聖帝の白熱教室レビュー記事。
本作、正しくは「博士」氏と「フランケン」氏編であるが、ここは便宜上「医師編」と銘打った。
正式名称およびリンクはこちら。
(noteページに飛びます)
ゲストは医師クラスタで著名な
博士(@ysugimoto)
フランケン(@BlackSheep8270)
の御二方である。
本作の概要
聖帝コンテンツには、実は多くのお医者様たちが集うという。
「経済的に独立して、ニートになりたい」
それが聖帝の発信活動のメイン(一部、女修行コンテンツもあり)であった。
この発信は、勤め人・雇われ人の境遇に不満を覚えている者によぉく刺さるコンテンツであり、僕なんかその代表選手みたいなものだ。
そのように、いわゆる「普通のサラリーマン」に刺さるはずのコンテンツが、どうやらお医者様たちにも刺さっているのだという。
このことは、聖帝一行が2018年から行った「リアルセミナー」にて発覚したと記憶している。
まず2018年には大都市にて行われ、続く2019年には全国セミナーと銘打ち、各地方の大都市でセミナーが開催され、盛況となった。
そしてやはり、その中でも「医師クラスタ」は多く見受けられたのだという。
今回のゲスト、博士とフランケン(以下、敬称略)はそんな全国セミナーの中で聖帝と接触し、医師という職業もまた、不自由な存在であるのだと話したという。
そして全国にいる、悩む同胞たちへ向けて、ぜひ発信をさせてくれないか、一緒に白熱教室を録らせてもらえないかと、そのように熱ある具申によって、本作は生まれたのだという。
なお本作の収録は新型コロナウイルスによるパンデミックが起こる前(2019年秋)に収録されているとのことで、パンデミック後に収録した続編もリリースされている。
(続編についても後ほど感想記事を書く予定)
→書きました:白熱教室レビュー医師編(2)
医師という職業
まず本作は、先述の背景により、全国各地にいる医師の同胞たち、特に悩む若い医師に向けて作られている。
そのため、序章は、いかに医師という職業が特殊であるかの説明がなされる。
そして現代日本が抱える、医療現場のリアル、そして医療財源や、そのメカニズムについてが語られる。
このことは、普通に生きていたら知り得ない情報だと思う。
また、そのことをよく理解していない若き医師たちへ向けては、この業界的な構造をわかりやすく解説してくれた本作はとても有益であると思う。
このような特殊な構造によって、医師たちは歳をとったときに「詰み」やすくなってしまう。
約10年、突っ走らされて、後に残るものは何もなく、「詰む」のだと博士とフランケンは言う。
まさに彼らがその憂き目に遭遇し、突っ走って…突っ走って、ガチ過労で死にかけたり絶望したりした実体験から語られる。
特に若い医師たちは、この現実を聴いた上で、今後どのように進んでいくべきなのか、考えてほしく思う。
そのようにして本作は、先輩医師からの親切心で、編み上げられている。
僕は医師ではないが、そのような思いやりの心でもって、本作は作られていると感じた。
医師ですら、勤め人の枠からは…
「俺は医者じゃないから、関係ないなぁ」
と本作をスルーしている人は多いのではないだろうか。
確かに一見、そのように感じる。
しかし医師ではない、普通の勤め人・雇われ人である私ヤコバシが聴いて感じたことは、
「雇われの身である限り、お医者さんですら、これが限界なのか」
であった。
お医者様と言えば、理系の最高峰たる医学部に合格し、その学生生活も本気の勉強の日々であり、そして最難関資格たる医師免許試験に合格した人たちだ。
とても頭が良く、最強の資格「医師免許」を持つ彼らは、世間的には高年収の代表格とされる。
勤務医でも年収一千万は基本、開業医ともなれば数千万円の年収があるという。
高級車に乗り、立派な豪邸に住み、人命を救うというこれ以上ない「やりがい」のある仕事をしている…それがお医者様だと。
何に不満があるのだろうかと僕は不思議だった。
詳細は本作中で語られるが、要するに、たとえお医者様であっても、「勤め人・雇われ人」という形態である以上、その基本は我々一般的なサラリーマンと変わらない、ということだった。
確かに年収は高いが、それはやはり「経費」であると。
多大なストレスに対して、そして次世代の医師を再生産するための経費として、多めの給与が支給されているだけなのだ。
そして彼らが高級車や豪邸に走るのは、忙しすぎてお金を使う時間がないからなのだ。
そんなお医者様のリアルを聞くにつけ、僕が感じたのは、繰り返すが
「お医者様ですら、これでは…」
という感想だった。
最難関資格の医師免許を持っていて、その仕事自体に途方もないやりがいがあったとしても…実は満たされないのだ。
だから聖帝コンテンツに引き寄せられるのは必然だったとも言える。
確かにお医者様たちは職を失うリスクも低いし、強い資格(医師免許)がある。
それでも不満や不安を持っていたり、このままで自分の人生幸せなんだろうかと悩み、聖帝コンテンツにたどり着くのだ。
このことからわかるのは、いかに昇進しようが、専門知識を身につけようが、どうやら理想郷は無いらしい、ということだ。
繰り返すが、お医者様ですら、こうなのだ。
そのように、あきらめを手に入れた僕は、自分の勤務先で出世することにますます旨味を見出せなくなった。
雇用主から「自由」を削り獲っていく
本作の表題を振り返る。
「センセイ、自由は欲しくないですか?」
このタイトルからは、当然、お医者様たちが不自由であることがわかる。
お医者様たちも、僕ら一般の雇われ人たちと同じく、自由を求めているのだ。
※十分な社会的地位・名誉・やりがい・高年収があってもだ!
本作の終盤では、そんな同胞たちへ向け、医師としての先輩であるふたり、特にフランケン医師が「自由」の獲得方法を具体的に解説してくれる。
僕のように外出が基本の営業職でもなく、成果を出せばいいんだろとも言いにくい医師というお仕事において、「自由」を作り出していくことは、一見難しいように思える。
しかしながら、もっと大きな枠組みで見たときに、医師という職業は、世間全体から見たら社会的なインフラの一部であり、決して病院の手駒ではないのだ。
この倫理観を利用し、自由な時間を無理なく削り獲っていく手法は、非常に勉強になる。
主体的に、獲得していく必要があるのだ。
仮に医師でなくても、この手法は応用できる。
自分の勤務先よりも、もっと大きな枠組みを利用していくことで、無用な軋轢少なく、自由つまり自分の時間を削り獲っていけるのである。
お医者様は必聴の一本、かつ医師でない勤め人で自由を何とか削り獲っていきたい人におすすめの一本。
紹介文、担当しました
本作ではVol.4とVol.5の紹介文を担当させていただいた。
(Vol.1〜3は聖帝・博士・フランケンの直筆)
Vol.4では「医師以外も聴いた方がいいですぞ」というメッセージを込めた。
Vol.5では、医師の皆様はもっと怒らねばなりませんぞ、というメッセージを込めた。
みんなを助けるアンパンマンではあるけれども、無条件に顔をついばまれていていいのか?という内容だ。
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