サウザー白熱教室レビュー記事。今回は0円アフィリエイターさんのオナ禁編。
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全3回。オブザーバーには足立先生。宮古島での収録とのこと。
ゼロ円アフィリエイターさんについて
ゼロ円アフィリエイターさんには「人生編」の白熱教室もあるので、経歴等についてはそちらに詳細を。本記事では「オナニスト」としてのゼロ円さんについて紹介する。
ゼロ円さんは中学生の頃からオナり始め、そのタフな体力もあって1日に7回の射精がアベレージだという。しかし30代も後半に差し掛かり、その7回がちょっとシンドイな〜と思ってきた頃にサウザーさんと「オナ禁」という概念に出会い衝撃を受ける。半信半疑のまま、実践したら、効果を実感できたので、60日という目標を掲げて宮古島での収録に臨んだ。
1日に平均7回というのは、並みのオナニストではない。そんな規格外の人が60日という偉業に挑んだドキュメンタリーとなる。
足元の麻薬を拾わない
サウザーさんも、ゼロ円さんも、本作に込めた願いがある。本作を聞いて、リセットを思い留まってほしいという願いだ。サウザーさんもゼロ円さんも、オナ禁の大変さを体験し、よく知っているからこそ、リセットしたいという欲のことも知っている。だからこそ、本作を聞いて正しい知識を得て、具体的なメリットを事前に知り、誘惑に打ち勝つ手法を知れば、オナ禁はできる!負けるな!という叱咤激励のメッセージから本作は始まる。
本作の重要テーマは、オナ禁を通じて得られる、自律心と成功体験だ。本作で登場する名言「足元に落ちている、安易な麻薬を拾わない」はまさに的確な一言で、全てを物語っている。オナニーは麻薬と本質が似ているのである。
オナニーは、手軽に性的な快感を得られる娯楽だ。その衝動に打ち勝てる人は、ナチュラル状態では、ほとんどいないだろう。というか、その衝動自体に気づかずに、さらに流されていること自体に気がつかない。もっと言えば、エロ広告などの刺激に対して「反応させられている」ことにも気が付けない。そうして大半の人はオナり続けていく。
そういう「流される生き方」から決別したい人には、ぜひ本作を聴いてほしい。
水先案内人
大航海時代、ヨーロッパ人は香辛料を求めてアジアを目指し、大洋へ漕ぎ出していった。ヴァスコ・ダ・ガマはインドに辿り着いたが、その影には優秀なアラビア人の水先案内人がいた。インド洋を熟知した水先案内人に先導してもらったから、彼らはインドに無事、辿り着けたのである。
これからオナ禁という未知の海域に漕ぎ出していく人は、不安と疑いでいっぱいのことだろう。
- 俺にできるのか?
- 効果はあるのか?
- 本当なのか?
オナニーという、親しみ慣れたプールから飛び出していくにはこれらの疑問がつきまとう。ゴールや報酬がわからないから、踏み出せない。1日1回のデザートであるオナニーを楽しめなくなるという「損」の感情もあらわれる。
これらの答えが本作にはある。規格外のオナ猿であったゼロ円さんとサウザーさんが水先案内人になってくれる。3日、7日、14日、30日、60日。その最中の心理状態、身体の変化、周囲の反応。これらを実体験した人たちから聞けば、試してみる勇気になると思う。オナ禁の世界へ漕ぎ出そう!
僕も実践者として、本記事の最後に見解を語る。
サイエンティスト
サイエンスとは、科学である。科学は、実験による観察やデータに基づき、帰納法を用いて論理性を重視する。サウザーさんはオナ禁のサイエンティストだ。観察や実験を重視して、仮説を導き出して確認している。脳へのダメージ、肉体への影響、精子製造のメカニズム、栄養素などなど…サウザーさんが何年もかけて確認してきた研究の成果を本作では余すところなく聴くことができる。前作の白熱教室リトルからさらに深化したサウザーさんのオナ禁理論をぜひ聴いてほしい。
ただし、サウザーさんは医師ではないので、医学的な裏付けはできない。だがこの問題は、宇宙の真理を探るがごとく、未知の領域への探求でもある。これまで人類はオナニー中毒という問題に直面してこなかったからだ。オナニー中毒は遠因的に人口を減らす可能性があるという事実を知っておこう。前回レビュー記事でも書いたが、今の若い男子はスマホに精子を搾り取られているから、セックス不足の独り者率が高いのだ。
継続テクニック
オナ禁をしようと決めた。いよいよチャレンジが始まる。するとあなたの邪魔をする者たちが次々と現れる。正確には、それらはあなたの内側に潜んでいる。そういう者たちにいかに負けないか、どうしたら継続ができるのか、という具体的なテクニックを本作では教えてくれる。これは前作の「白熱教室リトル」ではあまり語られなかった部分だ。ゼロ円さんが苦しみながらも60日間を達成する中で得た気づきを、ぜひインストールしてほしい。
最後の総括でゼロ円さんは語る。オナ禁をすることで、みんながきっと幸せになれる、日本が元気になるはずだと。本作を最後まで聴いたあなたも、きっと同じ感想を持つはずだ。今のこの現代日本で起きている様々な社会問題は、結構オナ禁で改善できるのではないかと僕も思う。
新たに始めるのではなく、やめる。それだけで、動物としての本来の力を取り戻すことできる。人間が生来持っている、備わった力というのは本当に力強い。それを活かせるようにしてやればいいだけなのだ。
自分語り:創作の原資
自分語りをする。
