収入を得る方法の分類

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雇われ人卒業

前回の記事に続き、僕が見てきた夢についての反省会を続けていくが、その前に、なぜ不動産へ至ったのかの経緯をお話ししておこうと思う。

収入を得る方法の研究

「インフルエンサーになって稼ぐ・独立する」という夢から醒めた僕であったが、雇われ人卒業をあきらめたわけではなかった。

収入を得る方法についての次なる調査を始めた。

とはいえ普通のバイトやクラウドソーシングは、時間と労働力を切り売りすることだと思っていたので、僕が求めるところではなかった。

実際、クラウドソーシングも数件やった。

しかし時間に対しての報酬効率が悪すぎてこれでは厳しいなと思ったし、単価が高い案件は、それ相応の知識経験が要求されるものが多かった。

そのように時間を時給に変換するという働き方は、現状の化学メーカーの雇われ人をしているだけで十分だ。というかそれ以上の時給効率を叩き出せるとは思えなかった。

ならば違う方法で収益を得る方法はないか、研究と実践を行った。

その中で、大きく分けるとお金を得る方法には、

  • 売る
  • 貸す
  • 代行する

この3つに分類された。

物品をお金と交換する「売る」。

物品を貸してそのレンタル料をもらう「貸す」。

依頼人の代わりに面倒事や、専門知識や資格が必要なことを代わりにやって、対価をもらう「代行」。

ただしこの「代行」も広義には労働力の販売という意味で「売る」に含まれるかもしれないが、わざわざ分けたことについては後述する。

「売る」:普通に忙しい

僕が研究したところによると、まず「売る」はずっと忙しいことがわかった。

飲食店はもちろんお客様が来店したら「作って」「売る」しなければならないし、インフルエンサーのような業態でも、絶えず新しい情報商材やグッズを出し続ける必要がある。

「売る」のつらいところは、その取引が一回一回で独立する可能性があるということ。

リピートオーダーが期待できる商品であればその負担は減るが、リピートが確実でない性質の商品の場合、常に新規顧客の獲得にあくせくしなければならなくなる。

インフルエンサーの場合には、お客様は商品を買ってくれるけれど、1回買ったらその人は同じものを2回は買わない。

そのため新作noteを生産し続けなくてはならないし、またそのクオリティを下げてしまったらお客様から信用を失って、見限られてしまうだろう。

つまり「売る」というカタチは立ち止まったら死んでしまうマグロにようなもので、常に泳ぎ続けることが求められるのだ。

この恐怖を半分克服している化学メーカーというのはすごいと思う。

化学メーカーは間違いなく「売る」型の商売だが、設計仕様に入ったり、代替不能な性質を持っているから、リピートオーダーがされて安定する。

「代行」:”手に職”系・資格系

次にひとつ飛ばして「代行」。

これは例えば会計士が決算業務を請け負う、とかスズメバチ駆除業者がスズメバチの巣を撤去する、というような形のサービスの形だ。

美容院で髪を切ってもらう、マッサージ店でマッサージを受ける、というのも該当する。

モノではない「サービス」を売るということになる。

「売る」との違いは、モノを売るかサービスを売るかの違いしかないので、根本は同じと言える。

資格をとって独立、手に職を付けて独立、もしくは誰でもできることだけれど面倒なこと系はこれにあたる。

「貸す」:高額で耐久性のあるもの

そして最後に「貸す」。

自分の持ち物を貸して、レンタル料をもらう。

レンタルと聞いてまず思い浮かぶのはレンタルビデオ・DVDだろう。

買って所有するまでではないな、1回観れば十分かなという時に僕らはレンタルをする。

もしくはたまに使うけれど、高価なのでなかなか手が出ないモノもレンタルする。

バーベキューの道具、スノーボードの道具、車などがわかりやすい。

そして、多くの人にとって最も身近なのは家賃つまり「家・部屋」のレンタル代だろう。

そう「家賃」と書くとなんだか必須な費用、基礎的な生活費のように感じるが言い方を変えると「部屋のレンタル代」なのだ。

「貸す」は様々なものがあるが、貸すと当然ながら使用されて、だんだん摩耗する。

バーベキューの道具もいつかは壊れたり、変形したり、汚れがひどくなってしまったりして交換が必要になるし、レンタカーもいつかは寿命を迎える。

高額なものが多いので、これらを定期的に交換していくとなると、壊れにくく耐久性の高い商材でないと、この「貸す」もビジネスとしては成立しにくいと思われる。

その中において不動産というものは高額だけれども耐久性が高いモノとなる。

もちろん建物にも寿命はあるが、そのスパンは長いし、修繕や補強もできなくはない。

土地に至っては、事実上、耐用年数はないのに高価なので、「貸す」には最適と言える。

雇われ人のかたわらでやるなら

僕は雇われ人の身分であるから、これらの方法の中で、リアルに実行できることには制限がつく。

いかにゆるふわな化学メーカー営業マンといえど、日中は勤務先の業務を代行しなくてはならない。

となると就業中のわずかな隙を突くか、帰宅後に作業するということになり、時間的な制限が生まれる。

これについては「サウザーの五大小商こあきない」を後ほど解説していくが、雇われ人をしている限り、手を出せる商売というものには限度があるのだ。

結論としては「不動産経営」へ行き着くのだが、長くなってきたので次回に続く。

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