前回の記事では欲情の条件として「エロトリガー」の概念を説明し、それを起点として派生する「オナメモリー」と「オナニーファントム」の存在について解説した。
本記事ではそれらの回避方法や、立ち向かう術について解説する。
オナメモリーの根治は難しい
順序が逆転するが、まずはオナメモリーについて解説する。
先に述べた通り、オナメモリーは我々の脳内に強固に根付いている記憶のため、意図的には消去できない。大変残念なことだ。
唯一あるとすれば「忘れる」ことであるが、これは意識してできるものではないし、たとえオナ禁パラディンになっていたとしてもメモリーは消えない。
オナメモリーの数と深さは、オナ猿歴の長さに比例する。
だからもし、まだ若い人(20代前半)がこの記事を読んでいるなら、僕からのアドバイスは「お気に入りのオカズを増やすな」である。
AV女優、エロ漫画家、エロイラストレーター、シチュエーション、フェチ、などなど…あなたのエロ嗜好にドンピシャにハマってしまうオカズを見つけてしまったら、それがオナメモリーになってしまう。
人生を長期的視点で見た時に、オナニーには戦略的価値はない。
嗜好品としての切り口で見ても、リスクとリターンが見合わない。
一発の快感に対してフルチャージまで1週間を要すというのは、等価交換とは言い難い。
しかしながら、既にオナメモリーが蓄積してしまっている同志もいるかと思う。
僕もこうして述べていることは、そういうことだ。
僕もオナメモリーをなんとか消去できないかと悩んだ。
しかし記憶とは、やはり随意で操作できないものである。
つまりオナメモリーは消去できない。
これは不変の条件と認めるしかない。
しかしあきらめるのはまだ早い。オナメモリー自体は消去できなくても、その発動を防ぐことは可能だ。
オナメモリーは、なんらかの「きっかけ」が起点となり発動する。その「きっかけ」さえ防げれば、オナメモリーは箱にしまわれていて、顔を出すことはない。
その「きっかけ」つまり「エロトリガー」をいかにマネジメントしていくか?がオナ禁には最重要であると、僕は241回の検証を通じて確信した。
エロトリガーを排除する
前回の記事で、僕は自分のエロトリガーの起点の記録を取り分析したと述べ、大きく3つが原因であった。
- まとめサイトのエロ広告
- YouTubeの際どいサムネイル
- ヤング系雑誌のエロ漫画
これらに接触する回数・時間が多いほど、多くのエロトリガーを踏み、それがオナメモリーと無意識下で結びつく。
そうするとオナニーファントムが一気に増強されて強烈に欲情し、こらえきれずオナニー。
この一連の流れが始まってしまう。
僕の場合、2chまとめ、YouTubeサムネで数多くやられていたことが記録から明らかになった。
そしてそのことに気付きつつも、なかなか染み付いた習慣はやめられず、2chまとめ探検とYouTubeサムネに挑んでいた。
その中で気がついたのはやはり、撃墜されるリスクはネット接触時間の長さに比例するということだった。
いかにオナメモリーがあるとは言っても、何にでも反応するわけではない。
スルーできるエロ広告もたくさんある。問題ないサムネイルもたくさんある。
しかし、しかしだ。
そのたくさんの中の、そうだな、体感だが5%くらいに「アタリ」があって、それが強いエロトリガーになってしまうのだ。
つまり20種類くらいのエロトリガーに晒されていると、うち1回くらいがオナメモリーに強烈にヒットしてしまい、そこから一気に崩れる。
後述する方法によって、その出現率を下げる努力をして、多少、下げることはできた。しかしやはり一定確率でエロトリガー→オナメモリーのコンボは発生してしまう。これを完全に防ぎきることまでは至らなかった。
そこで気がついたのは、確率が一定ならば、試行回数を減らせば良いのではないか、ということ。
単純なことであるが、2chまとめとYouTubeに接する時間を減らしたら、エロトリガーを踏み抜く「回数」は大きく減った。
ただし減ったのは回数だけであり、やはり打率は大きく変わらなかった。
このことから導き出されるのは、いかにネット接続時間を減らすか?がオナ禁にはポイントになるということだ。
まとめサイト=卒業する
まず最初に、僕が最もやられたのはまとめサイトのエロい広告だった。
エロ漫画や、出会い系の広告はド直球、火の玉ストレートで僕らの性欲を揺り動かしてくる。
当初、僕はこの仕組みにうまく気がつかず撃墜されまくっていた。
アフィリエイトを少し齧った人ならばわかると思うが、やったことがない人に向けて説明する。
まずアフィリエイトとは、簡単に言うとネット上での営業代行で、自分の運営するサイトに広告を埋め込んで、そこをクリック・タップした人がその商品を買ったら、紹介料としてアフィリエイターに報酬が入る、という仕組みだ。
ネットで頻繁に目にする広告は、その多くが「Googleアドセンス」などの、その人が興味関心を持つものをGoogleが人工知能で予測して「こんなのどうですか」と自動的に提示してくる。
ネットニュースのトップページの右側に表示されている、アレである。
2ch(5ch)まとめ系や、本家5chなどはそのGoogleアドセンスではなく、意図的にエロ漫画や出会い系の広告を貼っているから危険極まりないのだ。
面白いまとめを作って、若い男性を呼び込んで、彼らをエロ広告で釣って収益にする。
