カトちゃん…その人は著名な不動産投資家、加藤ひろゆき氏のことである。表題では、氏のかつての上司、スズキ店長が「カトちゃんさ〜俺もカトちゃんと一緒に、アメリカ行きたいよ〜。いいなぁ〜カトちゃん」呼んでいたことに由来する。「加藤さんまみれの1ヶ月」だとなんかリズムがよくないな、と思ったので、親しみと敬意をもってカトちゃんと呼ばせていただいた。
脱・雇われ人の研究
僕はちょうど1年前の、2018年6月からこのブログを始めた。当時は「脱・雇われ人研究室」というブログタイトルで、無料ブログだった。当時は勉強不足の中で、雇われ人からの脱却を模索し始めた頃だった。とはいえ、具体的にどうしたら雇われ人を脱却できるのか、全然わかっていなかった。だからこそ脱・雇われ人の「研究室」だった。
そして1年間の研究の末、特別な才能がないけど粘り強い特質を持つものは、不動産投資が現実的だということが判明した。僕はブロガーやインフルエンサーのようなものを夢見たが、それを体現できる人は、かなり強い個性や特技・体験をしていないと難しい。かなり強烈な「コンテンツ」を持っていて、しかもそれを皆に飽きられないように継続し続けなくてはならないという茨の道だとわかった。このように「情報」「知識」を売り物にするのは大変に難しい。しかも、カタチがないものだから、値段が安くなりがちだ。もちろん、高く保つ方法も無くはないが、情報というものに対する相場はインターネットの普及で崩れてしまっている。月に数万円のお小遣いを稼ぐくらいならできそうだが、それでは雇われ人はやめられないし、なにより不安定すぎる。
アフィリエイターを研究したこともあったが、もはやアフィリエイターの戦場は過当競争であり、10年以上のベテランと同じ土俵で戦う宿命から逃れられない。また、僕が雇われ営業マンをしている中で感じている「営業は、売ることしかできない」という点がアフィリエイターは似ていた。アフィリエイターも、広告宣伝という営業活動をして、その成果報酬をもらっている。ネット上の営業エージェントがアフィリエイターだ。僕は「売る側」しかできなくて「作る側」ができないことが歯がゆいと思っている。
転売も考えた。というかちょっと実行した。だが、これも結局は作業量・時間量がモノをいう世界であり、バイトとあまり変わらないな、という感想だった。やったらやった分だけ儲かるアルバイトだな、というのが僕の感想だった。慣れていないせいもあるが、あまり効率が良いとは思えなかった。安く仕入れるのが最大のポイントで、それがとても難しいし、オークション・フリマのサイトなどのプラットホームに支払う手数料や、送料が痛いな、という感想だった。
そして不動産にたどり着いた。
僕は当初、不動産投資というのは他の種類の副業でまとまったお金を溜めてから移行するものだと思っていた。でもよく調べると、雇われ人をしながら節約して300万円ほど貯金を作ればスタートができそうだし、情報の商売と違って「不動産」という物質を媒介に価値を提供できる点と、レンタル業という特性から、作業量に収入が比例しない点、そして1ヶ月にまとまった金額を確保できる可能性が高いという点で、雇われ人をやめるのに適した手段だと理解することができた。
そのパイオニアが、加藤ひろゆき氏だった。
優秀な仕組みを求めて
先に挙げた他の種類の副業、アフィリエイトや情報商材、転売というものは収入に波がありそう、というのが僕の感想だった。波に乗れたら大きく儲かるが、干されたり案件が終了したり、商品のブームが過ぎたら全然売れなくなる。グーグルの検索順位の変動で一喜一憂する業界だ。もちろん、そうならないように努力していくのがこれらの商売なのであるが、それは大変そうだな、疲れそうだなというのが正直な感想だった。
僕はかつて、儲かっていないブラック企業で毎日必死に、営業活動した。しかし転職して、儲かっている化学メーカーでゆるふわホワイトな営業をして気が付いた。苦労と儲けは比例しないと。儲かっている化学メーカーはうまく仕組みを作れたから、毎日必死に頑張らなくても収益が十分に上がる。槍を持って毎日獲物を追いかけ回すのがブラック企業。捕獲確率が高い罠を仕掛けておけば勝手に大量に獲物が獲れているのがホワイト企業だ。
