社畜ゾンビに関するレポート

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雇われ人卒業

僕の身の回りにいる社畜ゾンビについて考察していく。ちなみに僕はホワイト企業に勤めているので、ノルマなどは厳しくなく、基本マッタリなのでブラック感はない。僕もかつてブラックで働いていたのでわかるが、ブラックは成果を出さないと自然淘汰されてしまうので社畜ゾンビが湧かない。ゆえに社畜ゾンビはホワイトに湧きやすいと考える。

成果ではなく苦労

社畜ゾンビたちは成果というものさしではなく、自分がいかに苦労したかを気にしている。

  • こんなに時間を使った
  • こんなに怒られた
  • こんなに作業した

この辺が彼らの関心である。基本的にホワイトでマッタリで、時間はあまりがちだからこういう発想に至る。僕のような者からすれば、時間潰せてよかったねと思うのだが、彼らはこの苦労に酔っている。繰り返すが、成果ではなく、「いかに自分が苦労したか」ということに重点を置いている。

「あぁ〜オレ仕事しちゃってるわ〜忙しいわ〜」という酔い方をする。地獄のミサワ精神である。

損したくない気持ちが強い

社畜ゾンビは、自分が上記のような苦労をしたから、周りの者も同じく苦労しないと損だと考えている。最初は、忙しい自分に酔うのだが、基本的にケチな根性なので「なぜ自分だけが」という思考回路になる。自分だけが苦労するのは気に食わない。そのため徐々にその苦労を周りにも負わせようとしてくる。勝手に苦労しているのに、それを他人にも強要するとは何事かと思うが、この辺の感性についてはもはや野生動物みたいなものなので理解不能である。ゾンビだし。

感染性がある

そして、社畜ゾンビになる素質のある者はこれに感染する。僕が見たところ、自分に確固たる土台がなく、少し強く言われたら言い返せないタイプはゾンビの執拗な攻撃に抵抗できず、徐々に感染してしまう。ゾンビと同じく、長い時間、しなくてもいい苦労をわざわざ一緒にやって、はまっていく。

繰り返すが成果という切り口ではない。「自分がどれだけ精神的に苦労したか」という切り口なので始末が悪い。こうして感染者を増やすと、親ゾンビは自分が正しいと思うようになりますますエスカレートして裸の王様になることもある。

これに抵抗できる抵抗力を持つものが多ければ、ゾンビは少数派になるので自然消滅する。ブラック企業で残っている人は抵抗力が強いタイプが多いというか強くなければやっていけないのでゾンビには負けない。

ゾンビの価値観=時間

だがこのような社畜ゾンビは、基本的には真面目だ。勤勉であるとも言える。ただ、その真面目さは、成果を追うものとは違うベクトルを持っている。言うなれば、工場労働者として与えられた仕事をしっかり処理する仕事に向いているタイプだ。こういう者が、営業職など時間とか作業量ではなく成果重視の職場につくと、社畜ゾンビになる。というかなるしかなくなる。そういう脳のつくりなのだから。

営業職の成果は苦労に比例しないこともあるし、その苦労が目に見えにくいことも多い。ゾンビの価値観では時間や作業量が仕事に対するものさしであって、それでしか仕事の成果を測れない傾向がある。

結局は聞いて聞いてゾンビ

社畜ゾンビは先述の通り、時間でしか仕事を測れないから、どうしても長時間労働になっていくし、時間が伸びれば自分は頑張っていると錯覚する。彼らに成果という概念は薄い。

こんなに時間をかけたんだから、こんなに苦労したんだから、俺はもっと評価されていい、なぜ評価されないんだ、じゃあもっと長時間働かなくては…という思考回路で、どんどんゾンビ化が進む。そして周りに感染させていく。不幸はこいつらが生み出しているのだ。

そんなゾンビたちの願いはただ一つ。「もっと俺を見てくれ」これだ。

そう彼らは結局、頑張る自分を見て欲しい、褒めて欲しい、尊敬して欲しいという気持ちが人一倍強いから、ゾンビになっている。この感情があるから、ゾンビになる。長時間労働をする。ホワイトなので、本来は残業も対してないのに、わざわざ仕事を遅らせて、残業する。「忙しくやっている風」を醸し出す。だから基本的に、ホワイトにしか生息できない(ゾンビだけど)。ブラックは露骨に成果しか見ないから、ゾンビ化しようにもできない。ホワイトな環境でのみ、社畜ゾンビは生息できる。

なぜホワイトでゾンビが湧いてしまうかというと、成果ではなく属人的な、上長の主観的な評価で昇進や昇給が決まる体質の会社が多いからだろう。ゆえにかつては、「頑張ってる風、忙しい風」のアピールが必要なのだったと僕は見ている。「だった」というのはそういう風潮はようやく終焉に近付きつつあり、そのようなゾンビたちも徐々に淘汰されつつあるということだ。

ゾンビたちが勝手にやっている分には構わないが(ホワイトなので)、いちいち耳に入るのがうざいな、と今日思ったその感情をキーボードに叩きつけました。ちゃんちゃん。

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