【感想】加藤ひろゆきさん・聖帝サウザー氏対談(2020)

雇われ人卒業

オーディオレビュー記事。今回は加藤ひろゆき大師匠と聖帝サウザー師匠の対談。

サウザーラジオ 〜富者の聖杯〜サウザー式 資本主義の攻略方法。 大学生時代から現在までの考え方。 1

全4話。

メインゲストが聖帝サウザー氏、聞き手が加藤ひろゆきさん。

本記事では、ネタバレを抑えつつも、本作の素晴らしさをお伝えしたく思う。

全体の概要

まず、加藤さんと聖帝サウザー氏の関係性を説明する。

二人は、師弟関係と言える。

2007年に加藤ひろゆきさんが『ボロ物件でも高利回り 激安アパート経営』(ダイヤモンド社)を出版された。

これをはじめとして、加藤ひろゆきさんの著書を読み、ボロ戸建てを拡大しキャッシュフローを作った聖帝サウザー氏は2017年に勤め人を卒業することに成功する。

2019年にはサウザー氏の白熱教室シリーズにて、加藤さんゲスト回のインタビューが収録された。

(参考記事:白熱教室レビュー記事)

そして2019年4月5日にはサウザー氏の強い推薦で、加藤さんがVoicyパーソナリティとなり、加藤ひろゆきのオールナイト大日本がスタートした。

加藤ひろゆきさんに関しては、書いていくと終わりがないレベルなので、初見の人にわかりやすく説明するならば、

「一戸建て投資クラスタの開祖」

とも呼べるべき存在で、まさに生けるレジェンド、皆の精神的支柱なのである。

野球で言うなら王貞治。

若き日の聖帝サウザー氏も、加藤ひろゆきさんの著書・ブログ・音声CDに励まされながら取り組んだとのこと。

そういう意味で、二人は師弟関係にある。

そのことは、本作の序盤でも語られるのでここでは割愛し、概要を説明していこう。

Vol.1~2:聖帝サウザーインタビュー

まず本作のVol.1〜2はまさに正当なインタビュー内容となっている。

これまで「白熱教室」シリーズにおいては、聖帝サウザー氏はインタビュアーの立場。

そのためサウザー氏が自身のことを積極的に話す場面は少なかった。

また「サウザーラジオ」においても、多少は語られるものの、あまり詳細は語られてこなかった。

それは、氏の美学によるところであろう。

「オレはこんなに苦労したんだぜ!」

ということを良しとしない潔さが、そうさせたのであろう。

もちろんサウザーラジオは、一人語りの形式であるから、このこともやむを得ないことであったと言える。

そのため本作で師匠たる加藤ひろゆきさんによるインタビューはとても貴重だ。

また、加藤ひろゆきさんは大昔から、数え切れないほどのインタビュー音声を録ってこられた御仁である。

さすがのインタビューテクニックで、聖帝サウザー氏の話を聞き出していく。

これは熟練のテクニック、そしてサウザー氏から加藤さんへの信頼関係があったからこそ為せたことであったと思う。

さてその話題だが、まさにタイトルの通り、

  • どんな勤め人だったのか
  • 勤め人時代で大変だったこと
  • どうやって抜け出そうと考えたか

この辺りが展開される。

またそこから派生して、現在のサウザー氏が取り組んでいる「社長業」についての質問がなされる。

不動産、養蜂、ラーメン屋、化粧品、オーディオブック。

その中で特に、不動産経営に関しての談議は、リフォームや物件の話で大変盛り上がる。

軽トラの話を本当に楽しそうに語るお二人の声のトーンは明るく、聴いているこちらも温かい気持ちになってくる。

あぁ、この二人は本当に師弟なんだな、と。

Vol.3 聖帝サウザーの「闇」

Vol.2までは、ある意味でとても平和な、王道のオーディオ内容であった。

和気藹々としつつも、資本家としてのスピリットや、商品作りに関する具体的なテクニックが語られ、このVol.1〜2まででも十分な内容と言える。

そんな流れから一転し、このVol.3では聖帝サウザー氏の「闇」が語られる。

「闇」とは、これまでいろいろな場面でサウザー氏が語ってきたものだ。

例えば、今までもサウザーラジオにおいてこのような回があった。

第49話 聴くだけで勤め人が嫌いになるラジオ その1【サウザーラジオ 青雲の誓い】

この回で、サウザー氏が最初に入社したパワハラ企業でどんな目に遭ったかの片鱗が語られる。

しかし、この回ではそのブラック・エピソードについてはやや軽妙に、また自分の話はほどほどにしつつ「勤め人とは、壮大なネズミ講」ということを説明していた。

だが今回のインタビューでは様子が違った。

この部分を深く聞き出せたのは、加藤ひろゆきさんが聞き手だったからだろう。

サウザー氏が、どんな目に遭って、どんな思いをしたか。

そのどす黒く、どろりとした陰鬱な思いが伝播してくるようなトークが展開された。

本当に…本当に。

ツラかったのだと、心に染み入ってくる。

また、Vol.3の後半では氏の実父との最近の出来事が語られる。

定年退職をした実父を、自分の会社に迎え入れたサウザー氏は…

詳細は語れないが、そこでも相当な闇を体験していた。

そこには「根本からの勤め人マインド」との遭遇が語られていた。

この部分を語るサウザー氏は本当に悔しそうで、憤りも滲んでいた。

聖帝サウザー氏は、様々な場面でリスナーにこう言い諭してきた。

「”闇”が足りない」と。

