最近、更新頻度が落ちてしまっている。来月末でブログ開設から丸一年になるので、もう少し頑張りたいなあと思うのだが、最近は不動産の勉強を始めたのでそれに全力コミットしている感じだ。
今回は日記的に、不動産投資を学んでいる中での気付きを書き残しておきたい。
不動産投資という概念
僕は今まで、不動産という言葉を聞くと、巨大オフィスビル、超高層マンション、広大な農地だとかをまずイメージしていた。そしてそれらは、大手デベロッパーの持ち物であったり、先祖代々から受け継いできた地主が持っているもので、そのどちらでもない僕には縁のない話だと思っていた。
そして、それらは実需(オフィス貸し・住む・農業)のためにあると思っていた。また、投資という言葉は株やFXなどの、いわゆるマネーゲームであり、素人は養分になり、資金力が大きいプレーヤーが有利なシステムで、やはりこちらも縁のない世界だと思っていた。
となると、僕にはサラリーマン(もしくはバイト)をやるか、手に職か資格で起業するか、特許的な発明や作家的な仕事で暮らしていくかの3択くらいしかないと思っていた。実際、それくらいの生き方しか、今まで知らなかった。
しかし、世の中には不動産と投資を組み合わせて経済的な自由を達成し、サラリーマンをしなくても生活できる人たちがいることを知った。しかも、先述のような地主の家に生まれたわけではなく、自分の努力と知恵により獲得した自由なのだった。そんな人たちが現実にいるんだ!と知ることが僕のマインドブロックを壊す第一歩となった。ちなみにこのブログを始めた1年前にはなかった視点だ。
正しい知識
そんな不動産投資だが、決して甘いものではない。ちょっと油断すると養分になるし、かえって負債を負ってしまう可能性もある。だが、株やFXといったものと違い、コントロールできる範囲が広いというのが不動産投資の良いところだ。運・不運はあるのだが、それに対する備えや、回避する方法などがある。技術介入度が高い。しかしその技術介入も、正しい知識を持ち、実践しなければ意味がない。
僕は今、これらの手法を先輩大家さんたちが出している著書やブログで吸収中なのだが、これを自分だけで一人で失敗し、経験しながら学んでいくと考えたら、何十年かかるのかと思う。車輪の再発明をしてしまう。そうならないように、学べるものはしっかり学んで、決戦に備えて資金を温存していく。
街の見え方が変わる
不動産は、決して縁遠いものではなかった。僕が住んでいるこのアパートも、隣にある一軒家も、駅近くの青空駐車場も、ボロボロのアパートも、草ボーボーの空き地も、全部不動産なのだ。これらには全て値段がついていて、借りている人がいたり、何千万も払って自分のものにしているのだ。もちろん先祖から受け継いだものもあるし、それを手放す人もいる。全く管理してない人もいる。駐車場にして、毎月収益を生み出している。
そう思うと、通勤途中のボロ物件やボロアパートの見方が変わってくる。駐車場も、何台止めれて月いくら、とか計算するようになる。不動産は、とても割りのいいレンタルだと感じた。
住宅は万人に必要だし、都心でなければ駐車場も必要だ。買おうとすると何千万もかかるから、簡単に買えない。だから「レンタル」になる。しかも他のレンタルと違い、耐久力が高い。そして相場が比較的、崩れていない。
そういう視点で街を見れるようになったのが自分の中での大きな変化だ。
やっぱり雇われ人も頑張ろう
そして実際に、どんな物件がいくらくらいで売り出されているのか、検索を始めてみた。自分が今住んでいる近所や、実家の近所を検索する。
…意外と高いな、というのが最初の感想だった。結構ボロいのに、600万とかする。ちょっと綺麗なものはすぐに4ケタ万円。もちろん「指値」を入れるのが基本と知ってはいても、最初の価格の高さに面食らった。
不動産投資には融資が使えるが、その前に自己資金として500万円くらいはほしい、と先輩大家さん達は著書の中で述べている。それは、遺産相続などを除けば、やはり自分で働いて、節約して貯めるのが一番確実な方法だ。サイドビジネスを始めて加速させる手を使いたいが、成功する保証もないからそれをアテにしてはいけない。
自己資金500万円を用意し、スタートするにはもう少し時間がかかりそうだ。その間、つまり決戦に備えて勉強して知識を増やし、物件を探す習慣をつける。
そういう方針をとって気が付いた。雇われ人の仕事は、なんてラクなのか、と。上から降ってくる仕事に日々対応していればよい。自分から勉強も大してしなくていいし、方針を考えて悩む必要もあまりない。自分の人生の舵を自分でとるというのは、楽しいけれどラクではない。
コメント
ブログ、全部読ませていただきました。
職歴なしの26歳のフリーターは、営業経験2年積んだら化学素材メーカーに行けるでしょうか?
かなりアホな質問をしているのは承知していますが、厳しい意見でもご回答いただけると幸いです。
コメントありがとうございます。化学素材メーカーは体質が古いので、採用にはかなり慎重であり、基本的には履歴書にキズがない人を好みます(この辺はまだブログで書いていない領域ですね。近々書きます)。しかし、このご時世、若手の確保が難しいのも現実ですので可能性はあります。私が推奨している戦略は、営業経験と若さでゴリ押す戦略です。この方法による転職は29歳がタイムリミットと思います。企業側も、転職エージェントや転職サイトも「20代」というスクリーミングをかけてくるからです。30歳からは、実績ベースの戦いとなります。そのため時間はあまりないことをご留意ください。戦略が必要になります。
まず、化学素材メーカーの、上場会社や超大手はには履歴書にキズがない人や、新卒の学生が応募にきますので普通に挑むと不利です。となると、中堅の素材系メーカーがターゲットとなります。とはいえ、やはり選考は慎重ですので組み立てが必要です。もし私があなたの状況だとしたら、2つ考えます。1つ目は、化学系の専門商社に入ること。僕は商社というのは推奨はしません。キツイからです。しかしながら、履歴書を作るには適しています。中小の商社は常に人不足なので、多少経歴にキズがあっても、大卒なら入れる可能性はあります。私も日々、そういう商社マンたちと接していますので、これはリアルだと思います。ここで2年やって、素材へ転職するのは自然な流れです。2つ目は、大卒でない場合はまず小さな塗料メーカーや建材メーカー等に潜り込み、履歴書を作ります。こういう中小のメーカーは慢性的に人が足りないので比較的入りやすいかと思います。この場合は営業職でなくても良いかもしれません。求人は主にハローワークに掲載しているようです。メーカーというのが大切です。塗料や建材にはたくさんの材料があり、ここから化学業界へのきっかけが生まれます。素材を買って製品を作っているので、この仕入先がターゲットになっていくでしょう。この会社に2年在籍し、エージェントを通して転職活動をすれば化学メーカー側も「無関係な人ではないな」と感じ、選考には進めるでしょう。そこからはウデです。
長々と書きましたが、若ければ若いほど良いと考える人もいますのでひとまずチャレンジするのもありかもしれません。焦ってブラックには勤めないようにしてくださいね。