オナ禁研究「ステージ」編

3年間のオナ禁実施録

僕が聖帝サウザー師匠に出会ったのは2018年の6月。早いもので、もうすぐ3年になる。

師匠からはさまざまなことを教わったが、その中のひとつにオナ禁がある。

そうしてオナ禁への試みがスタートし、その中で日数をスマホアプリで記録し始めた。

その第１回の記録は、2018年7月4日から始まった。

僕の場合は聖帝師匠と同じく、射精＝リセットとカウントしており、セックスと夢精もリセットとカウントしている。

オナ禁界隈では、何を以てリセットとするか？は議論が分かれる。

文字通り「オナニー」を禁じていて、セックスはあり、夢精もカウントしない、という流派もいるし、聖帝師匠のように射精という物理的現象を以てリセットとする流派もある。

僕はその定義を聖帝師匠と同じく「射精＝リセット」とした。

射精という現象それ自体によって僕らの身体や脳は影響を受けるからだ。

そしてこの3年間でのトータルリセット回数は241回であった。

ということは365日×3年＝1095日、今5月末だから-40日として1055日、これを241回で割ると平均4.37日となる。

オイオイ全然「禁」できてねーじゃねーかwという指摘ももちろんあると思う。

しかしながらこの数字を思い返すと、検証の連続であったな…と思う。

成功と失敗、迷いと開眼の連続であった。

この3年間、がむしゃらに日数だけを追いかけた時もあるし、もう余裕だと思ったら一気に堕落したこともあった。

もうオナ禁やめちゃおうかなと思ったことも何度もある。

けれども、オナ禁による正の効果を実感していたから、やはりあきらめず、検証を続けてこれた。

本記事からはこの3年間の自己流の検証の結果を報告し、同じくオナ禁にチャレンジする同志の参考になればと思い、筆をとることにした。

立ち位置（ステージ）を知る

オナ禁を始めていくにあたって、まず大事なことは、自分が今どんなステージにいるのか、を正確に把握することである。

僕も当初は「オナ禁するぜ！」と勢いだけで始めたのだが、これだと自分の立ち位置・ステージを見失って、モチベーションが続かなくなる。

立ち位置・ステージとは具体的には

1. オナ猿
2. オナニープリズナー
3. オナ禁・誓いウォーカー
4. オナ禁暗黒騎士
5. オナ禁パラディン

という5段階がある。順に説明する。

レベル１：オナ猿

この段階は、そもそもオナ禁という概念がない状態だ。

オナニーは気持ちの良いことで、大切な趣味のひとつ。

オナニーすることに疑問を抱かずに毎日楽しくオナる。

中学、高校生はもちろん、大学生くらいまでどっぷり浸かる。

体力と性欲が強い時期に特有のこととも言える。

レベル２：オナニープリズナー

オナニーという檻に囚われた状態。囚人。

身体的にちょっとキツいんだけど、1日1回はオナらないと損だな、とか、男性機能の維持のため射精しないと…などと思い込み、毎日に近いペースでオナっている状態。

深層心理では「疲れたな」とか「やっていいのかな」と疑問を抱いてはいるが、この世に溢れるオナニーに対する無駄にポジティブな意見（体に毒はない、男性機能の維持に有効、等）に惑わされ、惰性でオナっているケースだ。

