600円の城壁、ルノアール

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ライフハック

営業職であれば時間調整のため、そして“ちょっと長めの休憩”のためにカフェを使うことも多いかと思う。僕も何百回とカフェを利用してきた。そんな生活も8年目、30歳となった僕は最近、一段進んだ。これまでは漫画読んだりゲームする事が主であったカフェが、ブログ執筆の場となった。ゆえに作業スペースとしてカフェを使用することになり、格安チェーンカフェでは色々と支障を感じるようになってきた。

そうはいっても致し方ないかなと思っていた中で、営業先の社長に連れられて入ったのがルノアールだった。

結論から言うと感動した。今回はルノアールの良いところと、格安チェーンの不満点について説明する。

ハードスペック

まず、ルノアールのハードスペックを紹介する。

飲食物のレベルが高い

コーヒーはネルドリップ方式という、布を使った抽出方法にこだわっている。普通に美味しいコーヒーである。コーヒーオイルが浮いているあたり良質だ。なかなかチェーン店ではコーヒーオイルを目にすることはない。

その他、トースト、サンドイッチといった軽食、ミルクレープに代表されるスイーツもかなりレベルが高い。後述する「モーニング」を11時後半にオーダーすれば立派な昼食になる。

設備が良い

まず、家具(椅子やテーブル)は良いものを使っている。椅子は固くなく、長時間座っていてもきつくない。

そして意外に重要なポイントなのだが、店が寒くない。これには複数の理由が考えられる。ルノアールは絨毯を敷いている店舗が多く、底冷えが少ない。また来店者もそんなに多くないので、冷気が入ってくる機会が少ない。あとは店舗側が暖房をケチらずに入れているのだろう。そのため、格安チェーンで30分もいたら体が冷え切るところを、2時間いても全然冷えないことに気づいて感動した。

トイレも広い店舗が多い。これも重視する人は多いだろう。ルノアールはその点は全く問題はない。

フリーwi-fi完備と、コンセントが多めにある。特にフリーwi-fiは、めんどくさい操作がほぼないというのがポイント高い。スタバやタリーズはメアド登録し、毎回ログインしたりして結構めんどいと僕は感じていた。ルノアールwi-fiは「つなげますか?」「はい」という画面だけで即、使える。1日3時間という制限はあるが十分だ。

レベル高いおもてなし精神

ルノアールの店員さんは対応がかなりしっかりしている。ホテルのラウンジ並に教育されている。そして僕が見てきた中では、男女ともに若い店員さんも多い。おそらく大学生だろう。そんな彼ら、彼女らがホテルマンのような所作を初々しくやっている姿を見ると、なんだか応援したくなる。…という僕の個人的な感想だがこれはチェーン店にはない体験だ。

さて、ルノアールでは熱めのタオルおしぼりとお冷やがもらえる。この熱めのおしぼりは冬にはうれしい。しかも大きめで厚い。ルノアールは徹底的にケチらないところが好感が持てる。雀荘とかは一応タオル地だけどペラペラなおしぼりなのに対し、かなりレベル高いおしぼりが出てくる。

また、コーヒーを飲み終わってしばらくすると湯飲みに熱い緑茶を入れて、空いたカップと交換してくれる。別にこれは「早く帰れ」というサインではないようなので焦らなくても良い。後述するが、長居しても良い雰囲気が、ルノアールには流れている。

600円の城壁

ルノアールは、実は店舗ごとに飲み物の値段が違う。そのため公式HPに飲み物の値段は載っていない。

僕が実地調査したところ、最安の価格帯であるブレンドコーヒーで下から450円、540円、610円、640円という設定だった。僕の調査では、立地と店舗の新しさに比例していた。一例だが銀座で内装も新しい店舗は610円、御徒町で内装古めの店舗は450円だった。

そして僕の体験と調査から、600円が客層と混み具合を分かつラインだった。僕は正直、騒々しいカフェが嫌になってきた。執筆活動をしたり、集中して重めの本を読みたい。ジジババが大声で盛り上がっていたり、外国語が飛び交うところはもう、お腹いっぱいなのであった。しかし200円台のコーヒーを提供してくれるお店は、当然、大衆店だからそのような環境は避けられない。申し訳ないのだがとにかく気が散る。

