み子を抱えて。そんな状況なので、フルタイムの仕事に就くことは難しいが、生活費を稼がなくてはならないということで、在宅でできる仕事を考えた。それが転売であった。詳細は本作を聞いて欲しいが、一般に蔑まれている「転売ヤー」ではなく、売りたい人と買いたい人を繋ぐ、みんなwin-winのあるべき姿の転売の手法が公開される。

ちょっとツテや専門知識が必要なのだが、皆が良い思いをする、光属性の転売である。そのテクニックがおおまかに2種類、語られる。これは汎用性のある手法で、扱う商品を変えることは容易だ。自分の得意分野に当てはめると良いだろう。

転売は、サウザーの5大小商いの一つである(不動産、ブログ・アフィ、転売、パーティビジネス、ダウンロードコンテンツ販売)。

これらの小商いを行うことで資本を蓄積し、不動産投資へ変換していくのだ。

華僑の大富豪と結婚する方法

このトピックはVol.2の後半〜Vol.3の前半に語られる。これも前項の転売と同じく、サラさんの持つ豊富なネタをトピック化したものだ。サラさんは華僑の大富豪と結婚した過去を持つ。では、どのように華僑と知り合い、交際し、結婚するのか。それについて具体的に語られる。

このトピックは、一見、不動産投資と遠いように見えて、最終的には「不動産と同じだね」という結論に着地する。その奥義とは「適切な場所へ行き、素早く行動し、こちらから仕掛けて手に入れる」という能動的な動き方である。

サウザー白熱教室シリーズは基本的に「アラサーの男子」向けのコンテンツゆえ、本作を女性が聞くことは少ないだろう。しかし、特にこの話題が含まれる本作Vol.2~3だけは女子も聞く価値があると思う。なぜなら晩婚化している日本人女性が、なんだかうまくいかないまま、30代中盤になって独身で人生諦めている人が増えているこの現状に一石を投じられるかもしれないからだ。

正直、日本人の男は貧乏な者が多い。その一人として悔しいことなのであるが、これは事実である。その辺の街を歩いている男性は、ほとんどが貧乏だ。そんな貧乏男と結婚したくなくて、テキトーに遊んでいるうちに30代になってしまう。そして貧乏男たちも30代になった女性を明らかに差別していく。女性が30代になったらほぼほぼゲームオーバーになってしまうこの国の悪循環から逃れるには、お金持ちの華僑と接触することが一つの有効な解として本作で提示される。ちょっとだけネタバレしてしまうが、

  • 日本人女性というだけで30代でも全然OK
  • お金持ちと出会う方法
  • 中国語とか話せなくていい
  • こういうところだけ、気をつけろ

これらのノウハウと実体験をサラさんは語ってくれる。華僑の大富豪との結婚生活についても、詳細な中身を語ってくれる。不安がある人は必聴と言える。ご本人たちも言っていたが、この話題はこれだけで、女子へ向けての白熱教室一本にできるクラスの話題だと思う。

ハードとソフトという両輪

こうして、vol.3まで「転売」と「大富豪との結婚」という重量級コンテンツが入ってきてしまって盛大に脱線してしまうのであるが、無事に不動産投資へと話題は戻る。

ネタバレにならない程度に要約すると、不動産投資というもののハード面を学ぶことはもちろんであるのだが、同時にソフト面も身につけないと成功できないということである。ハード面とは、

  • 建物はこういうところを見るべき
  • リフォームはこうする
  • クレームが起きやすい箇所

という、実物に関わる知識である。それに対してソフト面とは、不動産仲介業者やお客さん、売主様との折衝の仕方など、メンタリティに関わる部分だ。勘違いしている者は、

  • 大家である自分は客だぞ
  • 買い取ってやるから値引きしろ
  • 住まわせてやるんだから文句言うな
  • 全然満室にならないぞ、仲介業者は何やってんだ

という間違ったメンタリティで取り組むから失敗するのである。このハード面とソフト面が両輪となって、このビジネスは本来の威力を発揮するのだとなっちーさん、サウザーさんは語る。

以上、レビューでした。本記事ではかなり端折った説明であるので、不動産投資に興味がある人には大変勉強になると思うので、興味がある人は購入をお勧めする。不動産投資という、何百万、何千万を動かすなら、1万円程度の投資をケチって大失敗するのは本末転倒だろう。

コメント