社会人になり多忙な毎日を送っている、20代半ば〜後半に、若干の体力の衰え（学生時代に比べて）を感じ始めるも、なかなかやめられない状態。

この謎の義務感と合わせて、中毒状態にあると言える。

レベル３：オナ禁・誓いウォーカー

何らかのきっかけで「オナ禁」という概念を知った者。

「オナ禁すると、良いことがあると聞いた！」という者、もしくは先述のオナニープリズナー状態を正直ツラいと感じ始めた者が至る段階である。

そして「オナ禁しよう！」と息巻くのだが、オナニーが習慣になっている状態だと、意志の力で我慢できるのはせいぜい3〜４日。

暗黒卿ダース・ベキダーとの戦いに敗れて暗黒面に堕ちてリセットとなる。

次の記事で説明するが「フィジカルチャージ」完了によりリセットとなることが多い。

オナニープリズナー状態からは脱しているので「毎日オナらなきゃ」という謎のセルフ脅迫概念や、「1日1回オナらなきゃ損」という考え方からは脱している点が大きい。

この状態は「オナ減」ができていると言える。

レベル４：オナ禁暗黒騎士

オナ禁・誓いウォーカーからオナ禁暗黒騎士への移行は、フィジカルチャージ完了後に起きる。

もちろん個人差と、またリセット時の強度にもよるのだがフィジカルチャージが3〜4日で完了とすると、その後4〜7日目が暗黒騎士の段階となる。

暗黒騎士とは、ファイナルファンタジー４の主人公セシルを由来とする。

セシルは暗黒騎士という作中では強ジョブとしてスタートする。

しかし暗黒騎士のままでは真の邪悪に打ち勝つことはできないとし、後述するパラディンを目指す。

オナ禁においてもこの4〜7日というのは、オナ猿でもないし、プリズナー状態でもない。

特別に強い意志で戦い続けなくては維持できない誓いウォーカーの段階でもない。

ある程度、オナ減の実績も増えてきて、4〜7日の記録がコンスタントに出せてきているのだが、なかなかその先へ進めない状態が、オナ禁暗黒騎士の段階である。

僕はこの暗黒騎士の段階が1年くらいあった。

正直、今回の発表においては、この暗黒騎士のステージからいかにパラディンに上がるか、が最も難しいところだと思うし、また同志の皆様にお伝えしたい部分でもある。

わかったことは、暗黒騎士ではやはり真の強敵には勝てないということ。

暗黒騎士の状態だと、わずかでもエロ攻撃をもらってしまうと、エロ回路が励起して、止められなくなってしまう。これは意志の力うんぬんではなく、もはやオスとしての本能であるから、致し方部分である。我慢しよう我慢しよう、と思うことはストレスになるし、結局は勝てない。

その状況になってしまったら、もはや復活は不可能と考えて、後述する「組み立て」を考えた上でリセットするのが賢明な判断となる。

レベル５：オナ禁パラディン

8日を超えるとオナ禁パラディンとなる。

FF4でセシルが、試練の山で暗黒騎士である自分自身と決別し、パラディンへと生まれ変わるのと同じく、オナ禁暗黒騎士もオナ禁パラディンへと生まれ変わる。

それが、８日目つまり7日＝１週間を耐え凌いだという実績である。

パラディンになると、ちょっとやそっとのエロ攻撃にも負けなくなる。

ちなみに8日目へ辿り着くには、明確に「組み立て」が要る。

いきなり「根性！」で数回、8日クラスのオナ禁できたとしても、この「組み立て」がないと、コンスタントに続かない。

すぐに暗黒騎士クラス、ひどいと誓いウォーカークラスまで堕ちる。

その「組み立て」に関しても研究を行なったので、次回の記事で説明していく。

パラディンの先

ちなみにオナ禁パラディンは8日目以降で、そこから先のステージは、私ヤコバシ流としては、存在しない。

パラディンになったら、ひとまずゴールである。

「仙人」とか「大賢者」とか考えたが、よくよく考えると意味がない呼称であった。

オナ禁で大切なのは、日数という数字それ自体ではない。

その数字は、ただの記号である。

そうではなく、あなた自身の身体と、そして精神に起きる変化こそが大切なのだ。

その変化を以て、成果物や成長をしていくことが目的なのであって、数字はその道程を確認するための指標のひとつでしかない。繰り返すが数字自体に、意味はないのだ。

聖帝流とヤコバシ流の違い

最後に、聖帝流との違いについて言及しておきたい。

聖帝サウザー師匠によるオナ禁の推奨は

「オナニーばっかりやってるとオンナを求めなくなったり、オナニーの副作用でルックスが悪くなってモテなくなる。

だから、まずオナニーやめてみろ。

そしてオンナとセックスしろ！

お前らはオナニーで満腹だからモテないし粘りもないんだ！」

という文脈で始まった。

当然これは正しい。

特に独身の男子には必須の提案だと思う。

僕も思うのは、20代中盤くらいまででいわゆるオンナ修行をして、選球眼を磨いて、その上でパートナーを選ぶべきということだ。

その時に、オナ猿だとその貴重な時期を逃してしまって、伴って婚期を逃してしまう。

女性よりは多少遅れるだけで、男性にも明確に婚期がある。

芸能人のように、40代で初婚とか、実際はあり得ないのである。

以上が聖帝流のオナ禁のメイン部分である。これに対して私ヤコバシは、既婚者や、ステディな彼女がいて性生活は問題ない、あとは副収入をいかに作るか？という段階の人への処方をメインとしたい。

聖帝師匠はリアルのオンナとのセックスを最上の目的としていたので、当然セックスリセットはOKである。

しかしながら副収入を得たい、自分の商品を作りたいと願う者には、さらに一段踏み込んで、気力と体力を十分に確保したい。

気力と体力の確保がないと、副業や自分の商品など、「めんどくせ」となって、結局作れない。

なぜなら本業たる雇われ人仕事があるからである。

雇われ人仕事というのもなかなかに中毒性が高いもので、特にゆるふわ系の仕事だと、一応、ちゃんと本業をやっていれば生きてはいける可能性が高いから、副業や自分の事業を後回しにしがちだ。

その「めんどくさいな〜」を「いや、俺はやるんだ！」に切り替えるスイッチはもう、気力しかない。

気力の源泉は体力である。

そして体力の源泉は、オナ禁にあると僕は結論付けた。

次回に続く！

→オナ禁研究「チャージ」編