【感想】聖帝ZOOMセミナー第5回(前編)

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セミナー

2020年10月17日(土)19時より、第5回聖帝ZOOMセミナーが開催された。

今回はこの感想記事がやや遅れてしまったが、その分、多くのことを考えていた。

これまでの第4回までは、ややフレッシュな感想を述べてきたのだが、今回は内容のこともあり、ちょっと熟成させて、書いた。

セミナー概要:新しい取り組み

まず、今回は聖帝セミナーにおいて初めて「見逃し配信」が実装された。

これまではリアルタイムにウェビナーに接続していなければ視聴できないというライブのみの環境であり、それはその良さがあったのだが、どうしても都合がつかない同志のために実装された。

直近で開催された、オロゴン・タケゾウZOOMセミナーにおいて、なんとチケットが売り切れて(おそらくZOOMの同時接続数の限界数)、チケットが買えないという難民が発生してしまった。

この「見逃し配信」機能はそのような難民を救済する措置として大変ありがたいものと言える。

ただし!この見逃し配信が視聴可能になったのは10月21日ごろであり、生ライブから約4日を要した。

事情がある人は致し方ないとはいえ、そのタイムラグを考慮すると、やはりリアルタイムの方が好ましいと僕は感じる。あくまでも気持ちの問題だが…

さてそんな見逃し配信はYoutube上で限定公開されており、期限は2020年11月5日23:59までとのこと。

見逃し配信用の録画チケットをこちらから購入できる。

【録画視聴用】聖帝zoomセミナー2020 第五回開催 10/17

 もぎじゅん先生パート

今回のもぎじゅん先生の講義は「eBay転売」であった。

この話題となればこの白熱教室、Kazさんによる無在庫転売レクチャー編がある。

もぎじゅん先生はまさに本作を聴いて、チャレンジし始めたのだという。

この白熱教室の収録とリリースは2019年夏であり、新型コロナが流行する前だった。そのためその頃とはかなり環境が変わってきてしまっているのだという。

また、イチからスタートしたもぎじゅん先生がつまづいたポイントや、コロナのため新たに必要になった対策についてなど、貴重な一時情報が満載だった。

具体的手法が満載すぎて、ここではネタバレを防ぐため多くは語れないのだが、転売に興味があるとか、実践していて他の人はどうやっているのかを知りたい人には非常に貴重な情報になること間違いない。

支那そば軍曹パート

前回、第4回においては「商品の作り方」を細かく因数分解してくれた支那そば軍曹。

それを受けての今回は「商品の売り方」についての講義がなされた。

「売る」とは、「買ってください!」と押しまくることではない。

むしろそういう「こういうところがいいんです!買ってください!」という売り方は、お客さんは引くし、怪しむ。

そうではなく、買わない理由を丁寧に解消していくという方式が講義された。

ヒトは基本的に疑い深いし、イジワルな視点を持っている、とは軍曹の談だが、まったくその通りだ。

僕らは、何かを購入しようと検討した時、必ずアラ探しをしてしまう。

買い物を失敗したくないと思うが故に、それは致し方ない習性といえる。

だからそういうお客の心理を、不安を、ちゃんと理解して先回りする配慮が商売人には求められるのですぞと軍曹は教えてくれる。

僕らは真っ暗で草ボウボウな道は怖くて踏み込めないが、照らされて舗装された道ならば歩いて行ける。

実践の場で鍛えられた、戦場の剣を見せていただいた。

さすがは実店舗を経営する社長さんだ。地に足がついているとはこういうことなのだ。

あだち先生パート

今回は「行動経済学」がメインテーマだった。

行動経済学とは、消費者の心理を分析するもので、それを利用して、多くの企業が広告宣伝活動をしている。

あだち先生はアフィリエイターとして、この行動経済学を勉強し、実践していらっしゃるとのこと。

確かに、アフィリエイトとは、インターネット上で行われる営業活動だから、この行動経済学を知り、駆使していくことはとても有効だ。

今回の講義ではまさにノウハウが満載に詰まっており、ここではネタバレを防ぐために、そのトピックのひとつひとつを取り上げていくことはできない。

もちろん、アフィリエイトを本気でやっていこうとしている人には即効性と、またその考え方の基盤を作るために非常に有用なコンテンツであったことは間違いない。

しかしながら僕がこの講義を聞いて率直に感じたことは

「こういう技に日々、僕はさらされているのか」

ということであった。

人間の習性を知り尽くした、頭の良い人々が、一般消費者を絡めとろうとして練り上げた技術が存在する!

これはおそろしいことだ。

人間の持つ本能的な習性、意識せずともとってしまう選択肢。

それを「選ばされて」しまう。

催眠術でもないし、詐欺でもない。

ただ、心が50:50で均衡しているところを、

51:49にしてしまうような、ほんの小さな一工夫。

それがアフィリエイトだけでなく、人にモノを買わせる技術なのだと。

僕は営業職という職業柄、少しはこのような心理テクニックを知っているつもりでいた。

しかしながら、そんなものは基礎中の基礎であり、もっとアドバンスドな内容が存在していた。

そして気付かれないよう日常的に行使されていて、僕らは日々、その工夫を浴び続けている。

後述する聖帝の講義内容ともリンクするが、このように意図的に絡めとってこようとしてくる人でこの世は溢れていて、それに対する耐性を身につけなくては雇われ人卒業は難しいのだ。

