【感想】サウザー白熱教室 ふんどし王子編

サウザー白熱教室

サウザー白熱教室レビュー記事。今回はふんどし王子編(王子が敬称なので”さん”はあえて付けませんでした。呼び捨てではないです!)

ふんどし王子に、高卒製造業勤務から不動産賃貸業で勤め人を卒業する方法を全てお話して頂いた!

(noteページに飛びます)

全6回。ゲストはふんどし王子となっちーさん。なっちーさんは「不動産超入門編」に続き2作目の出演となる(なっちーさん編レビュー記事)。

ふんどし王子について

本作のゲスト、ふんどし王子について私の知る範囲でご紹介。

お名前の由来

まず、正式なお名前は「大日本☆越中ふんどし王子202」といい、著名投資家の加藤ひろゆきさんの命名。かつては「やまざるRich101」という名前で活動していたが加藤さんに「弱そうな名前だから、ワタクシが命名しちゃる!」ということで命名されたのだそうだ。それが短縮され「ふんどし王子」という通称となっている。

親しみを込められ、またペ・ヨンジュンにちょっと似ていることからもさらに短縮され「ふん様」と最近では呼ばれている。(これより先、僕も「ふん様」と呼ばせて頂きます)

ブログ・著書

ふん様はブログを活用している。作中でも語られるが、自分のメディアを持つことは強いとのこと。自分のプラットホームがあれば、そこを起点に人が集まったり、企画を作れる。ふん様のブログはこちら

また、ふん様は2冊の著書を出版している。

『高卒製造業のワタシが31歳で家賃収入1750万円になった方法!』(2017)

『100万円以下の資金で夢ツカモウ!「家賃収入」でセミリタイアして「世界一周」旅行に行く方法!』(2019)

(ごま書房新書)

今回の白熱教室の収録は2冊目が出版されるタイミングだった。1冊目出版の際はサラリーマン現役で、2冊目の時は卒業後。

来歴

ふん様は富山県で生まれ育ち、著書のタイトルの通りに高卒で製造業の会社へ就職。いわゆる「現場」でブルーワーカーとして働きながら、不動産投資を地元で実行。1冊目の本を出版した時にはまだサラリーマンをしていたが、後に退職。現在は不動産大家業をメインとされている。既婚で2児の父でもある。最近では盟友のポールさんのYouTubeチャンネルでも情報発信をしている。

天才投資家ポールのお金持ちになるクレイジーマインドちゃんねる

ここまで書いてきて、既に1,000文字オーバー(汗)。これだけで1記事かけてしまうので白熱教室のレビューに入っていく。

お手本と呼ばれる男

作中でもしきりにサウザーさんから「ふん様はホントお手本!」「ホント優等生です」という発言が飛び出す。不動産業界には様々な流派があり、それぞれ手間や収益性に差がある。かつ、それらには「個人の好み」が強く反映される。特に、成功している大家さん達にはそれぞれのカラーがある。

そのように多数の流派がある中で、ふん様の投資方法というのはアクが強くなく、とてもシンドイことをしなくても再現可能という点が、サウザーさんが「お手本」と呼ぶ理由だと僕は感じた。サウザーさんご本人も述べているが、サウザーさんはボロ物件を気合のDIYで直す派であり、その労働力投入は強い意志とテクニック調査の情熱がなければできない。あまりの肉体的ツラさに断念する人もいるという。それに対してふん様はDIYは最小限とし、うまく業者さんを使いながら仕上げていく。この辺がお手本たる所以で、再現性が高い。

僕も実家で内装の塗装をしたことがあるが、結構きついし、1日で進む範囲は意外と小さくて、これ一軒終わらせるのに何ヶ月かかるんだろと絶望した経験がある。ふん様も仰っているが、「かけた労力とコストの割に、クオリティがイマイチ。材料のハンパも出るし」とのことで、効率とクオリティを求めるならばやはりプロにお任せするのが初心者には入りやすい。

また、初心者が陥りやすいミスに対しても適切に対応し、先輩大家さん達からアドバイスももらいながら、大事故を起こさずに、それでいて無茶もせずに着実に拡大してサラリーマン卒業。その軌跡はまさに後続となる我々のお手本、指針となる存在だ。もちろんミスしやすいポイントも本作中で存分に語っている。

