文系MARCHのキャリア3パターン

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就職活動

前回の記事で文系MARCHは兵隊であり社畜気質を持っていると書きました。

そんな文系MARCHはどのようなキャリアが考えられるのか?筆者や身の回りの人々の経験をふまえて書いていきます。

大企業で兵隊

いわゆる大企業に入社し、兵隊としてその中で生きていくルートです。中枢は目指さないポジションであると納得した上で選択した方が精神的に良いでしょう。

基本的に兵隊か、兵隊長になるのが関の山ですが、給与水準や待遇は中小企業と比べて優れていますので悪くない選択です。ただし兵隊という扱いなので、会社により人生が左右されます。転勤や異動も基本的に逆らえません。でも兵隊として割り切って生きていくならば気楽と呼べなくもありません。あくまで気楽です。安定ではないと思います。兵隊は兵隊ですので、自分で考えて行動したいタイプの人には居心地の悪い環境かと思います。

いやだ俺は幹部になるんだ!と考える気持ちはわかりますが、大企業ほど、未だに学閥が存在します。有名なのはKO大の三田会。さらに大学どころか出身高校の学閥すらあります。仮にKO卒でもその中に高校の学閥があります。この恩恵を受けられる人は大企業を目指すべきでしょう。

となると、MARCHはこの時点でもう不利なのです。

MARCHの学閥はないのか!?と思うかもしれませんが、残念ながら一大勢力を持つほどには至らないようです。大企業の社長や幹部の学歴見たら自ずとわかりますよ…

僕が思うに、大企業でのリスクは会社の看板が強いので自分の実力がつかないという点だと思います。特に営業職においては会社の看板で信頼されますので営業活動自体はラクです。僕が思うに営業職で最も大変なのは「あんた誰?」状態から話を聞いてもらうところです。ここが入り口ですから、有名でない会社の場合は苦労します。でもこの苦労を乗り越えるテクニックが営業職の財産となります。大企業の場合、社名を言えば相手は警戒を解いて話を聞いてくれますから、ここが非常に楽です。最初のその警戒を突破できれば、あとは凡人な営業マンでも真面目に続けていればそのうち売れます。

ちなみに文系MARCHという条件なので営業職で書いてますが、内勤の場合はますます難しいでしょう。内勤の場合はその会社オリジナルのシステム・設備の中で仕事をしますから他社では通用しない事も多いです。営業職は同業他社への転職は割としやすいですし、20代であれば他業界へも転職可能です。そういう点では転職時に有利という点も大企業のメリットの一つです。

基本的に自分で意思決定できないことが多いのですが、それは選択しなくていいという気楽さでもあります。自分で考えて判断して行動するって、カッコイイですが実際は面倒で大変です。だから、流されてこっちのルートに行く人も多いのだと思います。これは仕方のない事です。そもそも、実はラクだから流されているという事実に気付いていない人も多いです。与えられた業務に一生懸命取り組みすぎて、考える時間がない…という言い訳を無意識にしてしまっているのです。

僕が思うに、これは実は賭けの生き方です。勤めている会社が傾いたら一緒にオワリだし、順調に継続したら一緒に定年まで乗っていける船…自分で操舵しないというリスクはこういう形で現れてきます。賭けに勝つ人もたくさんいると思いますが、賭けに負けて沈没する人も今後はますます増えていく事でしょう。最近多いじゃないですか、有名企業が急に傾く事件や世界情勢…

中小企業で幹部

中小企業は慢性的に人手不足です。特に若い人が少ないです。新卒採用も少ないので同期も少ないです。大企業と比較すると、チャンスは比較的平等にあります。実績を出した人が出世しやすい環境にあるといえます。MARCH以上の高学歴のライバルがぐっと減りますので土俵としても戦いやすくなります。

ただし安住を狙う船として見ると、大企業という大型船に比べて少々頼りない感はありますので、どっぷり依存しよう!という気にはならないかもしれません。実績を出せば幹部への扉が開かれます。幹部になれば、失職のリスクはだいぶ下がります。責任も増えますが…