ルノアールに訪れる客層は、それとは正反対だ。おしゃべり目的で入店する人は少なく、品のいい紳士・淑女たちゆえ会話も穏やかだ。

コーヒー1杯600円の壁の向こう側には、こんな世界が広がっていたのだ。かつて僕の父が「都内でコーヒー飲みたくなったら1000円はするだろ」といって僕に小遣いをくれた。当時は「スタバなら300円くらいでいけるけど??」と思ったものだ。父はルノアールや個人店のことを言っていたんだと今更、わかったのだった。

ここで注意なのが600円が境界線であるという点だ。先述の通り、ルノアールはお店によってブレンドコーヒーの単価が違う。450、540円の店は、客層がちょっと…アレな感じになってくる。察してほしい。

200円台の店よりかはマシなのだがなんというか…脂の乗ったオヤジが…。そして600円以下だと後述するが完全分煙ではない店舗が多いのでタバコ勢が大挙して来店し、非喫煙者にはツライ環境になってしまう。

「ただいま満席でーす!」との戦い

僕がルノアールを格安チェーンより優れていると思うポイントは、12時近辺の混み具合だ。ルノアールは満席にならないし、待ち客も発生しない。これは精神衛生上とても良い。

格安チェーン店は、12時になるとランチ目的の人や、近くのオフィスから休憩に来る人など、たくさん来店する。すぐに満席になる。でもなぜか皆、並ぶのをやめない。

そこで店員さんが「ただいま満席でーす!お席が空くまで少々お待ちくださーい!」と大声で叫ぶ。これはもう、今いる客に早く帰れと通告しているようなものである。しかしこれは当然の措置といえる。新規の客が待っているのだから。そして薄利多売ゆえ、回転率を上げなければならないのは当然のことだ。

僕はそういう環境にいると申し訳ない思いがして、居心地が悪いのですぐに出てしまう。とにかく後味が悪く、消耗してしまう。伝わるだろうか、この気持ち。

また、少し出遅れると今度は自分が待つ羽目になる。なかなか席は空かない。1度だけ待ってみたことがあるが、ビックリするくらい席は空かない。

…そんなもんである。それ以来、僕は出遅れたら、格安カフェは行かないようになった。

さてルノアールにはそんな悲劇がないし、長居が許される雰囲気がある。まず「ただいま満席でーす!」での消耗がない。これは非常に大きい。

店舗選びの注意点

ルノアールは多くの店舗があるが、僕の実体験から注意点をいくつかあげておく。

まず、非喫煙者は「完全分煙」の店舗を選ぶべきだ。これは公式HPの店舗検索で調べることができる。ルノアールは喫煙者にも優しいので、吸える。スタバなどは完全禁煙、最近は路上では吸えないし、喫煙所を撤去するビルや店が増えている。ゆえに喫煙勢がルノアールに押し寄せている

完全分煙でない店舗は、店の手前が禁煙で、奥が喫煙可能、仕切りはナシ、というようなレイアウトになる。これは副流煙が余裕で充満するので服がタバコ臭くなる。

特に駅前の店舗はタバコを目的に来る客が多いので避けたほうが無難だ。完全分煙が明記されている店舗は、きちんと物理的に部屋が仕切られているので副流煙は来ない。

お得な利用法

ルノアールはカフェにしては高額だ。ゆえに結界が張られて客層が絞られる障壁になる。

だが、回数多く利用するには少しはお得に使いたい。そのためのテクニックを共有する。

プリペイドカード

まずルノアールのEdyカードがある。これは100円で発行できるプリペイドカードだ。これで支払いをすると10%引きになる。すぐに元がとれるので作っておこう。

コーヒー(610円)+ミルクレープ(480円)は1090円となるのだが、これを981円にできるのは気分的に大きい。単価が高いルノアールだけに、この10%というのは大きい。

モーニングで軽食

開店から12時までの間は「モーニングセット」が注文できる。最も高価なSセット(サンドイッチ、ヨーグルト、スープ)でも飲み物+190円でかなりお得だ。

これを11時後半に注文することで昼食代わりにすることができる。ちょっとした店で昼食をとったらすぐに800円くらいしてしまうところを、ルノアールも同等の単価で利用できるのは大きい。

 

こうして僕はコーヒー代を多く払うことになったのだが、選択肢が広がったことは大きい。営業サボり★1レベル、基本のキであるカフェサボりを一段階、洗練することができた。コストは上がるが、精神的なストレスなく執筆に集中できるという環境が都内に点在しているというのはとてもありがたい。今後もハードユースしていくことは間違いないだろう。

もし、僕のように格安チェーンで消耗している人がいたら、ぜひともルノアールに入ってみてほしい。繰り返すが非喫煙者は完全分煙のお店が大事だぞ!

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