僕もかつてはオナニーを「1日1回できる、自分へのご褒美」と捉えていた。体力的には1日1回、オナることができるので、しない日はなんだか損した気持ちになってしまっていた。翌日に持ち越すことのできないデザートのように、とらえていた。
そう考えているから「もったいない」という気持ちで1日1回、オナる。それが積み重なって、習慣になっていた。習慣だから、逆にやらないと歯磨きを忘れたような気分になっていた。オカズ探しに1時間を費やしたり、ダウンロードコンテンツを衝動的に買っちゃったり、今思えば常軌を逸した行動をしていた。
ーーーそして、果てた後はぐったりするのである。約半日、身体がチャージのための休息や栄養を欲するのだろう。なんだか、下半身が「すかすか」する感じ。ああ、キンタマが空っぽなんだろうなぁ、チャージ中なんだろうなぁと思いながら、脳も回転が悪い。今日はもう、何もする気が起きないや…それがかつての僕だった。
サウザーさんを知り、オナ禁と出会う。僕はもともと、上記のような状態に罪悪感をおぼえていたので、チャレンジへの踏み出しは躊躇がなかった。だが、歯磨きレベルに15年ほど習慣化された行動様式は簡単には変わらなかった。その中で、いくつか気が付いたことがあるので共有したい。
3日目まで
僕の体質のせいかと思うが、オナった後、フィジカル的に回復するには3日を要すことがわかってきた。これはAVをイヤホンで聴いて30分ほど刺激を受け続けた末の、最大ダメージを負った場合だ。
最近ではAMSRという新たなジャンルが誕生しているが、耳からの刺激は脳へのアタックが強く、脳内物質を多く分泌すると僕は感じている。試しに、AVを音無しで試した時にはダメージが少なかった。
僕の実験によると、動画(音声アリ)>動画(無音)>画像>想像の順、そして時間は長ければ長いほどダメージは増える。また、「足ピン」もPC筋に刺激(=快感)が入るぶんダメージ大だと感じた。
何を研究してるんだろうね。
4日目(峠)
僕にとっては4日目は峠だ。チャージが完了し、身体が「いけるぞ?」と囁いてくる。この状態で「外部刺激」を受けると大体やられることが多かった。外部刺激とはエロ漫画の広告とかだ。これは僕が良くなかったのだが、僕は暇つぶしに2chまとめサイトをよく見ていたのだが、これには大量のエロ漫画広告が貼られていた。
アフィリエイトを少しかじったのでわかるのだが、これは明らかに読者層を狙って、このエロ漫画をコンバージョンさせるための配置だ。まんまと、ひっかかっていた。なんというか、性的な「反射」を利用されているのが罠に捕まっちゃう野生動物みたいで、悔しかった。
個人の体力によると思うので明確には言えないのだが、オナ禁初心者はこの「フィジカルチャージ完了の日」でリセットしてしまうかと思う。フィジカルチャージ後から本当のオナ禁が始まるとも言える。
僕はこのフィジカルチャージ完了→リセットのコンボからなかなか脱却できなかったのだが、それは先述の「外的刺激」が原因の大半だった。そのため、2chまとめは見ることをやめた。また、ゴロゴロして手元にスマホがあり、ヒマだと、ついつい2chまとめやら動画漁りをはじめてしまうので、その状況を避けるようにした。
あと、旧DMM系の電子書籍アプリや動画アプリもアンインストールした。ワンタッチで見れてしまう環境がそもそもよくない。再ダウンロードがめんどい、というたった一枚の壁だけでも抑止力になる。
7日〜10日
この辺りで体調の変化に気づき始める。朝の起床がつらくない。
オナっていた頃は、朝起きるのが辛かった。充電80%なのにコンセントから引き剥がされるスマホに似ていた。精子チャージ、脳内物質チャージに身体は忙しかったのであろう。その分の負担を減らしてやったから、100%まで回復できるようになっていた。
14日以降
今この記事を書いている8/1では僕は19日目なのだが、この1週間は創作意欲の発生を明確に感じ取れた1週間だった。今の僕のとっての創作活動はこのブログだ。ブログを書くためには大きな「余剰」が必要だ。少なくとも、僕のようなタイプの「重たい記事」を書くには割とまとまった時間と意志力と創作意欲が必要だ。それらの原資となるのが「体力」なのだが、この体力の高まりをオナ禁で感じている。
オナ禁する→回復量アップ→睡眠時間減→活動量アップ→創作活動
という流れだ。オナると余剰が生まれないので創作活動に至らない。他の「作業」的な活動ならいざしらずだが、自分の脳みそをフル回転して作り出そうとする「創作活動」をするにはオナ禁が最適解だと僕は感じている。実際、先述の「4日目」で峠でよくやられていた頃にはブログはほとんど書けないか、書いてもショボい内容だった。
だから、もしブログに限らず、何か創作活動をしたいと思っている人はオナ禁を推奨する。創作の原資は、体力だ。ここに余裕があるから、時間に余裕ができて、ひらめきが生まれたりする。自分との対話が増えたりする。ともかく、体力が原資なんだ。
エロ物質に対する耐性
インターネットをする限り、エロ広告から完全に逃れることは難しい。
しかし、自分の身体に起こるプラスの効果を体感しつつ、自分がやられてしまうシチュエーションについてケーススタディを知ることができたなら、大きく前進できる。「エロ広告は、俺をハメようとしている」という意識があれば、それをはねのけることもできるようになる。エロ広告ではやられなくなってくる。こうして耐性を獲得していくと、オナ禁日数は徐々に4日から7日、さらに10日と記録更新していけるだろう。
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