師の言葉「ブログはアート」

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日記

僕はブログを初めて1年4ヶ月くらいになるが、その中で学んだことがたくさんあるので共有したい。

画面の向こうへのお手紙

たくさんの人がこのブログに定期的にアクセスしてくれるようになって素直にうれしい。アナリティクスの分析によると、約25%がリピーターで、トップページへのアクセスが最も多い。ブックマークやお気に入りに入れてくれていることが読み取れる。これは書き手としてはとても嬉しいことで、ありがたいことだ。

僕は画面の向こうには生身の人間、つまりあなたがいて、画面を通じて交信していると思ってブログを書いている。この記事も、あなたへの交換日記の電子版だ。僕の感性に少しでも共感してくれたり、面白いなと思ってくれているあなたに向けて、お手紙を書いている気分だ。

最近褒めてもらえるけれど

最近は「文章がうまい」とか「面白い」というお褒めの言葉も頂けるようになって嬉しい。また「どこで学んだんですか」ということも聞かれる。

僕本人としては「うまいかなぁ?」と思うのだが、それは僕がいつも自分の文章と共にあるからで、初めて読んでくれた人には「うまい」と思ってもらえる何かがあるのだろう。

久しぶりに、自分の過去記事を読み返してみた。このブログの初期の初期(2018年6月)は、ライブドアブログで書いていた頃の記事だ。移植したのでフォントとかがバラバラになっているが…それよりも…

なんかもう…mixiの日記みたいなノリで書いていて今読むと恥ずかしい。

書く筋トレと回路の開発

過去記事は、恥ずかしいんだけど、あえて残している。徳川家康の「しかみ像」のように。だから、もしブログを始めようとしている人がいたら、最初は全然ダメでも良いんだな、という励ましになれば幸いだ。

そんな過去記事を読んでいただければわかるが、僕は生来、文章を書くことが得意だったわけではない。約1年、試行錯誤しながらブログ更新を続けていく中で、文章を書く技術が向上した。当初は「これはかなりの文量を書いたやろ!」と思っても900文字しかなかったり、頑張って書こうとしても薄い記事しか書けなくて悩んだ。それを半年くらい続けて、足立先生の白熱教室で「1記事5章構成が目安」を聞いて取り入れた結果、今では1,500文字は楽勝で、ノッちゃうと4,000とかいくようになった。長すぎる記事は読み手も疲れるだろうから、内容にもよるが、僕は2,000文字がちょうど良いのではと感じている(今ここで1,400文字くらい)。これは筋トレみたいなもので、続けると最大執筆可能量が増えていくイメージだ。

また、自分の脳内で考えていることを文章にうまく反映させる「回路」みたいなものが徐々に開発されていった。解像度が上がったとも感じている。そういう回路も、何度も何度も「開こう」と試みた結果、開けたのだと思う。サウザー白熱教室レビュー記事も、初期のものは内容が薄い。解像度が低い。文字数も1,500程度でヒイヒイ言っていた。今では4〜5,000文字クラスの重たい記事のレビュー記事がかけるようになっている。これは先述の「筋トレ」と「回路あけ」が要因で、それは記事を書くというトレーニングの成果だと思う。

文章はアート作品

初期の頃の記事は改行も多くて読みにくいし、強調の太字や赤字を盛り込みすぎて画面がうるさかった。なんとも初心者な記事だった。それを後から読み直して、「ああ、強調しすぎはウルサいな」とか、「あぁ〜改行多いのってスマホで読むとめんどいし、なんか余白が多い紙の本みたいで薄く見えるな」とか、自分の作品を客観的に見れるようになっていった。

ブログを始めた当初は、アクセス数は一桁っていうかゼロで、逆に誰が見にきているんだろうレベルだった。しかし何の狙いもなく、記事ネタが尽きてきた頃に、自分が単純に好んでいて最近ハマっているものを紹介しようという気持ちで「サウザー白熱教室」課金マシーンと化した話を書いたら、これが検索上位になったようで、10PV/日をチョロチョロ稼ぐようになった。今でもチョロチョロ続いている(内容薄いので恥ずかしい)。

この頃からだ。

画面の向こうの人に、思いを馳せるようになったのは。こんな僕のブログに、今日は5人も訪問してくれた!この人たちに「時間を無駄にしたな」と思わせちゃなるめえ、というスイッチが入った。

その頃、イケハヤ先生の「ブログ運営の教科書」を読んだ。今でも忘れない一節を引用する。

ブログはメディアアートだ。

もうちょっと精神論をいきましょう。

ブログというのは、本質的には「アート」です。

ブログは、「音楽」や「絵画」と同じようなものです。「単なる日記」、ましてや「お金儲けの手段」ではないんです。

引用:プロブロガーによる「ブログ運営の教科書」イケダハヤト

これです。

これですよ。

ブログは、文章は、その本質がアート。特に匿名のアフィリエイターを目指さない、目指したくない、ブロガー路線で行きたいんだという人は、アート=芸術なんだという気分でブログに取り組むと良いかと思う。

世の中には、毎日更新や1日何記事という目標を掲げる人もいる。しかし、そんな余裕のない精神から絞り出てきたインスタントな芸術を、誰が気に入りましょうや?

だから僕はあえて、自分に義務を課さずに、書きたいものがあれば思いっきり体重をかけて、ゴツイ記事を書こうと思っている。そういうものがないときは、無理して書かないことにしている。店主は僕なのだから。

もちろん、これは各人の信条によると思う。でも少なくとも、この記事を読むあなたは、こういうゴツい記事をお好みだと思う。ガツンとしたコッテリ系を。(あっ、もう2,200文字に)

自己満アートこそ突破口

これからの時代は、自己満足全開で、メチャメチャマニアックなものが、コアなファンを獲得していくと思う。そもそも、人間の趣味嗜好というものは多様だったはず。ゴルフ一つとっても、

  • スコア重視派
  • エンジョイできれば良い派
  • 道具が大好き派

などなど、多様な流派がある。その中でも、

  • ドライバー命派
  • あえてのロングアイアン派
  • アプローチ命派
  • パッティング命派

などさらに細かい流派に分かれ、そこに道具の要素が加わったりすると無数の趣味嗜好が生まれる。

例えばそんな中で僕は、

  • 非ドライバー派
  • アプローチ命派
  • テーラーメイド大好き派

という属性なので、そこに特化した情報を探し求めていく。もちろんドンピシャな人がブログ書いていれば最高だけども、なかなか、そうもいかない。でもエッセンスを持った人のサイトにはたくさんアクセスした。こういうことだと思う。

そして最後には物足りなくなってきて、自分が「生産側」に回っていく。サウザーさんも「読者の成れの果てが作者」とおっしゃるし、染谷昌利さんの『ブログ飯』にも「消費」だけでなく「生産」の大切さが書いてある。さらにえらいてんちょうさんの『しょぼい起業で生きていく』にも「生活の資本化」という概念で「自分が日々やっていることを商品にしていく」ということが紹介されている。

ブログというのは、最も簡単な形での表現方法だと僕は思う。そしてそれはイケハヤさんが言うように「アート」であるべきだ。しかしビビってほしくないのは、アートというのは決して、文章の巧拙ではなく「オリジナリティ」に立脚するということ。あなたの趣味嗜好だからこその感性と、そこから湧き出てくる文章、情報。そこに賛同する同志は必ずいる。僕でさえいたのだから。

そんな同志に向けて、誠実に真摯に、お手紙を書いていこう。

(結局3,000文字になりました)

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