【感想】サウザー白熱教室 足立先生Ⅱ編

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聖帝白熱教室

サウザー白熱教室レビュー。今回は足立先生の第2弾、

ロジックと理詰めのブログアフィリエイト講座 ~正しい手法の上に、根性で築く~

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全7回。

前作は足立先生いわく「こんなにたくさんの人に聴いてもらうとは思ってなかった」とのこと。今回は満を持して初心者〜中級者へ向け、足立先生がコンサル生にレクチャーしている内容の一部を紹介してくださる。もちろん、コンサル生は自前のサイトの添削をしてもらえるので、本作を聴いたからといって同じ効果が得られる訳ではない。では本作のレビューに入っていこう。

概要

本作は全7本から成る。これまでのシリーズにおいては4回構成が多く、5〜6回に延びた場合は最終話がオマケ的なものや、短め(30分くらい)というものだった。今回も同じかなと思ったが、なんと全部みっちみちに詰まった7本立てだった。つまり約7時間分の収録となる大作だ。そして、この7本の中でVol.2の30分あたり(最初の150分)まで、サイト構築もアフィリエイトもしない。そして150分から、具体的な技術論が始まる。だが、この約150分こそが本作のコアだと言える。足立先生が重視したこの部分こそが序盤の山場で、大半がここで脱落するという。これを乗り越えた人は簡単には脱落しない。

アフィリエイトはビジネスです

ネットの世界には「アフィリエイトでお小遣い稼ぎ!」「誰でもできる!」という記事が散逸されて、しかもそれが「簡単」「稼げる」を前面に押し出しているから、アフィリエイト=お手軽というイメージが漂っている。近年では、ユーチューバーも似たようなイメージを持たれていたかと思う。

最近でこそ、ユーチューバーはサラリーマンよりもよっぽど大変だぞという情報がユーチューバー自体によってもたらされているが、相変わらずアフィリエイトには「誰でもできる」というイメージが残っている。実際、僕もそう思っていた。

足立先生も「確かに、誰でもスタートすることはできます。が、稼げるというのはまた別の話です」と仰っている。そう、パソコンさえあればブログも始められるし、広告を貼ることもできる。ここまでは誰でもできる。だが、実際に収益をあげられるかどうかは、本人の手腕にかかっている。足立先生は「アフィリエイトはテレビ番組と同じ。面白いテレビ番組を作って視聴者を集めて、広告を見てもらい、商品を買ってもらう。テレビ局は、広告主から報酬をもらう。アフィリエイトは、立派な広告ビジネスです」と。

ビジネスである以上、甘いわけがない。この道何十年というベテランや、会社組織が事業として行なっているようなビジネスなのだ。足立先生だって、競合の一人なのだ。そんな凄腕プレーヤーがたくさんいる中に、初心者の自分が参入する。簡単なわけがない。だからこそ、相応の覚悟をして取り組んでほしいと足立先生は言う。

「アフィリエイトってPCさえあれば誰でも稼げるんでしょ」という軽い気持ちで入ってきた人は玉砕間違いない。繰り返すがアフィリエイトはビジネス。ゆえに相応の努力が要るという部分を、Vol.1では実例も交えてお話しして下さる。

心と体が8割くらい

本作に直接登場する表現ではないが、僕は人間の営みには心技体が必ずあると思っている。本作においても、アフィリエイトというビジネスに対して心技体という切り口で僕は考察していた。「この部分は心だな」「ここは技だな」と感じながら聴いていた。

最初の150分の部分は「心」「体」の部分にフォーカスされている。まず先述の通りアフィリエイトに取り組むための覚悟、および目標設定などマインドに関わる部分を「心」とすると、かなりの部分の時間が割かれている。足立先生も多数のコンサル生を見ていく中で、この覚悟がない人は必ず脱落すると仰っている。

「体」とは僕の解釈では、時間の使い方や設備などの「環境を整える」部分だ。作業をするための時間、人間関係、時間の割り振り、職場での振る舞い、勤務中、サーバーの選び方、使う道具のおすすめ、などだ。これは一部「心」とも重複する部分がもちろんあるが、まずカタチから入れるものは「体」だと僕は思う。機械的に実行できるものだ。この部分で土台をしっかりと作らないと、後述の「技」は積み上がらないし、積み上げても脆いものになってしまう。

そして、Vol.4以降は「技」が中心になってくる。そこでもう一度「心」の分野が顔を出す。小手先の技術だけでなく「心」が通ったアフィリエイト活動でなければ成果は出ないと、この道のプロである足立先生は言う。この部分での「心」は前半部分の「心」とはまた違う性質を持っている。ぜひ聴いて、その真髄に触れてほしい。

技について

Vol.4,5,6,7は主に「技」の紹介となる。とりあえずブログをスタートして、毎日記事を書くというレベルはできた、サイトも開設できた、という段階だ。しかしそれだけではアクセスは集まらない。アフィリエイト収入を得るには、読者を集める仕掛けが必要になる。