投資家という生き方

これはあくまで僕が感じたことなのだが、ふん様は「不動産が好きで好きで仕事にしちゃいました!」という人ではない。投資対象として優れているから、投資をしている。お金を効率よく稼ぐための「手段」として不動産と接しているように思う。もし、不動産がもっと儲からなくて、手間のかかる商売だったら、きっとふん様は手を出していないだろう。

不動産大家には様々な流派があり、その中には「不動産が好き!大家業が楽しい」という流派の人も存在する。もちろん、最初から好きだったわけではなく、やってみたら面白かったというパターンなのだが、ふん様はこれに該当しないと思う。そういう切り口から見ても、ふん様は我々のようなサラリーマンのクラスから脱却したいと思う者達の道しるべになる。

本作や著書にもよく名前が登場するが、加藤ひろゆきさんと吉川英一さんというこの界隈の開祖がいる。このご両人の薫陶を、若き日(24歳くらいの時)に直接受けたのがふん様であり、そういう意味で、第2世代の投資家と言える。加藤氏・吉川氏は不動産投資という商売を書籍やブログで広め、当時は実践者も情報も少ない中、独自の方法で道を切り開いた源流として特筆すべき投資家だ。その源流をミックスさせ、実践して体系化し、さらにわかりやすく再発信したのがふん様やなっちーさんなのである。

著書との相乗効果

本作はマインド的な話題も多いが、もちろんテクニカルな、ノウハウに特化した部分のパートも遺憾なく語られている。

  • タネ銭の貯めかた
  • 第1号物件の購入エピソード
  • 融資の引き方
  • 拡大の方法・手順
  • 法人化について
  • 税金について
  • 賃貸と転売の使い分け
  • メンター(師匠)や仲間の見つけ方、仲良くなる方法

などなど、ノウハウも非常に豊富な本作の詳細はここでは紹介しきれないし、ネタバレもできないので、ぜひ聴いてほしい。内容としては著書と重複する部分ももちろんあるのだが、著書では語れない部分もオーディオブックなら語れている部分がある。著書だとサラっと述べた部分が実は大事な部分やんけ…というのが僕の感想だ。

著書を読む→本作を聞く→著書を読む…のループを行うと凄まじい勢いで理解が進む。特に、著書は出版物であるがゆえに語れないこともあるし、文字だと意外とサラっと述べてしまう部分もある。逆に、オーディオブックは画像が見れないので、著書に載っている物件の写真や利回りの数字を見ることで理解が早まる。

これは僕にとっても新しい発見だった。著書とオーディオブックを両輪にして活用することで1+1=2以上の効果が得られる。ちなみにこの現象は次回レビュー予定の加藤ひろゆきさん編でも炸裂する。個人的には、ぜひとも吉川英一さん編の白熱教室をサウザーさん作ってくれないかなぁと思う。

新時代の「豊かさ」

ふん様は2冊目の著書において「無形資産」の重要性を説いている。もちろん、本オーディオでもその重要性をお話しされる。無形資産とは、不動産や車のような「有形資産」に対する財産のことで、具体的には「信用」や「夫婦関係」という目には見えないけれど蓄積したり、減少する資産のことだ。ふん様は不動産投資をしている中で、富の源泉はこの無形資産にあり、そしてこの無形資産の価値はこの時代にこそ、上がり続けていることをつかんだ。

日本人は長らく、この価値観(無形資産が大事)で生きていたはずなのに、高度成長期とバブル、平成不況を経て「お金」を第一とする価値観に覆われてしまった。しかし、景気が上向き、世界中の生産力が上がっていく中で、「モノ」や「カネ」の価値は相対的に低くなった。モノやカネをたくさん持っていても、価値が少ない世界になりつつあるのだ。そのような状況の世界では「無形資産」がある人が豊かになる。そのコツや本質についても本オーディオブックで学ぶことができる。本作は、単なるマネーゲームの攻略、財テクに終始しない、新時代の「豊かさ」について述べた傑作だと思う。

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