それがまとめを運営しているアフィリエイターの収益手法のひとつであることに気がつこう。
そう考えると、まとめサイトに時間を使うのが馬鹿馬鹿しくなってくるし、オナニーさせられてしまうリスクが上がることを考えると、もはやまとめサイトの閲覧自体を卒業することが最適解となる。
どうしてもまとめを見たい人は「ハム速」あたりがおすすめだ。これはもう運営者の考え方次第だが、ひとまず2021年5月の段階では、ハム速の広告欄はそんなに危なくない。運営者の美学を感じる。
ただし多くのまとめサイトは容赦なくエロい広告を貼っていることが多いので、近づかないことが最適解となる。
Twitter=もらい事故、多発
また僕の場合は少数だったので述べていなかったが、Twitterにもエロトリガーは潜んでいる。
裏垢女子の直撃エロトリガーはもちろんのこと、ギリギリセーフ系の写真や画像などもTwitterは意図せず流入してきやすい。
多くのフォローをしている人ほど、他人のリツイートやファボがタイムラインにも流れてきて、その中にはやはり一定確率でエロトリガーが混じってくる。
もはや交通事故のようなものだ。
僕がフォロー人数を絞っているのはそれが理由だ。
結局のところRTもファボも人間がやっていることなので、そういうエロトリガーになり得るものを流してくる人間はフォローしないのが一番なのである。
その人の呟きが見たいとか、リアルタイムで追いかけたいという気持ちはわかる。
しかしながらそういうエロトリガーを流してきてしまう人であるという点で、その人はオナ禁のためには邪魔な存在となる。排除すべき存在だ。
オナ禁パラディンへの転生を真に望むのであれば、フォロー解除すなわちリムーブも致し方ないことと考えよう。
パラディンに転生して耐性が付いたら、またフォローすれば良いのである。
僕だって、もし仮に、私淑する聖帝サウザー師匠が日夜エロい画像をツイートしたりRTしてくる人だったら、断腸の思いでリムーブする。
そういうプロセスを通して、あなたのタイムラインを浄化していけば、Twitterも危険地帯ではなくなる。
YouTubeサムネの浄化
YouTubeサムネイルに関しては動画サムネの右下にある縦の「…」を押して
- 興味なし
- チャンネルをおすすめに表示しない
を選択しその理由を「興味がない」等を選択すれば良い。
こうしてあからさまな釣りサムネを繰り出してくるチャンネルや投稿者を排除していく。
最初の方はそれでもたくさん出てきて、地雷を踏みそうになるが、毎日少しずつでもこの作業をして、エロいサムネを繰り出してくる投稿者を弾き出していけば、リスクがかなり少ないYouTubeを作り出すことができる。
注意してほしいのは、もしこういうサムネの動画を結構見てしまった履歴があると、YouTubeのアルゴリズムによって、集中的にそういう動画がサジェストされてしまうので、新たに踏まないことである。
とはいえ、そこまでやっていてもYouTubeでのサムネ事故の確率は0%にはならない。
そのため、やはりYouTubeに接する時間自体を短縮することがオナ禁には有効だ。
※このことについて小説風に解説した過去の記事→オナメモリーと電脳地雷原(2019年末)
3〜6日目はネットから離れる
現在、オナ禁・誓いウォーカーとオナ禁暗黒騎士のステージにいる人は、特にフィジカルチャージ完了後の3〜6日目の4日間はネットに接する時間を意図的に削減することが有効だ。
紙の本を読んだり、漫画を読んだり、ネットフリックスやAmazonプライムビデオなど、YouTubeに頼らずとも時間を潰す方法はいくらでもある。ブログを書くのだっていい。
聖帝サウザー師匠の白熱教室やVoicyを聞くのもアリだし、料理したり洗濯やアイロンがけをしてもいい。
とにかくフィジカルチャージ完了状態でエロトリガーを踏むのが一番危ない。
エロトリガー→オナメモリー→オナニーファントム暴走、の流れを止めることは、誓いウォーカーや暗黒騎士ではできない。
オナ禁パラディンでなんとか、耐えられるかどうかのレベルである。
だからとにかく、きっかけを作らないこと。
エロトリガーに遭遇しないこと。
エロトリガーと戦わないこと。
エロトリガーがある場所を回避すること。
これが僕の経験から導き出された答えだ。デジタルデトックスもできて、一石二鳥だ。
続いては、オナ禁の最大の敵であるオナニーファントムについて解説していく。
コメント
ほんとネットというのは、便利なようで不便ですよね。
先日、日記を書いて、自分のその日の点数をつけて、
寝ようと思って、とこに入ったら、Twitterからもらい事故
直撃となりまして、自爆しました・・・。
翌日、手帳に書いた点数を修正するという、なんとも情けない
ことになったのはいうまでも無いです。
「やらずの誓い」をたてるのですが、
トリガー発動で一気に崩れ去ってしまいます・・・。
それは僕も何度も経験あります。
寝室スマホは結構リスク高いですね。一種の条件反射なのかもしれません。
フィジカルチャージが完了している状態で
寝室×スマホ×ヒマが揃ったらそれはもう死地です。
危険地帯にいると察知せねばなりません。
逆を言えば、ひとつでも要素を排除できれば死地ではなくなります。
そのような経験を何度もすることで、反省し、気付くこともあります。
なので今回の被弾は全くの無駄ではないと考えます。