サイトにはSNS型とSEO型があるが、アフィリエイターが目指すのはSEO型だ(SNSはブロガー)。SEO対策とは、検索エンジンであるGoogleのシステムにおいて、上位表示をいかにしてゲットするかという手法だ。ここが生命線である。

そして、競合を押しのけるSEO対策よりも重要なのは「どういうサイトを構築するか」というメタゲームの視点である。検索需要がないテーマのサイトを作っても、収益は上がらない。多くの人が関心を持ち、検索するワード。そしてそれに対応できる商品が世の中にあり、それの広告報酬が用意されているかどうか。その視点で、自分が参入すべき戦場を決める。このメタ的な視点を足立先生は授けてくれる。もちろん、検索需要があり、広告費も豊富なテーマというのは既に競合並み居るレッドオーシャンだ。ではもう諦めるしかないのか?というとそうではないと足立先生は言う。

大ベテランがライバルとして存在していても、うまく渡り合う方法や、そこをすり抜ける方法、そして自分のレベルアップにより真っ向勝負を挑む方法も紹介される。そう、やはりアフィリエイトはビジネスなのだ。

買うべき人は?

まずは副業で稼ぎたいサラリーマン。アフィリエイトは元手となる現金が他の副業と比べ少額で済むのと、サラリーマンをしながらでも取り組めて技術介入できる余地が多いタイプの副業だからだ。

転売や不動産、パーティビジネス、コンテンツ販売も同じような性質を持つが、アフィリエイトは深夜でも実行可能という点が大きい。不動産は内見や実作業があるし、パーティも幹事として現場でオペレートしなくてはならない。転売も自動化できないと発送作業やクレーム対応があるし。コンテンツ販売は自分に信用や実績がなければ販売は難しい。

これらに対してアフィリエイトは実世界での時間帯を考慮しなくてよく(深夜でも作業可能)初期費用(数万円)があれば参入ができる。コンテンツ販売と違って、自分の信用を使うわけでもないので参入しやすい副業といえる。さらに、技術介入度が高いときている。ゆえにサラリーマンにおすすめの副業だと僕は思う。

僕の体験と感想

僕は前作の足立先生の白熱教室を聞き、ブログやアフィリエイトに興味を持った。そしてこのブログを2018年6月に開設した。ちなみに今作で足立先生が「ダメです」と断言している無料ブログでスタートしていた笑。結局、僕はワードプレスに本ブログを引っ越したのだが、その際は引っ越し作業がかなり大変だった。フォントや改行のズレも多く、修理作業に時間を使ってしまっている。

ブログを初めた頃を思い出すと、当時は600文字の日記を書くのだけでもヒイヒイしていたし、見出しをつけるとか、読みやすくする工夫も何もしていなかった。

自分では文章書ける方だと思っていたが、mixiの日記とは違った。世に送り出す商品だという自覚を持って、読んでくれる人のことを考えるようになった。結果として、多くの部分で改善ができたと感じている。

先述のとおり、僕は過去記事の手入れ作業に追われているのだが、その手入れをするときに、今の僕ならしないなという表現、文字の水増しなどを感じる。この感性こそが、この9ヶ月の成長だと実感した。

そして僕は、2019年1月に予期せぬバズりを体験して、一気にステージが上がってしまった(ブログ運営3度目の成功体験)。

この予期せぬバズにより、僕は自サイトが低質な記事だらけだったのを後悔した。急いで記事追加したけれども間に合わないし、そんな付け焼き刃では良い記事が書けなかった。その数日間、何万人も訪れてくれたのに、まともな記事がなかった。駅前の一等地に出店してお客さんがたくさん来てくれていたのに、マトモな商品がなく平謝りする店みたいになっていた。アフィリエイトもやってなかったし、その技術を用いようともしてなかった。というか、足立先生のいうところの「準備運動」の段階でバズってしまったのが僕のサイトだった。

こんな感じで一種の事故ではあったのだが、僕はこの事故を通じて、画面の向こう側にいる読者の皆様の存在を認識することができた。これは大きい。そういう体験があったからこその本作、足立先生Ⅱのリリースは僕にとってタイムリーだった。

でも僕はアフィリエイターになろうとは現状、思っていない。僕は僕にしか書けない、属人的な商品を作りたい。ネット芸人寄りなんだけどネット芸人も目指してない。

サイト構築と集客というアフィリエイトのエッセンスと、サウザー師匠から学んだエッセンスを組み合わせた商品を作ろうと思っている。

本作はとても有用だった。この内容が1万円チョイで手に入るというのは正直言って破格だ。何回も聴けるように作られていて、mp3形式であるというのが最高だ。僕もサラリーマン業が忙しくなったり、ゴルフが楽しみになっちゃうと、ついついブログから遠のいてしまうのだが、そんな僕に定期的に喝を入れてくれるのが本作。

まずはVol.1を買ってみることをお勧めする。

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