僕は転売やアフィリエイト、情報商材は前者だと感じた。対して、不動産というものは後者だと感じた。不動産はそれ自体が「住める」という機能と価値を持つから、対価を得やすい。そしてレンタル制なので毎月、家賃が支払われる。情報商材に毎月6万円も支払う人はいないが、家賃は皆、特に疑問も持たずに支払っている。もちろん現在、僕も家賃を支払っている。
こういう性質の商売が、「優れた仕組み」だと僕は思う。そして今まではこの不動産のオーナーになることは大変難しいと思い込んでいた。先祖代々の地主であるとか、実業の社長で、余ったお金をつぎ込むとか、とにかくお金がある人がさらにお金を稼ぐ手段だと思っていた。だが、うまくすれば少額でも不動産のオーナーになることはできる、それを10年以上前に実践したパイオニアが加藤ひろゆき氏なのだ。
カトちゃんのまみれかた
加藤さんはたくさんの著書と、ブログ、サウザー白熱教室、最近ではVoicyの番組も持っている。僕はこれらを集中的に1ヶ月間浴びに浴びた。
著書3冊を2周ずつ、白熱教室7本組(約7時間分)を2周。そして正直一番重たかったのがVoicyで、これは1回あたり約60〜90分の番組を90話までぶっ続けで聴いた。まさにカトちゃんまみれの1ヶ月だった。電車や車の運転中はほぼほぼカトちゃんの声を聞き、仕事を抜け出してカフェでカトちゃんの本を読む。蛍光ペンで重要箇所を線引き、コメント書き込みを2周行った。僕はガチで勉強しようと思った本は紙媒体で購入し、ペンを入れて僕の作品にして完成させる。もちろんブックオフに売れないし、売らない。この書き込み作業により、その本は自分の地肉になる。
そうして、5月中旬からカトちゃんにまみれてまみれて、急速に不動産投資についての知見が深まった。吉川英一さんやなっちーさん、ふんどし王子さんもその前に勉強していたから、知識の土台が強固になった。サウザーさん含め、それらの先輩方の源流が加藤さんであるから、ここは全力で研究しなくては、と思ったのだ。
白熱教室レビューは最高難易度
そして僕には大きな仕事が残っている。サウザー白熱教室、加藤ひろゆきさん編のレビュー記事だ。これは今までとは比較にならない難易度になった。なにしろ白熱教室が7本組と、通常の4本組よりも3時間分長い。そして聴いてもらえたらわかるが、内容・情報量が桁外れに多い。予習なしで聴いた1周目は、実際内容がほとんど覚えきれなかった。7本分も何を語っていたのか?全然理解できなかった。予習なしでマクロ経済学の講義を聴いた時と似ていた。
そこから「カトちゃんまみれ」を実施し、著書の読み込みとVoicyでの補足を拾い集めながら白熱教室を聞くと、内容が理解できた!そして気がつく。やっぱり情報量が桁違いであると。ふんどし王子編もなかなかに重たかったが、加藤さん編はもっと重たい。適当な気持ちでレビューはかけないと判断した。
1ヶ月、カトちゃんまみれという修行を行ったことにより、白熱教室レビューを書くための土台が完成した。あとは丁寧に白熱教室をもう1回、通して聴いてメモを取りまとめることで適切なレビュー記事という作品を作れると思う。
書く筋肉
僕は最近ちょっと悩んでいる。ブログが重量級になってきたことだ。この記事も、この時点で3,000文字を突破している。1年前は、800字とかでサクサクっと、見出しもない、それこそmixiの日記みたいな記事を毎日書いていた。そこから徐々に文字数が伸びて、「書く筋肉」がついてきた僕は2,000文字以上を書くようになってしまった。こうなると、執筆にまとまった時間がかかるのでちょっと億劫になってしまう。しかし、今更、軽い記事も書きたくない。いや、読む人のことを考えて、あえて軽い記事の方が喜ばれるのか?とも思ったが、かつて僕が好きだったブロガーの記事が急に薄くなって失望した経験を思い出した。僕はがっかりした。だから、1記事あたりの重さは落としたくないと改めて思う。
もう少しで、今までのレビュー記事で最も時間をかけた「加藤ひろゆきさん編」が完成する。今少し、お待ちいただきたい。
→完成しました。
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