そういう意味で、その絡めとってこようとする側の手の内・手札を公開してくれた今回の講義は、守備力を高めるという意味で大変勉強になった。

聖帝サウザーパート

今回の聖帝サウザーパートは、大きく2部に分割される。

前半はもともと講義しようと計画していたというもので、

「資本主義攻略法の統括・決定版」

と呼べる内容であった。

おそらく、鋭意制作中の聖帝の書籍『資本主義の聖杯』(仮称)の底部であろう。

様々な媒体で語られている「書籍の完成度は6割」というのは今回のセミナー内容なのではないかと予測する。

それほどに基礎から結論までを非常に論理的に解説した内容だった。

既にもう2018年のサウザーラジオと白熱教室シリーズを聴き込んでいる人には、何を今更だったかもしれないが、他チャネルから流入してきた人には非常に効果的な内容だったと思う。

サウザーラジオで10-15分/回で100話分くらいあるであろう内容を、凝縮し濃縮して約2時間にまとめ上げられていた。

ではこの「まとめ」はヘビーリスナーである私ヤコバシにとってもただの復習だったのか?というと、そうではなかった。

既にこれまでも聖帝は表現方法や形を変えて、何度も説明してきたことなのだが、言葉の選び方で響き方が違う部分があった。

ガツンときた部分を紹介しよう。

「勤め人を卒業するには『商品』を作ることが必要。

ただし、商品を作り、そして売ってお金を得るには時間差が発生する。

この『時間差』が、勤め人には耐えられない。

なぜなら、時間とお金の余裕がないからだ。

そして都会に住むと、絶えず広告宣伝シャワーを浴びることになる。

消費欲を駆り立てられて、種銭は貯まらず―――

したがって、多くの人は卒業できない」

ここです。

ここ最高にガツンときました。

『耐えられない』

勤め人…特に都会の勤め人というのは、この聖帝のメタ的視点で鳥瞰してみると、非常に哀れな存在であることを思い知る。

生活費を稼ぎたいが、商品が労働力しかないので、それを売るために就職する。

するとオフィスが東京にあるので都市近郊に住み、通勤する。

※なお家賃は高い。

その通勤途中で、そして日々の生活の中で広告シャワーを高密度で浴びて、消費意欲を喚起されて、買ってしまう。

その購買意欲は、実のところ、真に欲しいもの、価値があるものではなく、見栄や承認欲求に根差している。

それは都会で勤め人仲間に囲まれているから。

勤め人仲間は35年ローンで自宅を買い、新車ミニバンをローンで購入し、ブランド物の腕時計やスーツを見せ合いっこしている。

だから、それが普通なのかなと、錯覚してしまう。

そんな環境にいたら「労働力再生産の罠」から逃れられるはずはない。

都会という巨大な鳥籠に囚われて、抜け出れぬまま一生を終える。

そんなことを感じた。

本来、鳥は自由である。

自己決定権を持ち、好きな時に起きて好きな時にやりたい仕事をして、子孫を残して、そして歳をとっていって、最期を迎える。

そんな鳥は…

いや僕たちは、この目に見えぬ鳥籠に囚われていることに、まずは気がつかなくてはならない。

巧妙に隠されていて気がつかないのだが、確実に攻撃を受けている!

痛みを感じないよう麻酔を吸わされているが、着実に切り刻まれている!

この鳥籠からなんとしても脱出したいと願う者、そして力ある者は、

きっと吸い寄せられるように聖帝コンテンツに辿り着くはずだ。

今回のセミナーの前半は、そんなメタ視点を与えてくれた。

ヤコバシと商品作り

少し話を戻すと、商品を作り・換金するまでの時間差について、僕もようやく最近、実体験を得ることができたので共有したい。

具体的には電子書籍という商品だが、実は構想1年、執筆に半年を要した。

また、作るのはともかくとして、販売に際しては聖帝の助け(白熱教室に出させていただいたり)があって実現した。

僕一人の力では、電子書籍を作れても、皆に知ってもらうことはできなかっただろう。

この電子書籍、僅かではあるが毎月、僕に収入をもたらしてくれるようになった。

もちろん買ってくださる読者の皆様のおかげさまなのは間違いない。

そして執筆のためにかけた労力と時間を換算すると、居酒屋でバイトした方が短期的な意味では効率が良かった。居酒屋バイトなら、時給換算したら数十万円は稼げていたのではないか。

しかしながら、電子書籍を生み出して、そして買っていただくだけの信用を積んで、かつ聖帝の力を借りて、僅かながらの収益を「自分の商品」から生み出すことに成功した。

この体験は殊更に大きいと我ながら思う。

2018年夏に無名のアカウントとして誕生して、全くの無手から作って売った。

この書籍に関しては自動化させることに成功した。

今はまだ1作しかないが、これを2作、3作と増やしていけばよいのだ。

自分オリジナルの商品を作り、売って、お金に換えていくこと。

時間と労働力の切り売りではなく、自分の労働力から切り離された、いわば自立性のある商品を作ること。

そしてこの商品たちは「資産」になっていく。

これこそが聖帝サウザー流の奥義なのである。

後半:ラーメン屋騒動

ここまでの聖帝パートで、ゆうに2時間が経過していた。

そしてこのレビュー記事も、早くも4,500文字を超えた。

今回、非常に注目を集めることとなった聖帝の経営するラーメン屋で起こった事件に関しては、また数千文字かけそうなので後編とさせていただき、分離させて感想を述べていこうと思う。

後編へ続く。

【感想】聖帝ZOOMセミナー第5回(後編)

★Zoomセミナー感想記事リンク

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