僕は今、雇われサラリーマン仕事以外に、 下記3つの活動を抱えている。
- ブログ
- 営業に関する本の作成
- サウザーさんの白熱教室紹介文
ここ2ヶ月ほど、ブログの更新ペースが落ちているのは2, 3に時間を割いているためだ。ステージが進んでいるのかな、とも思う。
「創作」には莫大な余剰が必要
僕は「エクストリームサボリーマン」を自称し、平均3時間/ 日程度しか働いていない。そのため、 平日の日中をこれらの活動に充てることができる。僕はこの点で、 一般的なサラリーマンよりも有利だ。
しかしそれでも、これらの活動はかなりのリソースを使う。 気力体力はもちろんとして、時間も使う。この記事のように、 自分の書きたいことをバシバシ書いていくことは簡単だけども、 2,3のような「作品」を仕上げるとなると、 かなりのリソースを使わざるを得ない。
しかしこれは嘆かわしいことではない。決してない。 それだけ時間をかけ仕上げたものだから、一種の芸術になれる。 特に僕のような駆け出し芸術家は、時間を投入して、 何度も直して、仕上げなければ良い作品は作れない。
となれば、いかにして時間を確保するかが重要になる。 本記事は約半年、 いかにして時間を確保するかについて検証したレポートの第1弾と なる。
「がんばる!」は結局、続かない
昨年の前半は「執筆時間」の目標を立てていた。
手帳で記録して「今日は2時間!」とか目標を立てて、実施の記録をとっていた。「がんばる!」 を数値化し目標にしていた。 これは僕が受験生の時にしていた目標設定方法だった。「 今日は英語を1時間、世界史を1時間、古典を1時間」などと、 取り組む時間を目標にしていた。それの「創作」 バージョンだった。
「今日は1記事書く!」「白熱教室Vol.2のメモを取りきる! 」といった目標だった。
この「がんばる!」方式の目標を立てると、 結局は睡眠時間を削ることが多かった。 これまでのルーティンの生活リズムに単純に「創作」 のための時間がオンされただけだったからだ。 睡眠時間を削った場合、 翌日の日中は眠気に襲われ続けることになる。 こうなると脳は使い物にならなくなった。「創作」 などとてもできない。無理して創作しようとしても、 しょぼいものしか作れなかった…。
そのため、僕の場合はだが、 睡眠時間を削ることはかえって効率が悪くなることがわかった。
というか、寝不足だと身体が疲れて体調を崩しやすくなったり、 普通にしんどいので、やるべきではないと思う。そういう「 つらい」感覚を味わってしまうと、いつしか「創作」=「つらい」 に結びついてしまう。そうなるとそのうち「創作」 をやめてしまうことになりかねない。
時間の棚卸し:スマホいじいじタイム
単に「がんばる!」目標を自分の生活に突っ込むことは、 うまくいかないことがわかった。そこで、よく言われることだが、 僕は自分が費やしている時間を洗い出した。時間の棚卸しである。 お金の家計簿をつけるように、時間の使い方に目を向けてみた。
すると、スマホをイジっている時間が長いということがわかった。 iPhoneの機能「スクリーンタイム」を 確認すれば一目瞭然だった。 YouTubeやTwitterはもちろんのこと、 地味にヤフオクやニュースアプリなどにも時間を使っていた。 僕は無意識のうちに4~5時間/日くらいスマホに接続していた。
これらを一気に捨て去る努力もした。
したのだが… やはり全ては難しかった。オナ禁と同じで、 長く染み付いてしまった習慣は、急には止められないのだった。 オナ禁での教訓を思い出す。いきなり「禁」するのではなく「減」 することから始めようと思った。
スクリーンタイム機能には、 日ごとに何時間何分スマホを開いていたかが記録されている。 内訳も記録されている。内訳はともかくとして、 1日にスマホを見る時間を減らす取り組みをスタートした。
これを3時間/日に抑えるため、手帳に記録をつけていく。当然、 スマホに記録は残っているが、 手帳に書くことに意味があると感じる。オナ禁と同じだ。
こうして記録をつけていくことで、3時間以下を達成できた日や、 できなかった日が、よく認識できるようになってくる。
当然ながら、スマホを見る時間が少ない日は、 執筆ができているし、本が読めたりしている。
この取り組みを3ヶ月くらい行ってわかったのは、
スマホは、 僕らから際限なく時間を吸い取る能力を持っている恐るべき装置で あるということだ。
オナ禁の重要ポイントでもある
同時に、 インターネットブラウジングは電脳地雷原を歩く行為であり、 オナ禁の邪魔をする広告や各種誘惑に出会うリスクを上げてしまう 。
オナ禁のためだけではなく、 執筆活動やインプットを増やすためにもスマホ接続時間をいかに減 らしていくか、が今後のポイントになっていくだろう。
類似しているものでパソコンやタブレットはどうなのか? という意見もある。これはあくまでも僕の場合だが、 パソコンやタブレット大きさや重さがある分、特に「 寝ながら操作」が難しい分、 スマホほどの時間吸い込み機能はないようだ(iPad miniとかは危険そう)。
この他にも「机に向かう時間」「1日に読む本のページ数」「 ブログ1記事」など「がんばる!」式目標を立てて、 精神力で何とかしようとしていたが、結局はダメだった。
しかし「 スマホ接続時間を減らす」という目標は有効だった。
このスマホ時間を気にするようになると、 ホーム画面をスワイプしてスクリーンタイムをこまめにチェックす るクセがつく。すると「今日はあと30分しか残ってない」 ということを考えるようになり、この時間を節約するようになる。 すると、時間が空く。僕は、スキマ時間… というか空いている時間以外全てを、 スマホにつぎ込んでいたのだった。ここをフリーにすることで「 記事でも書くか」とか「構想を練るか」とか、 そういう創作活動につながっていくのであった。
長くなってしまったが、 要するにスマホは「時間バキューム機能」が超強いマシーンであると 認識することからすべてが始まると思う。 そしてこのバキューム装置をいきなり断ち切るのは難しいので、 徐々に節制していこうと「試みる」ことが大切だと思う。