10連休、自由人のカケラ

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日記
2019年のGWは天皇陛下のご即位もあり、10連休となった。その10連休で僕は「雇われていない自由人の生活」のカケラを味わう事ができた。これを36倍にしたものが、自由人の1年なのだ。そう感じたエピソードを紹介していく。

生活リズム

11時起床でいい

休日なので、目覚まし時計は掛けなくていい。僕は約8時間寝ると勝手に起きることが判明した。目覚まし時計による強制覚醒ではないのでアタマ超スッキリ状態だ。仕事がある平日には午前0時に就寝、朝7時起床なのだが、1時間足りていないことが今回の連休で判明した。
30代になり、最大HPとHP回復速度がダウンしているので、時間睡眠が必要だと感じてはいた。だが具体的にどうなのか、ということが、この10連休でハッキリとわかった。8時間だ。
雇われ人をしている平日は、7時に起きなくては定時に間に合わないので目覚まし時計で頑張って起きる。20代中盤まで、0時就寝、6時起床でも余裕で仕事に行けていたのに、僕は精神がたるんできたんだろうか、と思っていた。だが、この10連休によりこれは肉体的な変化(老化…)だとハッキリわかった。つまり僕は23時に就寝しなくてはいけない。今までなんとなくだったので、ハッキリして納得できた。
睡眠を十分にとると、気持ちが前向きになり、創造的な作業ができる。やはり創造的な作業には、MPの余裕が必要だ。そのMPの根源は十分な睡眠時間だとわかった。もちろん、たくさん寝たい日もある。そんなときには2度寝して11時起床でもいい。これが平常運転できるのが、定時という概念がない、自由人の生活だ。

食事

昼に家にいると自炊ができる。昼ごはんも、手の込んだ夕食も作れる。雇われ人をやっていると昼は外食になる。僕は営業マンなので弁当箱を持てない。毎日約800円で外食しているが、800円もあれば結構な量の肉が買えるし、自分好みに作れる。もちろん外食の800円は調理や皿洗いの手間も含まれているので、単純な原価厨になってはいけないのだが、たんぱく質の摂取という面では自炊が圧倒的に有利だ。外食というのはどうしても炭水化物がメインになる。ラーメン、うどん・そば、パスタ、パン、米がメインになる。800円だと致し方ない。
僕は炭水化物の取りすぎを避けたいのだが、高タンパクを外食しようとするとどうしても高価になる。家にいれば、800円でもかなりのタンパク質を摂れる。野菜も同様だ。

お散歩

昼間は当然ながら明るい。5月は気候もよくお散歩やサイクリングがとても気持ちよい。ツツジの花が咲き、新緑がさわやかだ。近所の川辺を、目的もなくお散歩する時の気分は最高だった。一個の生物として、自然とのつながりを感じた。こういうの、意外と大切だと思う。
お散歩は、自分と対話ができる。対話をすると、やりたいことが湧いてくる。ブログのネタも湧いてくる。僕はこんな単純な事も、日々の雇われ人生活の中で忘れていたことに気がついた。
学生の頃、よく川を眺めながら、当時の彼女とうまくいかなかったことを一人で反省会していたことを思い出した。川の流れを見ることは癒しになる。僕にはそういう時間が必要なのだ。

「生活」が楽しくなる

僕と妻は雇われ人なので週末にまとめて買い物する。食材や日用品を、必要に追われて、仕事のように買い込む。休日の夕方、お決まりの食材をババっと買う。
だがこの連休では、昼間にスーパーで食材を買うことの楽しさを再発見した。まず、旬の野菜や魚に目を向ける余裕がある。これはどうやって食べるのがおいしいのか?と試しに買い、先述のように料理に取り組むのもまた楽しい。次にレトルト食品や缶詰・瓶詰め・冷凍食品を開拓するのも楽しい。こんなに簡単に一品出来上がるじゃん!という発見により平日のレギュラーメンバーに格上げになったものもある。冷凍食品の進化もめざましい。それらに感動するのも楽しい。
また、食品だけでなくホームセンターも楽しい。調理器具や風呂で使うもの、掃除に便利なもの、カーグッズ。これらを新たに発見し、試してみる。良い結果が得られると、とても楽しい。便利なグッズが増えている。それらは買わなくても見るだけでも楽しい。
「生活」って立派なエンターテイメントなんだと気付いた10連休であった

