『しょぼい起業で生きていく』感想&点が繋がった話

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日記

生活の資本化 『しょぼい起業で生きていく』
今、Twitterで最も旬な人、えらいてんちょう氏(以下、えらてんさん)の著書を読んだ。

『しょぼい起業で生きていく』
(Amazonリンク)

書評は多くの人がして下さっているので、僕のやろうとしていることに当てはめて考えてみた。
※詳細な書評は別記事でやります

えらてんさんは序盤で、「つらいことはやらなくていい」と言っている。サラリーマンに向いていない人は、無理してサラリーマンをやると苦しいよ、という意味だ。

僕はかつてブラック企業で苦しんだ事もあったが転職し、今ではゆるふわホワイト企業で平和な日々を過ごしている。
(参考記事:ホワイト企業を狙う人は化学業界がオススメ

※下記、総集編ということで他記事へのリンク多めになっております。

結婚もしたし、仕事には慣れたし、職場の人間関係はハックできた。
(参考記事:メンドいオッサンはハックする

昨年夏から始めたこのブログも、少しずつだけど成果が出てきた。
(参考記事:ブログ運営 2度目の成功体験

電車はちょっとめんどいけど、乗りこなす技術も身につけた。
(参考記事:満員電車ハザードマップ

おぉ、今の僕には「つらいこと」がないぞ!?
この不満のない現状、有難いことだと我ながら思う。
ただ僕は、サラリーマン営業職という働き方に限界を感じるからチャレンジをしている。

「売る」しかできず、「作る」ができないから
だ。
僕はただの「売り子」なのだ。
(参考記事:サラリーマン営業職というお仕事について

ちょうど時を同じくして、敬愛するサウザー師匠が

資本主義ゲームにおいては、自分の商品を作ることが鍵

と教えてくれた。
まさにこれだ、と思った。

僕は、他人の物を売ってくるっていうことばかりをしていて、自分で商品を作れないんだ。これではいつまでも売り子をやるしかない。だから漠然と不安に思うんだ。

では商品とはどう作るのか?まず思いつくのはハンドメイドで小物を作ること。
親戚がハンドメイドのアクセサリーをメルカリで売っていたことを思い出した。
加工して付加価値をつけて商品にする。

それを応用しようとして、僕はゴルフが好きなので、中古クラブをキレイに再生して売ってはどうか、と考えた。結果的にはそれはうまくいかなかった。

(参考記事:ウェッジ再生販売ビジネス、儚くも消え去るの巻

そうして迷いながらふらふらしているうちに、声のでかいインフルエンサー(笑)たちと遭遇した。僕は当時、彼らに免疫を持っていなかったので、彼らの有料の情報を買って勉強した気になっていた。
(参考記事:インフルエンサーという病

結局、彼らは「情報商材を売りましょう」もしくは「サロンに誘導しましょう」という商売のスタイルで、なんか違うんじゃねえか?と思っていた。

そんな中、えらてんさんが颯爽と現れてぶった斬ってくれた。痛快だった。その他、いろんな人の意見や書物を読み、商品の作り方を研究していった。そしてついに今回、えらてんさんから最後の1ピースをもらった。その最後の1ピースとは

生活の資本化

いつもやっていることをお金にかえる。自分で使うものを自分の労働力で作って、おすそ分けする。僕には今までなかった概念だった。これが最後の点となって、コネクティング・ザ・ドッツができた!それを過去記事を振り返りながら行いたい。

まず、自分を知るために、英雄王から自分の興味関心の探り方を学んだ。
(参考記事:英雄王から学ぶ、「生き方」

こうして自分の興味関心を自覚して、その気持ちに逆らわずにどんどんやっていく。

無意味さの忘却、苦にならぬ徒労。
好きで、つらくないから、時間をガンガン費やせる。夢中になるから、結果として上達する。
(参考記事:努力は夢中に勝てない


上達すると、そこで使う道具やテクニックについて、自分なりの考えが浮かんでくる。
守・破・離でいうところの「破」にたどり着く。

自分が好きなもの、ハードユースするものであれば、不足を感じ始める。もっとこういう商品があったらいいな、もっとここよくならないかな、という視点だ。これは『20歳の時に知っておきたかったこと』(ティナ・シーリグ)に出てくる、「あなたの財布の改善点を探してみましょう」と通じる。
(参考記事:あるといいな、がある

こうして自分が欲するものを自分で作る。それを自分で使ってみて、さらに改良する。そうして余ったものをまずタダで店先に並べてみるこれも本書でえらてんさんが言っていることだ。本当に良いものであれば、もっていく人がいて、さらに宣伝もしてくれる。これは小手先のテクニックでできることではない。

この段階は「離」の段階に差し掛かってきており、自分は興味関心のある分野で上達しエキスパートとなっている。

そのエキスパートな部分からにじみ出るアウトプットが、同じく関心を持つ人々に価値あるものになれる。

こうして自分に信用が蓄積して、次回作を楽しみにしてくれる人が出てくる。
(参考記事:サウザー白熱教室 Kaiさん編

ここで初めて、お金が発生する=商品となるのだ。僕は、この段階まで自分を押し上げたい。当初、雇われ人を卒業するには賃金以外の方法でお金を得なければ、と焦って、売る事ばかりを考えていた。どうやったら売れるか、何が売れるか、マネタイズばかり考えていた。でもどこかで、それって違うんじゃないかなとも思っていた。テクニカルな手法でお金を得るって、違うよなと。その直感は当たっていた。

その「違う」方に走って散った人が最近いて、これは確信に変わった。
(参考記事:巨星イケハヤ、堕つ

サウザー師匠も、サウザーラジオ第40話(リンク)において、

自分の商品の熱烈なファンは、最初は自分しかいない!と仰っている。自分が自分のために作った商品。自分が最初に「コレ良いな」と、ファンになれなければ、他人がファンになってくれるはずがあるだろうか?いやない(反語)。

幸いなことに、まだ僕はサラリーマンをやめていないし、やめる必要性もあまりない。
勤めている会社は儲かっているし、仕組みがよくできているから簡単には転覆しない船だと言える。
(参考記事:エドから学ぶ、働き方

一緒に乗っている船員仲間とも仲良くやれている。
(参考記事:1を払って10を得る


船の仕事は忙しくなく、たくさん時間が余るから自分の事もコッソリできる。

(参考記事:営業サボり

そういう恵まれた環境に巡り会えた幸運に感謝しつつ、僕は僕が目指す場所、最果ての海オケアノスにたどり着くまで、あきらめずに積み重ねていく。

「好きなことで生きていく」ってこういうことだと僕は思う。

※今回は自分への備忘録という意味も込め、総集編的に過去記事リンクを多数入れた。

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