【感想】零時レイ×聖帝サウザー　対談音声

オーディオブックレビュー記事。

今回はサウザー白熱教室に関連した、零時レイさんと聖帝サウザー氏の対談音声を聴いたので、その感想を書いていく。

作品の概要

脱サラ恋愛工学生サウザーさんと「カネと女の山」を登るための戦略会議（noteページに飛びます）

全5話。

5話で合計、約2時間ほどの対談を収録した音声となっている。

本作は零時レイさんのnoteページにて販売されている。各話840円（2020.8.23時点）。

白熱教室・零時レイさん編の前段にあたる対談音声となっている。

なおリリースは2019年9月25日である。

（零時レイさん編のレビュー記事はこちら）

白熱教室と併せて聴きたい

先述の、白熱教室・零時レイさん編と本作は兄弟作…というか、実質的に、ひとつながりの作品だ。

白熱教室がリリースされて約1年が経つが、最近になって存在に気付いて購入した次第だ。

白熱教室では、零時レイさんが「オンナ」からスタートして、経済的な面つまり「カネ」で成功を掴んでいく過程が解説されていた。対して、本作はサウザー氏が「カネ」からスタートして「オンナ」をクリアしていく過程が解説された。

白熱教室本編とはまた違った切り口から論が展開されていた。

零時レイさんは聖帝サウザー氏が若かりし頃、ナンパの教本として愛読していた『究極の男磨き道ナンパ』の著者であり、ブログも初期から読み込む大ファンだったという。

よりディープな零時レイワールド

もちろん白熱教室本編でも、零時レイさんに関する紹介や、自論の披露は行われた。

白熱教室は零時レイさんが提唱する「ナンパは最強のソリューションである」をわかりやすく音声で勉強できる教材であり、明確な進行レジュメが用意されている。

それに対し、本作はそのような理論的な構成ではなく、トークの大枠は決めつつも、ややフリートークな流れで収録されている。

そんな自由な雰囲気で収録されるからこそ出てくる、良い意味での脱線がとても良い。その脱線は、お互いのこれまでの人生の裏打ちというか、土台の片鱗を覗かせてくれるからだ。

そうか、そういう背景があったから、そうなったんだ、という気付きを与えてくれる。

零時レイさんの質問の仕方も非常に巧みで、これまであまりインタビューされる側をやったことのない聖帝サウザー氏へナイスな質問をしていた。

もちろん、本作の後に控えている白熱教室本編の内容を補足するという意味でも本作は非常に有用だ。
この対談は連続で行われただろうから、その中で重複される話題はなるべく避けられているはずだ。

白熱教室本編で端折られているであろう部分も多くあり、本作と併せて聴くことで、一連のシリーズを真に理解できると言えよう。

聖帝ファン待望のファン音声

本作は白熱教室マニアの僕としては非常に貴重な一本だと思う。

なぜなら白熱教室というのはサウザー氏がインタビュアーであり、ゲストが主役だからだ。そのため、サウザー氏自身のお話は控えめである（当たり前だが）。

しかし！聖帝マニアの僕は、聖帝サウザー氏の情報をなんとか聞けないか？とずっと思ってきたのだった。

その願いが、本作で叶えられた。

まず、サウザー氏の幼少期や中高生時代の話。これはKaiさん編でも少し出てきたが、今作では初情報が結構出てくる。

受験生時代の話なども興味深い。

あとはなぜ歴史が好きになったか？というキッカケのエピソードと、文学に対する研究の話など。

そして何よりも「なぜ勤め人卒業を、皆に広めているのか？」という点。

これまでも、勤め人という生き方がどれだけシンドイのか、搾取されているのかを、氏は様々な媒体で語ってきた。

そして、なぜブログで発信し始めたのか。

Voicyでパーソナリティとなってネットラジオで発信したのか。

その「キッカケ」が僕はずっと気になっていた。

単なる名声欲だけじゃあ、こんな途方もないことはできないと思う。

しかも直接的な報酬もなく。

サウザー氏は既に不動産でカネの自由は得ているし、カネがかからない生き方をしているから、カネに目の色変える必要もないはずだ。

だから…なぜ、こんなに懇切丁寧に、顔も知らない、利益も生み出さない人々のために有用な発信を始めたのか？そしてずっと続けているのか？

僕はずっと知りたかった。

その答えが本作では明確に語られている。

もし僕と同じように、聖帝サウザー氏の「志」を知りたい人は、本作を聴いてみてほしい。