DIYができる

僕は革靴の手入れが好きなのだが、この連休で全ての革靴をリフレッシュすることができた。磨きやヒモの交換、カカトの補修もできた。特にカカトの補修は熱で硬化するタイプを初めて使用した。硬化が素早く、硬度も高い。これならば耐久性も高そうだ。
車のワイパーも交換し、洗車をし、撥水コーティングをした。とてもやりきった気分だ。素晴らしい。時間が有り余っているからこそ、できる行為だ。僕はクラフトマン的な気質があるので、このような作業と、仕上がりは大変満足した。

外にもある、自由人の特権

今回の連休ではないのだが、先日、平日に有給休暇を取得した。そのときに感じたのは平日最高ということだった。一般道も高速道路も、電車も、お店もみんな空いている。
僕はゴルフが好きなのだが、平日の日中は練習場も空いているし、安い。もちろん、本コースでのプレーも安くできるし、混んでいない。登山も、釣り場も、空いている。
僕は混雑や渋滞がとてもストレスになるタイプなので、ありがたい。同じ品物やサービスを受け取るのに、なぜ余計なコスト(時間とお金)がかかるのかと思ってしまう性質だ。仕方のない事ではあるのだが、なるべく回避したい。この性向には自由人がピッタリだ。

自由人のカケラ

もし雇われ人を卒業できたら、と考える。まず、スーツは着なくて良くなる。機能的な服や靴を身に付けられるし、ワイシャツにアイロンもかけなくていい。もちろん着たいときには着ればいい。
朝から晩までマイクラを思いっきりやってもいいし、本を読んでもいい。家庭菜園もいいし、掃除をしてもいい。
時間があるって、なんて豊かなんだろう。
時間がないがゆえに、僕らは外注が多くてお金を使っちゃうんじゃないだろうか。自炊での料理や、靴やクルマのDIY的な手入れは、時間と気力に余裕がないとできない。
今回の10連休は、自由人の生活を僕にプチ体験させてくれた。まさに、自由人のカケラだった。

控えめに言って…家、最高。

単純な事なのだが、見落としていた事がある。家には、いろんなモノが揃っている。
  • PC
  • 電源
  • wi-fi
  • 美味しいコーヒー
  • ベッド
  • 風呂
  • クルマ
これらが当然ながら、ある。
控えめに言って…家、最高じゃん!最高なものは、僕らの足元に既にあるのだ。
外出して、わざわざカフェに行きwi-fiと電源を確保して高いコーヒーを飲まなくても良いのだ。これは大発見だ(錯乱)。
最高級の200gで1,200円のブルーマウンテンでも、20杯飲める。1杯あたり60円である。家にいれば、美味しく、安くコーヒーが飲める。周りにうるさい客はいないし、タバコ吸う客もいない。「ただいま満席でーす!」という店員からのプレッシャーもない。
本も、持ち歩くと重いしかさばるのでkindleに切替を進めているが、そもそも家にいたら大きくて厚い本だって落ち着いて読める。控えめに言って家最高である。
僕らは毎月、安くない家賃を支払っているのに、家にいる時間は実は短い。半日以上外出している。つまり実質的に家賃は半分、損していると考えられる。

余暇時間が原資

このように、お金をかけずとも楽しく過ごすことはできるし、自分でやれる事が増えたら、外注しなくて良くなる事が多いことに気がついた。むしろ、平日のほうがゴルフとかは安いのだから、コスパは逆に上がる。雇われ人を頑張ってお金を稼いでも、凹んだ時間や労力の穴埋めの為に外注や外食、土日の高い料金に使っていたのでは、お金は貯まらない。家にひたすらいて、自炊してDIYして、安くて空いている平日に遊びにいくのでストレスも少ない。
そして余った時間はお散歩したり創作活動をする。これらは無料だ。これこそが自由人なのではないだろうか。
もっとまとまった時間があればベランダ農業もできそうだ。そのほかにも色々できそうだ。それらの原資となるのは、とにかく余暇時間なんだと気がついた。お金があっても、時間がなければ創作はできない。
時間があれば、労働力を投入することで節約はできる。そう考えると、自炊やDIYによって数百円~数千円を節約する事は、同額を稼ぐのと同じ価値があるとも考えられる。
そんなこんなで10連休を満喫し、擬似的に雇われ人卒業した後の生活をプチ体験できた。でもこれも、収入基盤が雇われ人の給与以外に十分に確保できたら、全然実現可能なことなんだよね。

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