1を払って10を得る

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ライフハック

僕は脱社畜という概念を学び始めた頃、会社と職場に対し、必要最低限しか労力や時間を提供しないぞと息巻いていた。給与以上に時間や労力を提供するのは社畜だと。サービス残業を蛇蝎のごとく嫌い定時退社を目指した。ましてや時給が発生しない職場の飲み会やゴルフコンペ、社員旅行などはとんでもないと思い欠席しようと思っていた。

しかし…実際には、できなかった。

上司より先に帰りにくいという気持ちに負けて、先に帰れなかった(別に帰っちゃダメとか言われてもいないけど)。幸運だったのは弊社はゆるふわホワイトなので、18時には上司も帰ってた事だ。
でも定時は17:30なので30分のサビ残だ。弊社、営業職には残業代はない。

結局、僕はビビリだったので当初の想いを貫けず、30分サビ残し上司よりも後に退社していた。なんやかんやで飲み会もゴルフも旅行も全出席した。時間と金を支払った。

当時、僕は周りに流されて情けない根性なしだなぁと思っていた。そして一方で、僕より少し年下の後輩は、僕がやれなかった定時上がり、飲み会不参加、イベント欠席を見事にやってのけた。その時はうらやましかった。当然、周りからの圧力もあったが、彼はそれを跳ね返して自分を貫いた。結果、今では飲み会自体に呼ばれないし、定時で帰っても「アイツはそういうヤツだから」となっている。

でもそれで気づいた事もある。

僕は、時間やお金を職場に対し拠出した。会社ではなく、職場に。職場とは、一緒に働く同僚、先輩、上司たち、人の集まりの事だ。この人たちに、僕は時間とカネを投資していたんだと、今では思う。

先述の後輩くんは今、職場でスゴいマークを受けてしまっている。かわいそうなくらい風当たりが強い。僕は完全ノーマーク。ストレスフリーだ。これは職場に投資した成果だとわかったのは最近だ。僕は結果的にだが、1を支払って、10を得た1とは、日々の30分のサビ残、飲み会などだ。
ちなみにゴルフは趣味になったので問題にならない。

以前、メンドいオッサンはハックするという記事で、オッサンのハック方法を紹介した。このハック行為も、1を支払う行為だ。報連相は面倒だけれども、そのメンドいという気持ちのコスト1を支払うことにより、オッサンを手なずけることができ、結果的に自分が快適になる。続けると、オッサンから信用されるようになり、ノーマークになる。これが10のリターンだと僕は思う。そう考えると、投資効果は非常に高い!

逆に、先述の後輩くんのようにコスト1をケチってしまうと、リターンがない…というかむしろマイナスになり、上司からマークされる。これは代償として大きすぎる。僕は営業職なので、特にリターンの10は主に時間で還元できている。つまりサボれるということだ。僕はノーマークだから、週に1回くらい、直行直帰しても全然怒られない。たぶん、大目に見られているんだと思う。これが、リターンの10だ。

このリターンを利用してこのブログを書いたり、情報収集ができる。軽微なコストを職場に支払うと、後々ラクですよという実体験だった。

コメント

  1. もとやま より:

    Twitterから来ましたー!起業して仕事してますが、1コストで仲良くなった方達から仕事もらっています。1で100パターンもあり得るなぁと思い読みました。私は自分自身が超天才の器タイプじゃ無いので敢えて目をつけられる必要はない。味方は1人でも多い方が戦いやすいと思ってます。

  2. ヤコバシ より:

    >>1
    ブログも読んでくださりありがとうございます!本当に仰る通りです。この最初に差し出す1をケチって、目をつけられる人が多い!