前回の記事に引き続き、文系MARCHが最も居心地の良い環境である優良中小企業の探し方についてお話ししていきます。
1つ目は「未上場会社 四季報」
就活の一般論で、四季報よめ!業界地図みろ!といわれ、さらに「就職四季報」なんていう露骨なものも存在しますがそういう企業は上場会社です。その中にももちろんニッチな良い会社はありますが、そこは皆が同じことを思いますので、避けましょう。
みんなと違う調べ方をするのが文系MARCHが良い環境を手に入れるコツです。本屋にも積んでありますからまずは立ち読んでみてください。そして着目する点は
・利益
・平均勤続年数(平均年齢)
この2つです。
見るべきポイント:利益
四季報は小難しい情報がたくさん載っています。何から見れば良いか正直わからないと思います。まず利益を見ましょう。儲かっていないところは検討の必要はありません。(とはいえ、この未上場四季報、優良な会社しか掲載されていないので、既にある程度選別されています)
儲かっているかは大切です。儲かっているから仕事に余裕があり、業務がブラックにならないのです。世間のブラック会社は、要は儲かっていないからブラックになってしまうんです。(某広告代理店とかは宗教的なブラックだから特殊ね)
衣食足りて礼節を知る、貧すれば窮する、という言葉通りなのです。また、儲かる、ということは商品やサービスが特別に優れていたり、独占的な市場を持っている可能性があります。これは技術力やノウハウがある会社ということです。そこに優良な顧客が付いているから、会社は儲かっているのです。
まずは儲かっているか、が大切というお話でした。
見るべきポイント:平均年齢
次に平均年齢について。先述の儲かっていない=ブラック化しやすいという図式とも関連するのですが、ブラック企業は人が辞めるので平均勤続年数が短いです。当たり前ですね。ただ離職率をNA(ノーアンサー)と掲載している会社も多いので平均年齢を見ましょう。
平均年齢が高い=勤続年数長い=人が辞めない
ということです。正直、ブラックかどうかは入らないとわかりませんし、人によってブラックに感じるかどうかは差があります。しかし、いろんな条件の中で、多くの人がその条件に納得していれば離職しません。例えば、給与額は低くとも、仕事がきつくない、もしくはその逆のパターンです。労働者たちが納得しているかどうかが、この平均年齢に表れます。
ただ、この離職率や平均年齢を見ることで、一般的な人が勤め続けていられる会社だということで
ブラックの可能性を下げてくれるのです。ブラックだけど、転職組のオッサンがたくさんいるパターンはなくはないですが、先述の利益と合わせて見てみれば、だいたいわかります。
特色と商品
そして未上場四季報には当然、その会社の商品や特色が詳細に書かれていますから、どんな商売をしているのかわかります。この部分がニッチで需要のあるものであれば色々と辻褄が合います。逆に、競合が多かったり、今後発展しなさそうな商品を作っている会社は、今が良くても未来に失速してしまうので、中長期的な視点で選んでいきましょう。
そうなると、やはり素材系のメーカーは強いな、と思うのでした。
ひとまず未上場四季報を立ち読んでみましょう!この動きをするだけで他の就活生とは違う視点で行動できるはずです。
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