真の闇とはこういうものだと片鱗を味わえるのが本作Vol.3だ。

普段、Voicyや白熱教室、ツイッターでは感じ取れない聖帝サウザー氏が闘ってきた”闇”。

それのほんの一部だが、触れることができる本インタビューは非常に貴重であると、聖帝コンテンツマニアの僕は感じた。

Vol.4 聖帝サウザー流・奥義

本作を聞いていると、どうやら当初はVol.3までの収録予定だったようである。

そのため、このVol.4は追加的な収録であったようだ。

しかしながら、僕個人としては、このVol.4の内容がとんでもなく良かった。

Vol.4はこんな会話から始まる。

「俺さ、サウザーさんに訊こうと思ってたんだけど、ちょっとあの四国の人、ちょっとヤバいですよって前から言ってたじゃないですか。あれなんでわかったんですか?」

そこから語られる内容は、発信活動をしようとしている人、既にしている人、また現実世界でも商売をしようとしている人には必聴の内容だと思う。

少しだけ語るならば、

人間は、自然のままでは欲望に負けていってしまう者が大半である。

下衆な、品がない方向にひたすら転がっていく。

そうなると、当然のように没落して消えていく。

しかしそのことは、今になって発生したものではない。

大昔、1000年前から、同じようなことがずっと繰り返されているのだ。

驕る平家は久しからず。

しかし一方で、生き残っている者や企業もある。

その理由を明確に語ってくれる聖帝サウザー氏。

これは僕の了見の範囲内ではあるが、このようなことを言うネット芸人はこれまで居なかった。

少なくとも、ここ数年の、ネット上で名を賑わせた人では、いなかった。

そのことは、僕のブログにて書いた「聖帝まみれの2年間」シリーズにまとめたのだが、本作Vol.4で聖帝の口からあらためて、その真髄が語られた。

これです。

これなんですよ、聖帝サウザー流の奥義とは。

不動産という商品も、

オーディオブックという商品も、

化粧品という商品も。

いろんな形態があるけれども、その根底にはこの聖帝サウザー流の奥義が流れている。

きっとご本人は

「こんなこと、奥義でもなんでもないよ。当たり前のことだよ」

と仰ると思う。

しかしながら、人間が生(き)のままであったなら、欲に負けて邪悪な方面に傾いてやがて没落していく。

となれば、この「奥義」を後天的に学んで、自分の身に纏う「鎧」としなければ、没落の運命から逃れることはできないだろう。

また同時に、勤め人階級から資本家階級へ登っていくことも難しくなるだろうし、運良く卒業できたとしても、それを安定的に長続きさせていくためにもこの「奥義」は絶対に必要だと思う。

この「奥義」をナチュラルボーンで貫き通せる人は少ない。

半分くらいの人は、この奥義の萌芽は持っている。

「良心」という形で。

しかしながら、その良心という小さな芽を押し流してしまう大津波が、人間の持つ「欲望」なのだ。

これに抗い、耐えて、それでも強く立っていくには聖帝サウザー氏の「奥義」が要る。

このことを1,650円で学べるのは、とんでもなく安い。学びたくても学べない内容だ。

だからもし、この記事を読んで、本作に興味を持ったんだけど、どうしても資金が少ないということであれば、Vol.4だけでも聞いてほしく思う。

※もちろんVol.1から通しで聞くのが最高です。

流れを変える男

本作は、後に伝説の作品になると僕は確信している。

なぜなら聖帝サウザー氏は、これからのインターネット上の発信活動の流れを変えた人物になるからだ。

これまでのインターネット上の発信活動というのは、正直、魑魅魍魎だらけであった。

しかしながら、通用してしまっていた。

正確には、そういう人たちしか居なかった。

だがこれからは、聖帝サウザー流を身に付けた発信者が増えて、邪悪なる者たちは淘汰されていくであろう。

邪悪なる者たちを滅ぼすのは、規制や通報ではない。

顧客となる人々が賢くなり、邪悪な人々のコンテンツを見ない、買わない、選択しないということがあって初めて成り立つ。

そのような動きは、聖帝サウザー氏から始まると僕は予想している。

金融日記時代(2013〜16)からサウザー氏を知っている人たちが第1世代。

アメブロ(2017)からは第2世代。

Voicy(2018)から入った人は第3世代。

そしてこれから出版される「紙の書籍」から入る第4世代から、この動きは一気に加速する。

「なんかおかしいな」という発信者は、そう、おかしいんですよと。

その「おかしさ」を真正面から唱えて、そのメカニズムを暴いて、我々一般人を啓蒙したのが聖帝サウザー氏なのだ。

多くの人が感じているその「違和感」をここまで明確に説明した人はいない。

サウザー書籍の出版によって、ネット発信活動の潮流は大きく変わる。

そんな人物の師匠たる加藤さんもまた、偉人の師匠として語り継がれる存在になる。

加藤さんは数少ない、ナチュラルボーンでの素晴らしい発信者だったからだ。

そんな加藤さんが居たから、師匠だったから、今日の聖帝サウザー氏もまた、在るのであろう。

なんだか壮大なまとめになってしまったが、事実壮大なんだから仕方ない。

本作が多くの人に聴かれることを望んで、結びとします。

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