ただし中小企業は同族経営も相変わらず多いので、社長にはなれない場合が多いです。

MARCH卒が最大限力を発揮できるのは中小企業でしょう。ここで思いっきり働いて、成果を出して幹部になるのがサラリーマンとして良い生き方だと思います。実は僕も、2年くらい前まではこのように考えていたのですが、色々と勉強するうちにそれって自分自身の幸せにつながるのか?と思いはじめてきたのです。

ちなみに中小企業で兵隊をすると美味しくないパターンとなります。拘束時間や仕事の強度が低ければ釣り合いも取れますが、低賃金・高負荷のいわゆるブラック労働で搾取されないように気をつけましょう。

独立を目指す

先述の通り、大手はやめとけ、中小で実績出して頑張れ!というのが王道です。所属している会社が儲かるか潰れるかの「賭け」に勝てるように祈りましょう。それだけです、できることは。

でもそれって、やっぱり賭けですよね。なんで賭けになるかっていうと、自分でコントロールできないからです。これはもう経営幹部になるしかコントロールに参加できる術はありません。一人の兵士や足軽が戦局を大きく変えられはしないのです。

ならば、自分でコントロールできる環境の方が良いんでないか?という事です。しかしここで「起業しろ!」なんて言われても無茶すぎるので、「会社の給料以外でお金をゲットできる仕組みを作ってみない?」という考え方から始めましょう。月に何百万円も儲けなくてもいいと思います。組織作らなくても良いです。オフィスを借りる必要もありません。っていうかやめましょう。人に自慢できるようなかっこいいビジネスでなくてもいいです。

自分でコントロールできる商売を持つ。コントロールとは、作る→売るがコントロールできるという事。作りたいものは作るし、売りたいものは売る。作りたくないものは作らないし、売りたくない相手には売らない!という事を自分で決められるという事が独立です。

文系MARCHって、実は知識階級なんですよ。でも世間はそれを認めてない。それに抗っても、いい事ない。ならば、うまくいく方法で楽しく生きようじゃないか!という事を僕は考えています。実利を徹底的に追うのが文系MARCHが最大限輝ける道なのだと。

筆者が思う最適な道

僕はサラリーマンとしての営業職を修めました。極めてはいないです。完全なるマスターではないですが、一人前にはなれました。点数でいうと78点くらいかな。ここから90台へ進むにはさらなる勉強とプロフェッショナル意識が必要で、それを養うには膨大な時間と、お金と、そして精神力を費やす必要がございます。僕はその領域まで突っ込んでいくことをやめました。コスパ悪すぎです。

自分でお金を稼げる仕組みを作る。そのための土台作りがサラリーマン営業職時代であったと。そういう意味付けをしながら、保険としてサラリーマン続けてます。まあそういう活動を始めたのは先々月の話なのですが笑営業職を6年やって、ある程度の経験と実績ができました。もはや若手というくくりでもなくなり、いよいよ中堅への入り口に立ちました。

しかしその一方、営業職って結局のところ、売るしかできないので、それ以上の伸び代が少ないなと僕は思います。もちろん、売るという行為は経済活動において重要なものですから、それ自体は否定しないです。そこだけしかできないというのが、僕には歯がゆいのです。

自分で製品を設計したり製造する事ができませんし、職務範囲でもありません。商品企画程度ならばできるのですが、それをカタチにする人に頼らなくてはなりません。そういう、自分ではコントロールできない事がサラリーマンという働き方では多いのです。

コントロールできない事は、逆に気楽であるとも言えます。自分で決めるというのは、意外に難しい事です。いざ、好きにしていいよといわれても困ってしまう人が多いのではないでしょうか。サラリーマンという生き方は気楽さの代償に、リスクを背負わされていると思います。

自戒の念も含めて、気楽な道に流されないよう、自分で決めた道を歩んだ方が、結果的にいい人生になるんではないかなと、そう思います

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